2023年7月3週目の日記

2023/07/17

終日自宅にこもり、ひたすらゼルダをやる。結果、朝9時から夜22時までほぼずっとソファに座っていた。画面内では主人公が野山を駆け回り、崖を登り、川を泳ぎ、空まで飛んだというのに、わたしはソファとトイレと冷蔵庫を何往復かしただけ。ゲーム内の運動量が現実に反映されるテクノロジーがあればいいのに。

先日買ったストッパー付きのドリッパーでジャスミン茶を入れてみる。蒸らせないのはやや気になるが、かなり気軽で便利。今冬に大活躍する予感。

寝落ちする直前、脳なのか目をつぶっているとはいえ視界なのか、弓の照準を合わせる画面の揺れの動きの名残を感じる。寝る直前までゲームをやるのは本当に良くない。

2023/07/18

新しいドリッパーでコーヒーを淹れてみる。普通のドリップよりスッキリした感じ。

災害級の暑さという言葉に甘え、今日も一歩も外に出なかった。ひたすら仕事し、1時間半だけゼルダをやって、それでおしまい。

2023/07/19

ひたすら仕事をし、夕方にトレーニングのため2日ぶりに外へ出る。トレーニングは1週空くととてもしんどい。おしりが割れそうになってしまった。

ついに枝豆が200円代で販売されるようになり、群馬県産と新潟産2種類の合計4袋を購入。いい季節がきた。

2023/07/20

昨日買った太刀魚を朝ごはんに焼く。朝から魚を焼くときちんと生きている感じがする。

毎朝7時50分ごろに鳴るりーんというおりんの音が、今朝は8時20分だった。寝坊したのだろうか。

日中に2時間だけゼルダをやり、他は全部仕事。原稿を3本仕上げ、へろへろになりながら先日大量に作って冷凍したミートソースにじゃがいもと昨日買ったイワシを乗せ、適当にパン粉を振りかけて焼く。かなりおいしいが、写真では全く伝わらない。なんならどことなく汚い。

ベランダ前の広場のような謎のスペース、長らく雑草が放置されていたが、管理人が変わったことでついに草刈りが始まり、いよいよわたしの部屋の前まで草刈りの手が伸びてしまった。先日勝手に自宅前の草を刈って植えたしそが刈られてしまわないかドキドキしている。

2023/07/21

草刈りがさらに進み、ついに部屋正面まで来た。気まずいのでカーテンを閉めてひっそり様子を伺い、いなくなった頃に確認したらしそは無事だった。管理人さん、いい人……！

今日も仕事とゼルダだけの日。一歩も外に出なかった。体の内側に悪いものが滞り、充満している感じがする。

今日のイワシは見た目もおいしそうにできた。夏野菜は色味が良い。

2023/07/22

佳境に差し掛かりつつある仕事を進める。土曜日だというのに勤勉でえらい。

この1週間トレーニング以外まともに外出していないので、久々に以前よく行っていた近所のカフェへ行き積読していた美輪明宏のエッセイを読む。

20歳前後と思われる美輪さんの写真があまりに妖しい色気あふれる美男子で、エッセイの説得力がすごい。根っからの芸術家であることに疑いの余地がないし、こりゃ周りの男子は狂う。

買い出しをしたのに、帰ったら作るのが面倒になったので作り置きで済ませる。トマトを切りスープを作り、餃子がきれいに焼けたので上出来。めでたい雰囲気の夕飯になったが、特段盛り上がることもなく淡々と食べ終えた。

腕と足がだるく、1か月ぶりにお湯をためる。昨日感じた体内の悪いものがちゃんと悪影響を及ぼしているのを実感。入浴により足のだるさは取れたが、腕はだるいまま。

それでもゼルダをやる。途中からもうやめたいと思いながらやめられず、気付けば日付は変わっていた。子どもの頃のわたしは母からの「もうゲームやめなさい！」が煩わしかったが、大人のわたしは止め時が与えられないことに苦しんでいる。これも一種の無いものねだりか。

2023/07/23

ムーラン・ルージュの観劇で帝国劇場へ。舞台セットが豪華絢爛。劇場に入った瞬間、相場より高いチケット価格に納得する。

元モーニング娘。加賀楓さんというとても好きな女の子がお目当て。すてきなのは知っていたけど、思った以上に、ひいき目なしにすばらしかった。加賀さんは骨格が良く、舞台で映える。特に背中とおしりが美しかった。タバコを吸うシーンでは双眼鏡を構えるタイミングが隣の妹と完全一致。加賀さんが気だるくタバコを吸う姿、絶対見たい。

主演の平原綾香さんもひっそりと好きなので楽しみにしていたのだが、桁違いの歌唱力に少し笑ってしまう。同じ構造の生き物のはずなのに発声があまりに別物。顔のタッチが金田一少年の事件簿の悲しい過去を背負った不幸な犯人だなといつも思う。他にはモーニング娘。’23の譜久村さんも金田一タッチの顔。彼女は美雪の実写版という感じ。

夏用のパジャマをようやく買う。買おうと思い続けてすでに2カ月がたっている。動き出しが遅い。