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2024年3月中旬の日記
2024/03/12
オードリーの若林とハライチの澤部から飲みに誘われるものの、行きたいけど具合が悪くてどうしよう……という夢を見た。なぜ。
お金をテーマにした書籍の制作をお手伝いしており、貯金と投資に関する動画を立て続けに見る。ビジネス著名人が軒並みおすすめしているという理由でよくわからないまま選んでいたiDeCoのインデックスファンドが何なのか、ようやく理解した。仕事を通じてお金について学ぶことができ、その成果がお金にもなる一石二鳥な案件。ありがたや。
新卒同期とラグジュアリーなワインバーのようなお店に行く。同期でトップクラスに売れていた営業の子。
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かつて同じ営業をしていたわたしは毎日泣きながら仕事をしていたのに、5〜6年前、その仕事を彼女は「お客さんのニーズに合わせて提案するだけだから楽」と言い放った。衝撃だった。人には向き不向きがあるのだと心底理解し、それ以来わたしは人それぞれの違いや特性、価値観に興味を向けるようになった。
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彼女は実家のワイン屋さんで働いていて、前職も今もお客さんに喜んでもらうことが仕事のやりがいだという。ただ、自分が企画したあれこれでお客さんが喜んでくれたとしても、売上の部分が今ひとつでは心からよかったとは思えない。なぜならばお客さんが喜ぶことと売上は両立させられるものだから。
そんな話を聞き、再びガーンとなる。営業の頃のわたしは売ることにどこか罪悪感を持っていて、今は自分の能力や成果物に対してお金をいただいている分、報酬に見合う仕事をしようという気持ちでいるけれど、お客さんの喜びと売上がイコールの関係だという発想はなかった。
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彼女にとっての営業はあくまで仕事、という割り切りが感じられるのも面白かった。営業時代、わたしはお客さんと仲良くなるものの売上にはつながらないことがちょこちょこあったが、彼女はお客さんと仕事以外の話をすることはほぼなかったそう。お客さんのビジネスのサポートをして喜んでもらいたいのであり、対個人ではなくあくまでビジネスの側面でのお付き合い。だから飲みにも行かないし、雑談すらできないそうな。アイスブレイクに至っては苦手で、上手くできたためしがないらしい。
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普段の彼女はマイペース。「空気が読める・読めない・読まない」のどれかと聞かれれば、少なくとも読めるに票が集まるタイプではないと思うのだが、実は営業時に相手の発言や表情の機微を超読んでいたと聞き、めちゃくちゃ意外だった。
それはコミュニケーションに目的がある仕事だからできることであり、目的なきコミュニケーションが求められるプライベートではできないというのも興味深い。
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2024/03/13
靴下の都合上、久しぶりにスカートとヒールのあるブーツを履く。近年すっかり履かなくなったヒール、機動力はどうしても落ちるけど、気分は上がるのでたまには履こう。
2年連続で3月13日に近所の路肩に椿が並んでいるのを発見したので、今年はどうだろうとチェックしに行ったら何もなかった。さみしい。
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長崎で買ってきた3個80円、3個160円、3個180円のはっさくを一通り食べた結果、一番高い180円のはっさくが一番おいしい。ただ、全体的にみずみずしすぎる。はっさくにはある程度パサパサしていていただきたい。
2024/03/14
かれこれ4年近くお世話になっているパーソナルトレーナーが産休から7か月の赤子とともに復帰。赤子は先日長谷川町子美術館で見た原作のタラちゃんにそっくりで、髪の毛はふさふさだけど後頭部がハゲという天然のツーブロックだった。
トレーナーはすっかり筋力が落ちたと嘆いていたが、よく話を聞いたら「前は60キロのバーベルでスクワットしてたのに今は30キロで精一杯」とのこと。元の筋力量が多すぎる。彼女は出産予定日になっても子どもが降りてこないからと、臨月の重たいお腹で30キロの姪をおんぶしてスクワットしていたらしい。もう体力が怖い。
