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2024年5月3週目の日記
2024/05/13
かつて一緒にお仕事をしていた子と飲みに行く。最初に出会ったのは5年ほど前で、当時の彼女は目の前の仕事に対し、理想の自分と現実とのギャップに情緒が乱れ、「なぜ今?」という不思議なタイミングでよく泣いていた。つい最近もオンラインランチで全く関係ない人の前で泣いたと聞き、素直さは健在なんだなとニコニコしてしまった。
今日から1週間ほど、沖縄でお世話になった家守さんが泊まりに来る。泊めてあげることで、今後沖縄へ行ったときに心置きなく泊めてもらおうという下心。東京でホテルに1週間滞在すると総額10万円近くかかるらしいので、これでだいぶ恩が売れる。
2024/05/14
お仕事先からご紹介いただいたおもしろ女性の取材。テーマは物件選びと人生。
家守さんはAI×ライティングで起業しており、リリース予定の記事作成サービスをモニターとして使わせていただくことになった。もはや自分のやり方が確立されているので新しいツールを使う方が面倒だけど、時代の潮流についていくためにも新しいものには手を出した方が良い。ありがたい機会であり、持つべきものは良い友人。
2024/05/15
育休中の長年の仕事仲間と久々に会う。伊勢丹の地下でお弁当を買い、新宿御苑で池を眺めながらごはん。自然が多い公園の先には高層ビルがあり、対比が新鮮だった。「みどりの守り神」の最後のコマを思い出す風景。
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7カ月のお子さんは落ち着いていて、淡々としている。同じ年頃のパーソナルトレーナーのお子さんは常に手足をバタバタさせているので、同じ赤ちゃんとはいえ全然違う。新宿の高層ビルを背景に大人から支えられ足をぴょんぴょんさせる小さな赤ちゃんもまた、背景とのコントラストが味わい深い。
夜ごはんは家守さんが作ってくれると言っていたので、夕飯は何かな〜と帰宅したら仕事が忙しかったらしく、何もできていなかった。代わりに作り、沖縄土産のパイナップルワインをひと足先にいただきながら、ヒモがいる生活というのはこういう感じだろうか、と想像する。鬱陶しくなったら捨てられると考えれば、悪くないかもしれない。
コロナ禍でずっと家で過ごす変化のない毎日に危機感を覚え、「急に具合が悪くなる」という本を読んだことで自分に足りないのは人と関わる覚悟だと思い、わたしはぷらぷらし始めた。
家守さんにそんな話をしたら、「もっと人を泊めた方がいい」とのこと。家守さんは同じような危機感を抱いて東京から沖縄に移住し、ゲストハウスのようなことをして家に人を呼ぶようになった人。泊まりに行くのはだるくなったら逃げられるけど、泊めるとなると逃げ場がない。時に人とぶつからざるを得ない場面もあり、より人と向き合うことになるという。
なるほどと思う一方、自分がわたしの家に泊まっていることを正当化しようとしているだけでは?という気がしなくもない。
2024/05/16
なんとなく腕が筋肉痛。なぜかしらと考え、昨日お子さんをだっこしたからだと気づく。そこにパーソナルトレーニングで追い打ちをかけ、へとへと。今日はやたら疲れた。
来月は沖縄で出会ったパイナップルパークのお友だちが泊まりに来ることになった。「もっと人を泊めた方がいい」を早速実行している。もとより宿泊は大歓迎だし、彼女には沖縄でいつも親切にしてもらっているので、お返しする機会ができてうれしい。
そして、お仕事で出会った方のおうちに遊びに行く予定が2つもできた。楽しみな予定が一気に3つもできて気持ちが忙しい。先の予定を組むのはとても苦手だけど、人と一緒の楽しい予定は苦にならない。
2024/05/17
家守さんのサービスを使って原稿を書いてみる。上手く使えれば便利だし効率良く原稿が作れそうだけど、それが楽しいのかはまだわからない。
こんな感想を持つとは全く想像しておらず、やはり実際にやってみるのが大切なのだなという、これまで何度も感じてきた当たり前を再確認。
2024/05/18
前から気になっていた香港料理屋さんへ家守さんと行き、ちょこちょこしたものをつまみながらビールを飲む。家守さんは中国語が話せるので、カタカナで書けば同じだけど発音によって意味が変わる言葉を教えてもらって面白かったけど全部忘れてしまった。
あと、ほとんどの国の言語でお茶を表す言葉は「ティー」「チャ」に近く、例外の地域で飲まれているのはハーブティーだという話も面白かったけど、こうして適当に書いても何も伝わらない。しっかり書くのは面倒くさい。
寝室のプロジェクターでスイカゲームができること、スイカゲームをしながらラジオを聴くとものすごく話に集中できることに気付き、コテンラジオを聴きながらひたすらスイカゲームをやる。シリーズを聴き終え、ついにスイカを消すことに成功した。
夜も家守さんと外食。生死や人生など、真面目な話をした。
2024/05/19
人生の転機を迎えようとしているお友だちのおうちへ遊びに行く。お子さんは以前描いてあげた「鬼滅の刃」のイラストを大事に取っておいてくれていた。我ながらとても上手。特に禰󠄀豆子は口元を竹でごまかせるので描きやすかった。
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今は「推しの子」の有馬かなが好きらしく、「これ描いて!」と渡されたクリアファイルを見ながら黙々と絵を描く。有馬かなは口の悪さとひねくれた性格がすてきなキャラクターなのに、そういう要素のないただのかわいい女の子になってしまった。
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前回「鬼滅の刃」を描いた時は5人で力尽きたらしく、「なっちゃんまだ力尽きない?」「あと何人描ける?」など、お子さんはわたしのコンディションを気にかけてくれ、さながら担当編集のようであった。
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ついでに今日本当は来るはずだったもう一人のお友だちのお誕生日イラストを描く。彼女もまた負けへんで精神が必要とされる状況にあり、かつ毎年のお誕生日イラストを1年間待ち受けにしてくれるので、明るい気持ちになれそうな絵を選んで描く。画像を送ったらさっそく待ち受けに設定してくれた。ものすごく描きがいがある。
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転機を迎えようとしているお友だちにもお誕生日イラストを描く。彼女もさっそくLINEのアイコンにしてくれたけど、肝心の激励のメッセージにはモザイクをかけられてしまった。
お友だちとお子さんと3人でららぽーとへ行き、進級&お誕生日お祝いにお子さんへ文房具をプレゼント。かわいい鉛筆やらシールやらがたくさんあって、心の奥底にいる女児なっちゃんがはしゃいでいるのを感じながらお子さんと一緒に商品を選ぶ。
実用性重視のお友だちは女児のときめきを全く理解しておらず、「どっちも一緒じゃん」「何に使うの?」「この飾り邪魔だわ〜」など水を差すようなことばかり言うので、お子さんに代わってうるせえ黙れと一蹴する。
フードコートでごはんを食べ、2週間後あたりにまた会う約束をして帰る。「また2週間後ね!」とお子さんが楽しそうにしてくれたのでよかった。独り身フリーランス、お友だちが大変なときに身軽に動ける存在でありたい。
今日は不在だったお友だちの下の子は小学1年生で、「のりかえ口」の表記見て「なんでえらそうなの?」と疑問を抱いたという。「口」の漢字を知らないからカタカナだと勘違いし、「のりかえろ」だと思ったらしい。
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小さなお子さんは面白いからとても好き。大人にはない発想。
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