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2016年8月1日の君へ

始まり

昨晩、寝る前にふとGmailの受信メールを整理していた。
過去を遡ると2011年から使っていたようで、2012年に携帯カメラで撮影した写真が残っていました。
文明の利器の偉大さを再実感した瞬間です。

2012年4月4日 
川崎から鎌倉まで自転車で向かった時の写真
思えばこの頃は文字通り全てが楽しかった。

写真はそこまで残っていなかったのだが、2016年に書いていたFC2ブログを発掘してしまい、寝る前に目が冴えてしまった。

2016年、僕は21歳だった。
ちょうど就活や卒業論文の時期で、当時公務員を目指していたが面接でボロクソにされ全て不採用。八つ当たりで同じ就活スーツを着た者や内定が決まった物共に殺意を抱く日々だった。後に妥協して中小企業に就職し、情けない事におばさんにパワハラされて新卒をドブに捨てるのはまたいつか書こうと思う。

そんな頃の事だから、正直2016年から1年ぐらいの記憶はしっかり忘れてしまっている。

今回の趣旨としては、FC2ブログ(正式名称:布団で寝たい)に書き込まれた幾つもの呪詛を供養しつつも過去の自分に対話形式でメッセージを送ろうと思います。
それでは、記念すべき第一回のブログになります。

『8月1日の日記』
2016年8月2日1時44分

またブログを書く事にしました。日記とソシャゲの二本で。

最近悪夢(仲の良い友達にガチ説教されたり、腐った人形に追いかけられたり)を見続けていたので寝床を変えて見た所、背中に鯉の刺青を入れられる夢を見ました。

そんなこんなでやる気も出ず夕方までベッドに転がっていました。

夜からはお世話になっている大学の講師や友人らと秋葉原で飲みました。結構かわいいメイドさんが出てきてビックリ。ていうか先生が常連な事に吹いた。

でも酒もおつまみも美味かったよ。オムライスにヒヨコを書かせるという意味不明なプレイも経験した。サービス業って大変ですね(他人事)


酒を飲まないとやってられない僕はいつも以上に酒を飲んでしまいました。本当に情けない。


記憶に残っているのは先生や友達、後輩に就活頑張れという趣旨の励ましを受けた事。

応援は素直に受け止めるべきなのに上手く感謝する事が出来なかった。何というか"応援"を消化出来なくなってきた。プレッシャーというか何というか。


家族にも迷惑かけてばっかりだし、早くこの現状をどうにかしたいな。

『2016年8月1日の君へ』

メールを整理していた所、とんでもない負の遺産を見つけました。初めまして、7年後の僕です。

寝床を変えても悪夢を見るとの事ですが、月日を重ねても酷い夢ばかり見ています。
7年の間で特に酷かったのは、母親が死ぬ夢だけど意外と現実ではグロテスクな出来事に直面しないから安心して下さい。

やる気が出なくて、夕方まで布団に入り続ける事はこの先もずっとあるし、何なら一年後ぐらいに自分が一番なりたくない自分になってしまいます。それでも日々を紡いでいけるので、その時点で貴方は良くやっています。

今の自分も相変わらず自分に優しくしてくれる異性は大体好きになりますが、メイド喫茶にはハマることはないです。いつか気難しい自分に向き合ってくれる人も現れることでしょう。

先輩や後輩、大学の先生とはその内疎遠になります。というより自分より距離を置きます。
貴方は昔から全てを遮断して人間関係を終わらせがちですが、なんだかんだ残り続ける関係もあります。どうかそれだけは大事にし続けて下さい。

応援を重圧として感じないで下さい。
プレッシャーとして感じるのであれば、適当に聞き流す事が肝要です。
その内大学の先輩から「お前はなんでも真に受けすぎる。」と言われます。それは貴方の本質であり、弱点でもあります。今でも苦しみますが、少しづつ受け流す術を覚えていけるので今はとりあえず人の話を聞いておいて下さい。

家族には何度と無く迷惑をかけますが、
その内家族に感じていたわだかまりも消え、実家が恋しくなる日が来ます。
今はまだ分からないだろうけど、産んでくれた親への感謝は頭の片隅にでも置いておくと良いです。

そんな貴方に一曲お勧めします。
気が向いたら、聴いてみてください。

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