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鉄橋を渡る通勤電車より鴎、だろうか、知らないけどさ 白線のうしろに垂れた向日葵へ陽射し、もうせーので跳べない 血液の歌うごと流れる速度きみを迎えに行く夜は晴れ 神様はいることにする信号の向こうで君がこっちに気づく さよならのかわりに海の家だった砂辺で波の音を聴きます 街路樹を四角い土が懸命にここは地球!と励ましている 九月、十月からのスローペースは相変わらずで、でも思いのほかこのペースが馴染んでいて、あぁこれくらいなのかもしれないな、私は、と思い始めています。本