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2024年2月3週目の日記
2024/02/12
沖縄で買った塩を無調整豆乳に入れると豆腐ができると聞いたのでやってみる。
沸騰する頃に火を止めなければいけなかったのだが、タイミングを見誤り、突然豆乳はブワッと盛り上がり、あっと思った頃には手遅れ。そのまま吹きこぼれる豆乳をわたしは見つめることしかできなかった。
昨日掃除したばかりのコンロに降りかかる豆乳。3分の1ほどが鍋から去っていった。
ついに来たソファテーブルを組み立て、Googleマップで偶然見つけた地理や地図をテーマにしたカフェに行く。地理に関する本がたくさんあり、自由に読める。
クレープを食べたい気持ちがずっとほんのりあり、メニューにあったので頼む。こんなに大きくてたくさんいろいろ乗った甘いものを食べたのは久しぶり。辛党の大人はこの半分のサイズでいい。
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一夫多妻制はお世継ぎを確保したり、ハーレム的な側面があったりする他、戦乱期に増えた未亡人の救済措置として存在した時代や国もあったらしい。特にイスラム教の文化圏では女性が自立して生きるのが難しいことから、一人の男性が複数の女性の面倒を見るようになったそうな。
反対に一妻多夫制は女性の立場が強そうだが、女児の間引きの風習により女性が減ったり、兄弟で1人の妻を共有したりといった背景によるもの。
特に後者の場合、親からの財産を兄弟で分割できないようにしたり、子どもの人数を抑制したりすることが一妻多夫制の目的だったらしく、一夫多妻制も一妻多夫制も、どちらも女性に権利はないのだなとしょんぼりしてしまう。
お店の方に地球儀を買うならどこに行くのがいいか聞いたら「新宿の紀伊國屋」と教えてくれた。地図コーナーが充実しているらしい。今度行ってみよう。
帰り道、駒沢公園を散歩したら梅が咲いていた。
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梅は裏側がかわいい。絵に描いたお花の色と形。裏側を見てから表を見るとお花の実写版という感じがする。
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歩いていたら空がオレンジ色で、振り向いたら夕陽がきれい。良い休日。
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2024/02/13
大学時代に通っていたマスコミセミナーの講師の先生にお誘いいただき、編集者やライターが集まる飲み会へ。
わたしは印象に残る生徒ではなかっただろうし、卒業後10年近く交流は全くなかったけど、フリーランスになったことをFacebookで知ってくださり、これまで何件かお仕事をご紹介いただいた。NewsPicksのお仕事をするようになったのも先生がきっかけ。こうやって飲み会にもお誘いくださり、ご厚意がしみじみありがたい。
沖縄および泡盛に詳しい方がいたので「おばあさんとお孫さんがやっている那覇の沖縄家庭料理の居酒屋で泡盛について詳しく教えてもらった」と話したら一発で店名を当てられた。精度の高い沖縄アキネーター。
わたし以外の皆さんは顔見知り同士、それもあってか、皆さんめちゃくちゃたくさんしゃべるので圧倒されてしまった。内輪ネタがわからない場面も多々あったけど、所在ない気持ちにならずその場にいられるようになったことに自分の成長を感じる。つまらない人だと思われたくないといった変なプライドや虚栄心がなくなりつつある。
2024/02/14
「希望の歴史」の下巻を読み終える。つらい最中にある人と対する時、相手の気持ちに共感すると一緒にしんどくなってしまうけれど、相手の気持ちを思いやれば適度な距離を保ちつつ、一歩先に進めるという内容が印象的。
仲良しのお友達から、「恋愛の悩みを話したら、エンターテイメントだ!となっちゃんが笑い飛ばしたことが親密になったきっかけの一つ」と言われたのを思い出す。
彼女にとっては一緒に暗くなるよりも笑ってもらった方が気楽だったのだろう。当時のわたしにそんな意図があったのかわからないけど、少なくともこの一件でネガティブな出来事に対し、一緒に深刻になることが最適解とは限らないことを学んだ。
2024/02/15