トレーニング中、自分一人では身動きが取れない赤子はマットの上でばぶばぶしたりベビーカーでお昼寝したりしていた。わたしがこの日の最後のお客さんだったので、終了後30分くらい遊んで帰る。赤子は頭にボールをぶつけられると目をつぶるのだが、わたしがボールを持ち上げても目をつぶる。大人が全く想像できない世界で生きている赤ちゃんは面白くてかわいいからとても好き。
帰りにスーパーで大入りの和歌山産はっさくを買う。パサパサを通り越してスカスカ気味のはっさく。はっさくの季節もそろそろ終わりが近づいている。
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ラジオを聴いていたら「僕達は天使だった」が流れ、思いがけず泣いてしまった。とんだトラップ。
2024/03/15
取材で女子中学校へ。中学生は肌がきめ細かくてきれい。これが若い子の肌か……と透明感に圧倒される。
女子たちはとても礼儀正しく良い子だが、休憩時間はあちこちできゃっきゃ話しており、時々甲高い歓声が上がる。微笑ましく思う気持ちもあったけど、率直に言うとうるさかった。わたしは中学生があまり好きじゃない。
取材後は7割の出来の原稿を仕上げて提出し、中学校の取材記事を書き上げ、6つ分の原稿の単純作業の修正に対応し、アポ入れを行う。すさまじい達成感。
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新卒入社した会社の後輩と初めて2人で飲む。会うのはひょっとすると6〜7年ぶり。最近独立したのでフリーランス事情を知りたいという話だったが、気づけばマッチングアプリの話で持ちきりだった。
途中でマジシャンがテーブルに来て、「面白かったらチップをください、つまらなければお姉さんたちの飲み代30%お支払いします!」とトランプのマジックを披露し始めた。
わたしの財布に小銭は122円しかなかったので1000円のチップを支払う。ちゃんとすごかったけど、ここで飲み代30%を払わせる鬼畜はいるのだろうか。やはり相手を見て、ヤバそうな人には別の提案をするのだろうか。
その後人間について話し、少しだけ仕事についてアドバイスをし、彼女はトイレに行き、気づけば彼女の終電は終わっていた。私の終電も15分後に迫っていた。コロナを経て遅くまで飲む習慣がなくなり、電車に乗ることが減った在宅フリーランスは終電という存在を忘れていた。
2024/03/16
終電を逃した彼女がうちに泊まりに来た。6〜7年ぶりに再会し、初めて2人で飲んで、そのまま泊まり。距離の縮め方がエグい。再びダラダラ飲んで、ふと時計を見たら3時半。8時間以上喋り続けたことになる。
何時だかわからないけど、明け方に彼女は猫が待つ家へひっそりと帰ったようで、私が起きた頃にはすでにいなかった。早起きしてえらいなとソファベットをソファに戻していたら、マットの下でゴキブリが潰れて死んでいた。ものすごくびっくりした。いつどうやって死んだんだろう。
沖縄で途中まで作ったナスの糸を無心で切り、気付けば1時間くらい経っていた。ハサミを握る手はこわばり、ぶるぶる震えていた。こういう作業、やり始めるとついやめ時を見失ってしまう。
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2024/03/17
妹とお互いの家の中間地点にあるメキシカンで朝ごはん。ビールとタコスを楽しんで、お店を出たのが10時過ぎ。なんて有意義な日曜日。
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そのまま散歩がてら三軒茶屋から下北沢まで歩き、妹と解散。コーヒーを飲みながら本を読み、東北沢を経由してモスクをチラ見。
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代々木上原の台湾料理屋でお粥を食べ、そのまま渋谷まで再び歩く。合計するとなかなかの距離を歩いた。
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渋谷でデパートに寄り、前から目をつけていたアイシャドウを購入。ついでにSNSでバズっていたファンデーションを試す。デパートの化粧品売り場で化粧品を試したり買ったりするのはいつぶりだろうか。たまには良い。
帰宅後はずっと下書きのまま放置していたnote原稿の仕上げ。仕事でも原稿を書き、プライベートでも原稿を書く。やっていることは同じだけど、自分の中では全くの別物。不思議。
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