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ロケットインターン体験記 〜事業開発編〜 : 第1回 「中に入ってみたからこそ気づいた、ISTの魅力。」 (全3回)

みなさん、はじめまして!インターステラテクノロジズ(IST)の事業開発部で3ヶ月間インターン生としてお世話になりました、大学2年生の渡邊光祐と申します。今回から3本立てで、私のISTでの3ヶ月間に渡るインターン生としての活動をご紹介します。ISTに入ったからこそわかった魅力やユニークな点を紹介することで、ISTに興味をお持ちの方が、「働く」という選択肢も考えられるような、ISTの中の様子やカルチャーを表す記事にしたいと思っています!


この記事の中の人:自己紹介

慶應義塾大学総合政策学部2年(休学中)
3社でのインターンを経験後、ISTでのインターンに応募。昨年は慶應大学の学生が所属する起業サークルKBCの学生団体の代表を務める。サウナが好きで、会員制・サブスク型サウナコミュニティを運営中。

友人と2泊3日の無人島サバイバル生活をした時の写真

この記事はこんな方におすすめ

✔️宇宙スタートアップやロケット会社に興味がある方
✔️ISTに興味がある方で、よりISTの中について知りたい方
✔️ISTで働くことに興味がある方、検討中の方


たまたま読んだ入門書から始まった、ISTでインターンをするまで

私がISTに興味を持った最初の入り口は、「宇宙ビジネス」というテーマに対する興味でした。元々ロケットや宇宙の領域にずっと関わっていたわけではないのですが、地元に向井千秋さんの子ども記念科学館があり、幼い頃に宇宙系の展示があるとよく観に行っていました。はやぶさ2の展示を見に行ったのをよく覚えています。

そんな中で、大学一年生の時興味で手に取った一冊の書籍をきっかけに、「宇宙」が「ビジネス」として考えられているという段階に来ていると知りました。壮大な市場規模やSpaceXをはじめとする各国の動き、日本がどれだけ優位な立地にあるかなど、入門書ながら読んでいて胸が躍りました。一方で当時は入門書を読んでいてワクワクはあったのですが、そこから「中に入ってみる」という選択肢はありませんでした。

そこからしばらく経った後、当時勤めていたインターン先を辞め、何か面白いところがないかなと思っていたタイミングで、Twitterで偶然ISTの採用説明会の案内が目に留まりました。説明会は翌日。日程が空いていたので、これは行くしかないと思い、足を運んでみることにしました。説明会に行ってみると、書籍で読んだ内容を、まさに日本で体現しているような、そんな説明を聞くことができました。「宇宙ビジネス」に心が躍った経験以上に、それをまさに実際に挑戦しているISTに出会えたことが嬉しく、ここでインターンをしたい!と思い、即決で応募させていただきました。

“宇宙系スタートアップ”は本当だった

実際に働いてみて一番最初に感じたのは、「業務すべてが宇宙につながっている」ということでした。ISTのHPには、「ロケット、衛星。そして地球を変えていく。」と書かれていますが、それを実現するためのステップとしてのロケットZEROの開発、それに必要なこと、それを実現するための業務、という風にどの業務でも相関性が感じられました。

もちろん、他の企業にもミッションやビジョンは存在し、業務もそれに紐づいていますが、宇宙業界とISTの活動の全体像を捉え、現在の業務がその中でどの位置にあるのかを理解すると、そのすべてが一直線に繋がっているように感じられました。ISTへ入る前の「宇宙ビジネス」としての好奇心だけではなく、リアリティーを持った形でISTの事業を感じられたのが、インターンとして中に入ってみたからこその変化だと思っています。

ロケットは大きかった

私はオンラインでの業務がメインだったのですが、一度実際に北海道の大樹町にあるISTのオフィスにも滞在させていただきました。まさに「スケール」を感じる、そんな経験でした。

工場にて
オフィスのすぐ横に試験用の建屋が

オフィスの隣には巨大な工場があり、MOMO(ISTがこれまでに7回打ち上げ、3回の宇宙到達を達成しているロケット)をはじめとしたロケットがあり、毎日作業が行われていました。当たり前かもしれませんが、日々の業務の先にロケットが存在しており、すでに打上げ実績も残しています。私は技術的なことに関してはわからない点だらけですが、いちISTに取り憑かれた者として、たまらない環境であることは間違いありませんでした。

過去にISTが打ち上げたロケットの破片や、その際の新聞の切り取りが残っていたところは印象的でした。

工場に貼ってあった新聞記事

大樹町の宇宙港「北海道スペースポート」にも連れて行っていただきましたが、壮大な景色が広がっていて、「ここから宇宙へいくんだな」ということを感じることができました。

MOMOの発射場
北海道スペースポート周辺の景色


宇宙に関心がある方にはぜひ一度大樹町の周辺も訪れていただきたいと思います。町全体が宇宙の街として盛り上げていこうという勢いを感じました。

Slackからも垣間見えるチームのような一体感

私が実際にインターンをしてみて感じたのは、社内が「チーム」のようだということです。私自身の主観ではありますが、「職場の仲間」でありながらも、みなさんそれぞれが宇宙やロケットに想いがある、共通項を持った方達です。共通の関心や興味が業務と密接に関わっているからか、つながりの強さを感じられました。

実際にISTを訪れた際の、ISTの合宿所(ISTの社宅的な場所)での話を紹介させていただきます。合宿所に到着し、一人の方と挨拶をさせていただいた時です。自己紹介やどんなことをしているか、それぞれ興味のあることなどを話していたら、気づくと4人になり、1時間近くその場で盛り上がって話していました。実はその日はSpaceXのStarshipの打上げがあり、みなさんそれを観戦した後、自然に集まって話していました。業務時間以外でも、盛り上がってそんな時間を過ごしていることを知り、社員同士のつながりを感じました。その合宿所ではみなさん温かく迎え入れてくださり、その一員になれたような気がしてとても嬉しかったです。

毎日同じ方と顔を合わせるとストレスもあるとは思いますが、あの雰囲気の中で生活できるのはとても居心地がいいのだろうなと思いました。話題に上がる業務の話でも、みなさんロケットや宇宙への共通の興味があることから、一体感にもつながっている気がしました。

私はSlackのカスタムスタンプを見て社風を感じるようにしているのですが、ISTのSlackにはバラエティがあり、それを見て入社時の不安が少し和らぎました(笑)

ISTのSlackから抜粋。この数倍の数のカスタムスタンプがあります。

また、逆にチームとして動く重要性も感じました。ISTとしては、現在ZEROの開発を行っていますが、ロケットを開発するためにはこれほどまでに多くの方が動いているのだと、中に入ってから実感しました。私は事業開発部にいますが、他の部署の方それぞれが部署で完結するのではなく、それぞれ部署間での連携が欠かせません。一つの目的に向かい、それぞれの役割を意識しながら、チームとして動いている感覚を覚えました。

今回は私がISTで中に入ってみたからこそ感じた魅力について紹介させていただきました。ロケットに興味があり、宇宙ビジネスについて更に理解を深めたい方々が、この記事を読んでISTに興味を持ち、働くことを選択する一助となれば幸いです。

次回予告

次回は実際に私がインターンをしていた事業開発部ではどんなことを行っていたのかについてまとめています。引き続き読んでいただけると嬉しいです!


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