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有精卵を人工孵化②!!!-ヒヨコ事件簿-

今回はわがやの有精卵から人工孵化させた
①第1弾の8羽の記録
②立春からスタートさせた第2弾の結果
③第3弾への意気込み

それに伴い、長女の号泣、成長、私の心の変化、を書きたいと思う。

8羽の記録

初めて孵化させた8羽はこたつの中でぬくぬくと2週間を過ごした後、気温20度を下回る庭へ早々と移動させた。

通常、ヒヨコのうちは温度管理を慎重にやり、寒いのはダメ!と言われている。自然養鶏を徹底しているところだと、発酵床にしてあったりするので地面が暖かくなっていて外でもOKみたいだが、わがやの場合は普通に冷たい土である。ごめん!

夜を越せるか心配だったが段ボールの中で眠ったり、みんなで暖をとりながら問題なくすくすく成長し、8羽とも生後1ヶ月を迎えた。

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生後1ヶ月からは中雛と呼ぶらしいが、まだ首から上がヒヨコなので、私の感覚だと中雛まであと少しという感じ。ちなみに生後1ヶ月目までは幼雛。

私が餌やりに行くと足下を飛び回り、体重も200グラムを超えてきた。トサカも生えてきたが、まだオスメスはわからない。というよりも混血のためどんなルックスになるのかさえわからない。

すくすく育って欲しい!!!

第二弾の結果

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今回、第一弾から孵化した8羽のヒヨコ飼育と同時にスタートさせた孵化機第二弾。

結果から言うと、23個中6羽が無事に孵化し、ヒヨコとして生きている。

1個目の孵化は、あたため後20日2時間。
その後6個順調に孵化していった。

しかしなぜ6個しか孵化しなかったのか?
ここからは残り17個のはなし。

11羽の死産

今回は夫が家にいたのもあって、孵化しなかったたまごの中身を割って、どんな状態で孵化出来なかったのか、しっかりと確かめようという流れになった。

その結果、孵化しなかった17個中6個はほぼ生卵と同じ。少し育っているたまごもあったが「成長しなかったんだねぇ。」というレベル。

問題はその他11個。

割ってみると、11個ものたまごに、もう生まれても良いであろうヒヨコが入っていた。
そのうちの1個はまだ心臓も動いていた。(殻を割ってしまったので、その後すぐに亡くなった。本当にごめん。)

生まれてこれなかったたまごの中にいるヒヨコはヒヨコと呼ぶのか?どうなのか?しかし、殻から出てきた物体は明らかにヒヨコそのものだった。

どうしてこのヒヨコたちは生まれて来れなかったのか?

実は私には思い当たる節がある。
(ごめんなさい。)

転卵を止めることを忘れたのだ。
(あぁ、本当にごめん。泣)

転卵(てんらん)とは卵を転がす事で、ニワトリは最低でも1日4回行う必要がある。 これは、卵の中の胚が殻の内側に貼り付くことを防止する為に行う。 転卵には手動転卵およびタイマーと電動機による自動転卵がある。Wikipedia より

そして孵化予定日の3日前には(孵化率を上げるために)転卵を止めなければならないのに、私はそれを忘れた。

気づいた日は孵化予定日の前日。
すっかりそのことが頭から抜け落ちていた。

自然界で親鳥があたためるたまごは最後まで動かされ続けるという事実に淡い期待をしていたが、私の不安は的中し、孵化率の低い結果に終わってしまった。

転卵さえ止めていたら、、、
などというタラレバ思考をしても仕方がないのだが、思い当たるところはそのくらいなもので、、、

私的な意見を述べると、転卵を止めなかったせいでたまごの中での体勢が悪く、自らたまごを割ることが出来なかったのでは?!という仮説が有力だ。

本当に申し訳ないことをした。

夫は「生命力の問題もあるし、何が原因かわからないよ。」と優しい言葉をくれた。

長女の涙

「最後の3個は娘たちにも立ち合わせて割ってみよう。」

(孵化しなかったたまご17個中、残り3個という意味)

