図3

Marketplaceのバリエーション(JP)

先日出したMarketplaceのバリエーション(US)の日本版です。マクアケが上場したので早速入れています(おめでとうございます🎉)

図3

※予想は東洋経済。GMV予想は売上予想と実績テイクレートから簡易的に算出。時価総額は株価×(発行済株式数-自己株式)で算出

PSR(GMVベース)=1倍の目線感は日本でもベースにあると考えています。ラクスルマクアケの対GMVでみたPSRが、予想1期でそれぞれ4.2倍、3.6倍と高くなっています。対象市場の大きさや、経営陣の強さ、高い成長率などが評価されていると思います。

実際に収益構造を見るます(下図)。粗利段階のテイクレートが、ラクスルとマクアケは20%前後と高くなっていて、このあたりが評価ポイントの一つと考えます。マクアケは、リピーター比率が高いと話題になっていましたが、それが広告費比率にも表れていて、粗利が高く広告費を抑えられているために収益性の高い構造になっています(マクアケの広告費比率のみ前々期の2018年9月期からの推測)。

図4

下の棒グラフで見ると、より分かりやすくて、ラクスルやマクアケは、おそらく固定費中心の「その他販管費(緑色の部分)」が14%くらい占めているので、売上規模が拡大していけば、固定費効果で営業利益率も10%くらい出せる構造です。

図5

テイクレートに関してはサプライ側、デマンド側両方から取れれば高くとり易いですが、領域によって最適なレートは変わってくるので、一概に20%あったほうがいいというわけではないです。ただ、取れる営業利益率は決まってきてしまうので、初期のプライシングもそうですし、アップセルのポイントがあるか、などは収益性を考えるうえで重要です。

今日はこの辺で、、2019年内に、ランサーズやスペースマーケットの上場も控えているので楽しみにしています!

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