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【読書記録】だめをだいじょぶにしていく日々だよ きくちゆみこ


日々生活していくなかで、しんどいこと、やるせないこと、悲しいことなどたくさん。もちろん嬉しいこと、楽しいこともある。けれど、自分の中の奥にある、とりとめない不安や恐怖、後悔をあたたかく、ほぐしてくれる、そんな1冊だった。

お守りにしたい言葉がいくつもある。だめをだいじょぶにしたいよ、ほんとに。この本に出会ってから、落ち込むことがあると、だめをだいじょぶに、と心の中で呟くようになった。
"だめをだいじょぶ"ひらがなで柔らかで良いなあと思う。

「自分の薪を燃やす」とは「まず自分のために涙を流す」ことなのだ。わたしがわたしとして生きてきたことで得た怒り、喜び、悲しみ、許せないこと、恥ずかしかったこと、受けいれられないこと、罪の意識。そうして湧き上がってくる感情をそのまま受け止め、自分を、鏡の中に写った自分自身を細部まで大切に扱うこと。そしてその鏡は、きっと外の世界へと通じていく。


今年読んで本当に良かった、救われた。
ベスト3に入る勢いです…!

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