時を改め、夫から娘たちにこんな言葉かけがあった。
(大体内容はこんな感じ。)

「今回、生まれなかったたまごがたくさんある。いくつか割ってみたらヒヨコの状態のたまごもあった。」

「まだあと3個あるんだけど一緒に割ってみない?」

「お前たちは、かわいいかわいいってヒヨコと遊ぶだけで、エサやりだったり、生まれてこれなかった命だったりに向き合わないで、これからもやっていくつもりか?」

「自分たちが出来ないことは、俺やミミちゃんに任せるだけで良いの?」

目の前で夫が1個目を割り、殻をむき、リアルを目撃した長女はポロポロと泣きだした。そして彼女は2個目を自分で割る選択をし、たまごの殻を泣きながらむいた。

予想通り3個ともヒヨコの状態で亡くなっていた。ポロポロと泣き続ける長女を見ると、とても苦しくなった。

小学1年生の次女は「出来ない」と言って、顔をしかめながら見ていた。私もこわくて夫に丸投げしたのだから同じかな。。

余談だが、日中のたまごの処理の時も夫は相当エネルギーを使っていて「(この行為自体は)気持ちの良いものではないよね。。」と心にダメージをくらっていた。にも関わらず、娘たちの指導にも前に立って向き合ってくれたので、ありがたい。ありがとう。

第三弾スタート

孵化機にセットするために数日かけてたまごを集めるのだが、今回は小さいレアたまごも順調に集まり、トータル22個でスイッチを入れた。

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第二弾での大きな失敗の背景には私の意識がヒヨコの飼育に集中してしまったというのもあるので、第三弾は孵化機の様子も絶えずチェックし、集中を切らさないでいこうと思う。

どうか1つでも多くの命がうまれますよーに!!!

私の心境の変化

こんな感じで人工孵化にチャレンジしていると、私の中で、もはやたまごはヒヨコになった。たまご=ヒヨコなので、料理中にたまごを割る時も心がザワつき、頭の中で不快感が起こるようになってしまった。

今までは有精卵が良い卵!と思っていたが、そんな生命力がある卵より、食べるなら無精卵が良いかも?!と考えるようにもなった。

自然養鶏を目指すにあたり、良い卵=味が濃いというわけではなく、良い卵=生命力の強いたまごという主張に深く感銘を受けていたのだが、私のリアルな答えは、たまごを食べないことに繋がりそうで若干不安。

目指すポイントは、
生命力抜群のたまごのエネルギーに
正面から向き合い吸収できる
自然の循環にのった、堂々とした自分だ。
そんなエネルギーの大きな流れの一部に私はなりたい。

「ミミちゃんにとって、ニワトリはすでに“家畜”ではないね。」と夫。

この記事に肉を食べなくなった心境の変化を書いたので、これも読んでみてほしい。

肉を食べなくなった(いや、たまに食べる機会はあるので、正確には“肉をスーパーで買わなくなった”)ので、たまごは重要なタンパク源。

とにかく庭でたまごをとってキッチンに持ってくる生活にロマンを感じるし、長年夢見ていたニワトリがいる暮らしは、糞が臭くても、ドロドロしていても、豊かさを実感できる。

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次女は毎日「たまごが家でとれるなんて贅沢だねぇー。嬉しいねー。」と言いながら、たまごを食べる。
(なんて可愛い奴なんだ!)

っということで、ニワトリの世界にどんどんハマっている今、2021年3月、養鶏歴10ヶ月。
(まだそんなもん?!!)

「ミミちゃん!旅は?移動は?定住する気?」

わがやは動き続けることがデフォルトのため、ニワトリを理由に外泊すらしなくなった私を心配する声も聞こえてくる。

昨年の今日3月1日、家族6人で長旅から沖縄に帰国した。それから早1年。引越し、転校、丸坊主、末っ子の入院など色々ありつつ今に至る。

はたしてこれからどのように進んでいくのだろう?
いつもながら未知すぎて笑える。

全ては流れのままに。(これ夫の言葉)
コーケコッコーーーー!!!(なるようになる。)