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【読書&…】自分のしたいこと

友人がカフェを開いた。

「いつか一人暮らしをしているおばあちゃんが気軽に来て朝ごはんを食べられるお店がしたい」と聞いてはいたが、その「いつか」をとうとう実現させたのだ。

小さいけれどとても素敵なカフェには、早速一人暮らしのおばあちゃんが来ていた。ああ、想いを実現したんだな、と思うと温かい気持ちになった。

友人の生き方は私の憧れだ。自分の技術を生かしたフリーランスの仕事、地域の人が集うカフェ。私もそういう生き方をしたいなと思う一方で、それは憧れであって、友人だから成しえたことなんだろうなと、どこか諦めの気持ちもある。でも、友人が目標を実現させ、とっても素敵だなと思った瞬間に、心の隅で「私も何かしたい」という思いが葛藤を繰り広げる。

そんな日にちょうど出会った本が「お探し物は図書室まで」だった。

「なにをお探し?」って私も聞いてもらいたい。私に合った本を勧めてもらいたい、そう思いながら読み進めた。

一つ一つのエピソードから、人生を変えるきっかけは実は身近にあって、自分が動けば変えられるんだよ。そう言われたような気がした。私は1の場所から10まで飛ばないと変われないと思ってしまっているけれど、1から2へ移動することが、10への近道なのかもしれないと思った。

そして、ふと10に必死になって大切なことを見失っていないか?と思った。まずは今の自分にできることを全力でやること、そして、次のステップを模索し続けること、ちょっとずつでいいから進んでいけばいいのではないか?そう思えた。

あれ?私にとってきっかけの本は「お探し物は図書室まで」なのかも。

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