気まぐれ読書記録 #2 『旅を栖とす』

こんにちは。
室田夏海です。

気まぐれ読書記録#2 、今回は高橋久美子さんの『旅を栖とす』です。

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旅に出たい、旅をしたい、旅人になりたい。
バックパックを背負って詩人が飛び込んだ
世界の国々――10年を辿るエッセイ!
ゾウの頭の上でその可愛さと揺れにメロメロ、
失恋を引きずるダメンズと友人になったタイ王国、
サハラ砂漠から日本のラジオに生中継。
パリ、路上の賭け事で大勝利のはずが…。
下北沢で自由を愛する人々に憧れる。
タイ、カンボジア、ベトナム、台湾、フランス、
北欧、スペイン、モロッコ、
奄美大島、東北、長野、東京……
旅に出たくて仕方ないすべての読者に贈る15編!

私は学生時代からチャットモンチーが好きです。高橋久美子さんはチャットモンチーの元ドラムで、SNSをフォローしていたこともあり今回この1冊を手に取りました。

内容は、旅のエッセイです。行ったことのない国のお話も、美味しそうな料理や風景が浮かんできてどんどん読んでいました。旅の内容が事細かく描かれていて、私も次旅する時は、旅行記をつけるノートをおともに持って行こうと心に誓いました。

内容は全部で、15編。外国、国内、様々な場所が登場しました。私もいったことがある場所がちらほら。そのうちの一つがバルセロナ。

バルセロナでの朝食として出てきたパンの食べ方。パンに半分に切ったトマトの断面を大根をおろす時みたいにすり込む。同じように切ったニンニクをすり込む。そしてオリーブオイルをつけて食べる。
そういえば、私も食べたな、、。(トマト嫌いだからトマト抜きにしたかも、、)なんて思い出したりして、少しずつ忘れていた旅の記憶を掘り起こしてもらった気持ちになりました。
こんな風に少しずつ忘れちゃってることもあるけど、一日中歩き回った夜、ツアーで3軒はしごしてCava飲んで、くたくた&ほろ酔いの中目の前に現れたサクラダファミリアで目を覚ました経験は一生忘れないと思う。楽しかったなぁ。

旅をしたくなるし、旅先の思い出を呼び起こしてくれる素敵なエッセイでした。

次は何を読もうかな。




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