見出し画像

【ご飯】わがままな料理人

結婚してから料理が嫌いになった。

一人暮らしをしている時は、食べたいと思ったものを作ればよかった。

でも結婚すると、晩酌をしない旦那のために味噌汁を作ったり、品数や量は足りるかなと気を揉んだり、旦那はこっちの味の方が好きそうだななどと味付けに迷いが生じたり。

自由を奪われ、今まで気分転換になっていた料理タイムが、義務的な仕事タイムのようになっていた。

ふと、今日はキーマカレーが食べたいと思った。市販のカレールーではなくスパイスを使って。旦那は、おばあちゃん子ということもあって、素朴な味を好む。だから、スパイスカレーは嫌いかもしれない。

でも、私は食べたいのだ!!そう思って、わがままな気持ちで料理をした。スパイスが香ってきた時、私は幸せな気分になった。

夏野菜カレー。

旦那は「うまい」と言って食べてくれた。私も食べたいものが食べられたので満たされた気分になった。

「今日は料理が楽しかったな」と思った。そして、明日は残ったひき肉で麻婆茄子しようかな?と明日のご飯まで思いついてしまった。

食は生きていくのに欠かせないものだ。旦那の好きなものを作ってあげることも必要だけれど、自分の気持ちに素直になって、機嫌よく料理することも生きていくのに欠かせない要素のように感じた。

だから私はわがままになろう。

ニコニコと楽しいご飯タイムを過ごすために。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?