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「かわいそう」の言葉はいらない。

ひらがなで書くと、一瞬なんのことだかわからないですね(笑)

今日は子育てで感じたふとしたことを書こうと思います。

私には年長と年少の息子がいます。
子どもたちが通っている幼稚園では、毎年夏休み明けのこの時期に「年長さんのお泊り保育」が開催されていました。
数年前から幼稚園で泊まるかたちになったそうで、ふだん過ごしている園に泊まれるということで、年長さんの大きなイベントの一つでもあります。

ドッヂボール対決をしたり、飯盒炊さんをしたり、キャンプファイヤーをしたり、五右衛門風呂に入ったり。
お楽しみがたくさんあり、慣れ親しんだクラスメイトと一緒にワイワイお泊り。
さぞ楽しいことだろうと、容易に想像できます。

ただ、今年は例年と同じとはいきませんでした。
新型コロナウイルスの警戒レベルが3ということもあり、お泊りは難しいと判断。
それでも、この年長時にしか体験できないこともあると、日帰りキャンプという形で決行となりました。

長男は幼稚園に泊まれることを楽しみにしていましたが、切り替えが早い性格なのもあり、先生から日帰りキャンプになった旨を聞くと、すぐに納得したようです。
帰ってくるなり、「かあさん!お泊りじゃなくなったけん、2日目ないよ。カレンダーの消しといて!」と言われ、なんてしっかりしてるんだと感じました(笑)

1番楽しみにしていたのはドッヂボール対決だったようで、それに関しては日帰りキャンプでも開催されるというのも良かったのかもしれません。

こんな時期にキャンプなんてという人もいましたし、逆に今年の子は泊まれなくてかわいそうだねという人もいました。
いろいろな意見はあるし、何が正解かもわかりませんが、一つだけ思ったのは、「比べるもんじゃない」ということ。

こんな時期にと言われるけれど、こんな時期だからこそ、いろいろな手を考え、できうる限りの行事を実施してくださってる幼稚園の先生方には感謝しかありません。
※たくさんの人が集まる運動会は中止と決定しました。

それから、例年できていたことができないので、残念だと言われることもありましたが、これは親目線だなと。
子どもからしたら、今年が初めてだからかわいそうもなにもないんですよね。
これから待っている楽しみに対して、何かと比べて「かわいそう」なんていうのはお門違いだなと。
本人が楽しみにしているならそれでよいんだと思います。

もしかしたら2年後、次男のときにはまたお泊まり保育ができるようになっていて、「ぼくは泊まれなかったのに」と言うかもしれない。
そのときには、残念よりも、そのときは楽しいことたくさんあったねと、一緒に振り返れたらなと思います。

できなかったことは事実だし、どうしようもないこともある。
でも、できないことをうじうじ言うより、限られたなかでめいっぱい楽しめる子になってほしいなと思った1日でした。

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