コロナ渦での旅行4 ホテルの感想

旅行前にホテルや海洋公園がどんなコロナ対策を取っているかインターネットで調べた。

「ABC病院の指導の下に対策を取っています。」

「WHOでの定めをもとに118個の対策を定め…」

あとこの「Safe travels」つまり世界的な旅行観光評議会による安全基準を満たしています的な印象を受けるこのロゴもよく見かけた。

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メキシコの観光業界にとって、一時(数か月間)は全国的に感染信号が赤信号となりホテルもテーマパークも強制閉鎖された中、再開にあたってみんな「お客様、うちは安全です。また戻ってきてくださいね。」というメッセージを出していた。

以前の記事で、誰もが初めて経験するこのコロナについての考えはそれぞれ異なるだろうということを書いたのだけれど、私たちのように何か月も家籠りをし、コロナが存在し、自分も感染する可能性があると考える人たちにとっては、ホテルが感染対策を取ってるかどうかは重要なポイントになる。

コロナ対策について何もホームページで触れられていないホテルは宿泊の候補地から外した。

「コロナ対策を取っています」と謳っているホテルやビーチフロントハウス6か所に今回の旅行ではお世話になった。多くはアメリカ系のホテルチェーンだった。多いところで7泊、少ないところで1泊してみた感想。

対策や基準が定められていても、実践するのは人。

感想はこれに限ります。

ホテルが取っている対策を説明するプロモ動画を作ってYoutubeに流しているホテルもあります。「1時間に一回コーヒーサーバーを消毒しています」と言っていましたが、それを徹底できているのか。本当に実践できているのか。ホテルの従業員の人たちも、人だからミスもあるし、忘れることもあるでしょう。

実際、我々の宿泊したホテルの客室に置かれていた水のペットボトルは蓋が開けられた形跡があり、シャンプーのボトルも誰かに押された形跡があり、中身も少し減っていました。コロナ対策とかの前に、これはコロナ前でもクレームでしょう。これを見た夫はすぐにフロントに電話して、タオルも新しいものに交換してもらいました。もうこうなると、どこまで掃除されているのかも疑心暗鬼になって、ベッドも綺麗に見えるけれど、シーツが洗われているのかもわからない。

その意味で素晴らしかったのはQuinta Realというホテルで、タオルは「高い基準に基づいて消毒済です。」と書かれた紙と共に1枚ずつ個別にビニール袋に入ってセロハンテープで封までされていました。さすがにここまでしてくれると「本当に洗ってあるの?」という疑心暗鬼はなくなります。

このホテルは他にも素晴らしい点があって、客室の扉に「消毒済み」と表示がありました。部屋も清潔感が漂っている上に、このように表示をしてくれたので私たちもリラックスできたホテルでした。日本の皆さん、もしメキシコのタバスコ州ビジャエルモサという街に来られる機会がありましたら、是非こちらのホテルをご利用ください。あまりにお勧めしてホテルの回し者と思われたら困るのですが、100%全力でお勧めします(笑) 

話が少し逸れましたが、ウィルスは目に見えない、そしてホテルが色々取ってくれているであろう対策もあまり目に見えないんです。だから、「消毒しています」と目に見えるように表示してくれることがすごく大切だと思います。そうじゃないと私のように疑心暗鬼になった客は、洗面所やら電話やら客室内のすべてを除菌シートで拭き、ソファーやベッドにも除菌スプレーをかけまくる、ということになります。

今回は、コロナ渦で宿泊したホテルの感想をまとめてみました。

次回はレストランや観光地の感想を書きたいと思います。

読んでいただきありがとうございました。

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