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親の過ちは赦せないけど、今から未来は許していける



私は、自分自身の過去の過ちや、虐げられたことに対して社会や親をずっと赦せないでいた。

・不登校だった姉を傷つけて追い込んでしまったこと
・親の過ちを赦せないこと
(父親の暴力や話を聞かずに、理不尽に説き伏せられたこと)
・太ってた体型のことから受けた同級生のいじめ
・摂食障害の頃の、誰にも頼れなかった過去の感情を昇華できないでいること


これらの積年の後悔は、
"私だけ"の責任でも、
"誰かだけ"の責任でもなかったはず。

なのに、
どちらかの責任にしか感じられなかった。

どうしても、
「傷つけてしまったのも
いじめられたのも
殴られたのも
全て自分のせいだった。」
と未だに自分を責め続けている時があったり

「社会のせい、環境のせいだった。」
「周りの人間のせいだった。」
と他者を責め立てたいときもある。

今まで起きてきたことのこれらは、
きっと私"だけ"のせいでも
誰か"だけ"のせいでもなかったはずなのに。

それなのに、
どうしても、
そうは感じられない。

私のせいでもなければ、
家族や他者のせいでもなく
全てが必要だったはず。

「すべてが必要だったから
起きたことであるなら
どちらのせいでもなかったはず。」

そう感じられる自分であり続けたい。
自他共に、責め続ける人生はもう嫌だ。

赦せていないことを認める



25歳前後の頃、
父親に向かって泣き叫びながら
本を投げつけたことがあった。

それまで
無視し続けてしまった
感情が爆発したみたいだった。

無意識に、自分の記憶から抹消して
親を一生許さずに無関心のまま
生きていこうとしていた
あの時の私にしては、精一杯の抵抗をした。

あれで、親のことを赦したつもりでいた。
だけど、
時々私は過去であるはずの記憶に、
未だに苦しめられる。
どうやら昇華されていなかったみたいだった。

だから、
今の私は親の過去の過ちを
"赦していないこと"を認めようと思う。

今の時点では
親の過ちを赦せてはいないけど、
今から、これからの未来の
親の行動を認めていくことはできる。

「許す」はこれから行う行為を認めること
「赦す」はすでに行った行為の失敗を責めないこと

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きっと、赦せていないことを認めて、
初めて"ゆるし"へ向かうのだと思う。

未来が変われば、同時に過去も変わっていく。

というより、この一秒一秒の"今"によって
過去なんて、否が応でも変わってしまうと言える。

やらなければいけない事なんて1つもない


「赦さなければいけない」
とか無意識に思っていたから
執拗に"赦そう"していたように思うけれど、

世間一般という
誰かもわからない意見に惑わされて
本心で生きてないなんて、
そんなの馬鹿馬鹿しい。


"いつかは赦したいと思うけど、今は赦せない。"

これが真実だから、
自分なりに赦せる未来があるような選択を
今からしていけたら、と思う。


世界の視方

人が世界を視る時、
自分自身を視て世界を捉える人と、
世界を視て自分を捉える人がいるなぁと思う。

私は後者だ。
だから、生きている世界を変えていくと同時に、
自分が変わったらいいなと僅かな希望を持って
生きていこうと思う。

やっぱり、
どう考えてもそうやって生きる他ない。
だって今までそうやって生きてきたから。

変わる必要なんてない。

最近の自分の身に起こっていた出来ごとは
「どんな状況下でも自分を信じろ。」
という自分から自分への
メッセージだったように思う。

私には、
これが足りなかったんだと思った。

どんな状況下でも
どんなに打ちのめされても
どんなに掬われなくても
どんなに報われなくても
自分を信じる力が必要だったと思う。

転校してた頃の周りに合わせようと
昔身についたの処世術の癖で
つい、周りの声に流されそうになる。
周りの色に染まりすぎる。

すぐ、自分を見失いそうになる。
近しい人からの声だと特にそうなる。

摂食障害は、
社会の基準に合わせすぎて
自分で自分を生きづらくして
自尊心を欠如してしまう心の病だった。

最近、
この頃に気づいた自分の癖を思い出した。

嫌いで嫌いで仕方なかった自分の一部であり、
ずっとずっと自分を苦しめてきた所でもあり、
最も良いところでもある部分。

悪く言えば
人の影響を受けやすく、自分の軸が失くなる所。

よく言えば
感受性が豊かで、人の気持ちに寄り添える所。


前より少し自分のことがわかってきた。

…というより、
生きるために変わった自分を理解した、とか
新しい自分を見つけたという言い方の方が
正しいように思う。

 
人生って
きっとこの繰り返しなんだろうなあー
という無常でフラットな気持ちで書いた。

一連のできごとが俯瞰して見れると、
怒りを感じていた人にも
気づかせてくれたことに
感謝の気持が湧いてくる。

見守ってくれる皆
いつもありがとう🙏🏼

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