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アラサーが欧州移住を決めたわけ

私が移住を決めた話。軸としては2軸あると思う。
プレッシャーに負けた話。漠然とした夢が叶っちゃった話の二本立て。

日本にいるとたくさんの見えないプレッシャーに潰されそうになる。
それに気がつかないで生活する人や、気づいててそのプレッシャーに打ち勝つ人、そのプレッシャーから逃げる人がいる。
私は最後のパターンの人間だ。

昔からあまり恋愛体質ではなく、家族や友達と過ごしていることで自分が満たされていた。そうやって生きてきたからか、私の中には男性から見る女性らしさはあまり存在せず、女性から好かれる要素だけが備わっていった。
そうこうしてるうちに恋愛経験の乏しい、恋愛になると億劫になって自分を見失う人が出来上がったわけだ。

それだっていうのにいっちょ前に結婚を考えられる人としか付き合えない、更には動物的感覚を備え付けたもんで、嗅覚が反応しないと生理的に無理ときたもんだから恋愛対象になる人が極端に少ない。
周りが結婚、出産を経験していく中、自分が向き合ってる人といえばメンヘラ君 in Europe。どうしたものか。
結婚できない自分が負け組に感じて、でも妥協して結婚はしたくない、なーんてたくさんの葛藤が頭の中でぐるぐる毎日起こるわけだ。
あ、この抑圧から逃げたい。。。となったのが1つ目のお話し。


私は25歳の時に決めたことがある。
”35歳までに結婚していなかったら欧州に移住しよう”
なんとも漠然とした夢。でも自分の経験や関わった人との印象から出来上がった強い夢だった。

2019年、全世界がコロナという謎のウイルスに打ち勝てずに各々の国、都市、家に閉じ込められ、私もその一被害者となった。
大好きな海外旅行や海外出張が次々となくなり、国内旅行に精を出すも満足感は得られず、移住への気持ちが強まった。
そこでコロナの終息が見えたころ、2022年1月1日。自分の中で目標を掲げた。
”2023年の春までに欧州に移住してしまおう☆”
熟年離婚した母との2人生活は、それはそれは居心地いいもので、日本において独身アラサー女子が感じるプレッシャーに拍車をかけた。
一人暮らしをしよう、とまずは考えたが、一人暮らしをする初期費用を考えたらそのまま移住してしまえ☆という浅はかで大胆な考えに至ったのだ。

会社に”欧州移住をしたいので1年後に会社辞めます”と宣言した時の上司の顔は今でも忘れられない。
うかつにも池の鯉を思い出してしまった。
ただこの鯉上司、意外にもやる時はやる。
大切な部下の希望を通すべく、会社を上げてサポートしてくれたのだ。欧州にもグループ会社がかなり多い大手企業にてある程度のポジションを確立していたことが味方して、会社が現地駐在を提案してくれたのである。
男運は今のところ怪しいが、人生全体を通してみるとなかなかの強運の持ち主であることを覚えておこう。
そんなこんなで目標を掲げた1年半後に夢が意外にもサクッと叶ったわけだ。

この漠然とした夢を会社がサポートしてくれている間にメンヘラくんと出会うのだが、その話はまた今度にしようと思う。


てなわけでどの国とは記載しないが、欧州のどこかで独身アラサー女子、一生懸命働いて、たくさん旅行しております。

今回はこの辺で。



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