今日の取材でご一緒した方からインタビューが上手だとお褒めいただき、沖縄で仲良くなった子がわたしのnoteを真似して日記を書き始めた。いろいろな方面から認められた気持ち。
天気が良いので散歩に出て、春一番により目にゴミが入る。これが現実。
2024/02/16
区の子宮頸がん検診。前から気になっていたカレー屋さんに並び、食べてから病院へ。
来院は3度目だが、とてもいい先生で今回も丁寧に診てくださった。エコーで卵巣やら子宮やらチェックし、念のための血液検査をして帰宅。20代の頃、再検査で婦人科医にひどい対応をされて帰り道大泣きしたことがあるので、良い先生と出会えて本当にうれしい。
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フリーランスになった当初からお世話になっている会社の飲み会に行く。内情を聞けば聞くほど現実的な面が見えてくるものだけど、この会社は中を知っても良い会社。昨年末にちょっとしたデザインを妹に手伝ってもらったのだが、「これ妹さんに」とお礼の品までくださった。
帰りがけ、久しぶりに先輩ライターさんの貸本屋へお邪魔し、常連さんと3人で話し込む。
「忙しい」という発言が鼻につくかどうかは、その発言の目的の有無によるのではないか。忙しい事実をただ伝えているのであれば捉え方は相手の自由だが、「こう見られたい」という目的が隠れていると発言の捉え方は限定される。こちらの感想を操作しようとする態度こそ「鼻につく」の正体ではないか。
30代で「ほのぼの」は成立しないのではないか。それ以前にほのぼの生きてきたとしても、大人になるにつれて「おだやか」に移行していく必要があるのではないか。「ぶりっこ」から「美しい」に移行した田中みな実も根底にある「愛されたい、モテたい」はきっと変わらない。年齢に応じて調整が必要なのではあるまいか。
そんな話をし続け、気づけば深夜1時を回っていた。楽しかった。
2024/02/17
レンコンをスライサーでシャッシャッと擦り、静かに親指の先をグサっといく。久々にやってしまった。
気合いを入れて書きたかった原稿を仕上げ、録画を消化し、本棚を整理し、一歩も外に出ずおしまい。
不用品を捨てたい願望が再来。頻繁に訪れるのでいよいよ処分するものがない。
2024/02/18
思ったより早く目覚めたのでモーニングでも食べに行こうと街へ繰り出す。
道中には細巻きが散らばっていた。容器はなかったことから察するに、自転車のカゴから細巻きのパックが転がり落ち、慌てた持ち主はかろうじてプラスチックの容器を回収し、細巻きは自然に帰るに任せたのではなかろうか。そんな貧弱な推理をしながら歩く。
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目当てのお店は満席により断念。別のお店で適当に済ませ、気になっていた展示をチラ見し、買い出しをして帰宅。
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「オードリーのオールナイトニッポン in 東京ドーム」の配信を妹と見る。わたしはかすみんリアコ。ノーヘアセットの春日さんはすてき。
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妹はしきりに「人が作ったごはんいいわ〜」と言っていた。わたしもまた自分が作ったごはんを食べてもらう喜びがあり、人のごはんを食べ、人にごはんを食べてもらうことで満たされる何かが確実にある。
沖縄でたくさん買ってきたいちゃがりがりを食べるも、咀嚼音で配信の音が全く聞こえない。
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賞味期限が4か月過ぎたすずきジャーキーは食べると歯がキシキシする。やや危ない気配があるので断念。賞味期限が切れていても大丈夫なことが多いけど、おいしいかは別の話。
パッケージに記載されていた、宍道湖七珍の頭文字を取った「すもうあしこし」でゲラゲラ笑ってしまった。なんだそれ。
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先日お世話になっている会社が妹にお礼としてくださった品のご相伴に預かる。渋みや苦味がしっかりあるクリスピーな大人のクッキー。
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