気まぐれ読書記録 #1

こんばんは。
室田夏海です。

突然ですが、今日から「気まぐれ読書記録」なるものを始めます。
毎回、手帳に書いていたものをnoteに書いて誰かに見てもらうのもいいかもしれないと思ったからです。

そもそも、読書する方かしない方かというとしない方です。中学生までは読んでたんですけど、、高校・大学とあまりにも読まなくなりました。「それでは、だめだ!」と思って2020年は「月1冊、年12冊読もうという」目標を立てたところ、30冊以上読んでました。。そして、マメな方ではないのですが都度、読書記録もつけていました。
すっかり習慣になったのですが、今年は、手帳に書いていたものを放出していきたいと思います。

こんな気まぐれ読書記録。1冊目は、昨年読んだ中で印象に残ったものにしました。その一冊とは、「さようなら、私」という小川糸さんの本です。3つの物語が収録されています。私は、この中で、「恐竜の足跡を追いかけて」という話に心惹かれました。
恋に破れ、望んだ職業につくも仕事も辞めてしまった主人公は、中学時代の同級生が自殺し、お別れ会のために帰郷。そして、初恋の人に再会するところから物語がはじまります。
初恋の人の故郷、モンゴルにいくのだけど、一つ一つの描写が、そこに行ったわけではないのに、自分もモンゴルにいるような気分になる。そして、心が浄化されていく。本当に不思議でした。
そして、望んだ仕事を辞めてしまった主人公が前を向く時、全く違うことをしようとするのではなく、もう一度頑張ろうと決心します。主人公に、もう一度頑張ろうと決心させてくれて本当にありがとうと思いました。辞めてしまったり、もうだめだってところまで来ると、違う世界を見たり、勧められたりすることの方が多い気がします。でもそうじゃなくて、違う道に行くのも正解だけど、もう一回頑張ってみるのも大事だよね。とそう伝えられた気がして、この本を読んでいた自分は、救われた気がしました。
何か頑張っているけど、うまくいかない、もうやめようかなって思った時読みたい1冊。


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