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代わりがきく仕事でも頑張る理由【12/25の日記】

師も走るほど忙しいなんて、ほんとによく言ったものだなと思う。コロナ禍で落ち着きをみせている仕事も、やっぱり年末となると日に日に慌ただしさが増して、息つく暇もないくらい忙殺される。

昨日の夜も終わりの見えない仕事を無理矢理切り上げて帰ってきた。明日のわたしに期待しよう、なんて冗談みたいなことを本気で言って帰宅の途についた。帰りの電車の中で頭の中を整理。やり残した仕事をメモし、明日の仕事を段取りを考えて。いやでもね、いくら段取りを考えたところでイメージ通り行くことなんてないし、どうせ明日は明日の仕事が泉のように湧き出てくるのだ。

いっぱいいっぱいになると、逃げてしまいたくなる。仕事なんてサボって一足先に納めてしまいたい。わたしが明日やらなきゃいけない仕事なんて、他の誰でもできる仕事なのに。なのにどうしてわたしはこんなに頑張ってるんだろう。今の立場だって、年功序列で流れ着いただけなのになあ。

代わりがいるはずの仕事を、代わりがいないなんて思ってしまうわたしが変なんだろう。

でも目を閉じなくても思い浮かぶ、わたしがいないだけで狼狽える後輩の姿。仕事の依頼先を失う上司。なんとかならないことはないけれど、心配でとても気が休まったもんじゃない。誰にでもできる仕事だ。でもわたしがやらないと、誰かが代わりに大変な思いをすることになってしまう仕事だ。

会社員として、チームの一員として働いている以上、持ちつ持たれつなところはあるけれど、できる限りはわたしが持ってあげたい。

ワーカーホリックと言ったらそれまで。でも「しなければならない」じゃなくて「したい」と思ってる、だから代わりのいる仕事でも頑張れる、そんなふうに思った日。



世界はそれを愛と呼ぶんだぜ