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ミキサーからお中元。

昨日の夜シャワーを浴びていたら、壁の向こうからガタガタ音がした。夫が何かしているんだなと思って、意識はすぐにお湯に流されていった。



最近我が家にミキサーが来た。この前夫の友人の家に遊びに行った時、彼のお母さんが朝小型のミキサーでバナナジュースを作ってくれた。バナナの他に牛乳やら甘酒やら色々いれたら蓋をしてあっという間にできたそれは、土曜の少し遅い朝ごはんにぴったりで、私たちを優雅な気分にさせてくれた。夜遅くまで飲んで朝ものったり起きて、さらに実は昼ごはんまでご馳走になった。実家に招いてくれた彼と彼のお母さんには感謝しかない。(また行きたい)

ということで私たち夫婦はそのミキサーとお母さんのセールスにしっかり心を捕まれてその夜即ポチったのだった。


ミキサーが届いてから一週間、色んなものをジュースにしていて楽しい。特にバナナは万能で、何にでも合う!自然の甘みが加えられてだいたいおいしくなる。今朝はバナナにキウイと牛乳を合わせて混ぜたよ。


そう、シャワーから出てお米を研ごうとしたらミキサーが洗ってあって、お風呂場で聞いたガタガタは夫が洗い物をしてくれていた音だと気づく。

洗い物はだいたい2人で片付けているけれど、終わった後ちょこちょこ出てくるものってある。プロテインの容器、炊飯器の釜、昨日ならミキサー。ちょっとだけど、ちょっとだからこそまあいっかと翌日に持ち越してしまうもの。



誰かが自分にしてくれたことには、自分が思う3倍の手間と労力がかかっている。

どこで聞いたか3倍だか1.5倍だかそれすら忘れてしまったけど、真理だと思った。

何かしてくれたという事実の裏には、予定を調整してくれたり、考えてくれたり、物理的に作業が必要だったり、お金がかかったり、とにかく目には見えないたくさんの小さな手間ひまがかかっている。自分がしてあげる立場だとほんとそう!なのにしてもらった時は気づかない。

しかも、してもらったことより自分がしてあげたことの方が大きく目立って見えがちだし。 


結婚したら多くの人達からお祝いしてもらって、大人になってもこんなに皆からおめでとうって言われることってあるんだと驚いた。お祝いしていただいたことやものは忘れず、2人で返していかなくてはいけない。そうやって繋がりが増えていくのは幸せなことの一つだと思う。

家事は生活している限り永遠に生まれるものだから、感謝の気持ちをもつことを忘れないようにしたい。まあ色んな日があるから、疲れていたり、気持ちがすり減っているときはお互いしゃーなし。


そういえばそろそろお中元の時期。古い慣習だと思っていたけど、お中元にはこの半年お世話になりましたという感謝の気持ちや、おかげさまで元気にやってこれました的な意味があるらしい。

いいやんお中元!!実際お世話になってる人たちいるし。今年は初めて贈ってみようかな。

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