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2024年7月2週目の日記

2024/07/07

10時だというのに30℃を超える猛暑日、都知事選の投票を済ませ、学生時代の友人のおうちへ行き、冷房の効いた室内でお子さんたちと白玉フルーツポンチを作る。これぞ夏。

小学4年生のお子さんが作ったおもちゃのごはんを小学1年生のお子さんが大人たちに運ぶ。いきなりデザートが出てきて、お礼を言うわたしに「なんか卑猥」と感想を漏らすお子さんたちの母。わたしの卑猥センサーの感度は割と高めだと思うけれど、それでもいったいどこが卑猥なのか全くわからなかった。彼女の精神状態が少し心配。

卑猥なデザート

これは何ですか?と料理名を聞いたつもりでいたら「ガチャガチャのカプセル……?」と本物の素材の名称が返ってきて、料理長の小4のお子さんが「ちがーう!」と扉の向こうで叫んでいた。

ガチャガチャのカプセル

これはなんていうお料理ですか?どうやって食べたらいいですか?などうるせぇ大人に、小1のお子さんは困惑しながら付き合ってくれて良い子だった。

ホットケーキとおパン
ドライバーはフォークだそうです

たくさんお菓子を買い込んだのに、ほぼ手をつけずに終わったことに加齢を感じる。昔は食べてたよね……とつぶやいたら、「わたしも同じこと思った」とお友だち。

一緒に遊びに行ったお友だちが帰り道、「みんなに置いていかれないように頑張らなきゃ」と言っていた。彼女の友だちはそれぞれ真っ当に生きているから、仲良くい続けるためには自分も同じようにしっかり生きなければという気持ちがあるらしい。

似た気持ちはわたしにもある。わたしが好きなみんなと仲良くいるには、自分が面白くて良いやつでいるのが一番大事。そう思っているから、停滞感がある時に不安になる。

2024/07/08

気温が高いので終日自宅デー。暑すぎるから仕方がないと堂々家にこもれるのは猛暑の良いところ。

細々した仕事をワーッと進めたのでとてもえらい。後回しにしがちなことはさっさとやってしまえばスッキリするんだなといつも思うのに、結局後回しにしてしまう。わたしは本質的なスッキリよりも後回しにすることで得られる目先の楽を取る浅はかな人間。

2024/07/09

朝ベッドから起き上がったら世界がくるくる回ってびっくり。まさか熱中症なのか?

古巣の会社でランチからの打ち合わせ。いろんな人が労ってくれて、なんとケーキまで買ってくれた。本当に人が良い会社。周りの皆さんから信頼していただいていることも実感できてありがたい限り。

夜は古巣の会社の先輩と飲みに行く。早めにお店に着いてしまったので、一人で水茄子をつまみに瓶ビールを飲みながら待つ。我ながらなかなか渋い。

先輩は腹を壊しており、想定より到着が遅れたので、前に飲んだ時にエロい野菜について議論したことを思い出しながら、野菜の性別について考える。どの野菜も男でも女でもいけるけど、そら豆だけは絶対男。それがわたしのファイナルアンサー。

先輩が合流し、ジャガイモは男だと思うけど、メークイーンは違うという話になる。なんとなくメークイーンにはドラッグクイーン的なイメージがある。

隣のテーブルには、ビジュアル系の顔をしているのにくたくたのオリオンビールTシャツ&短パンというチグハグな印象の初老男性がいる。その男に対し、「なんでそんなに元気ないの!?」とわたしと同年代くらいの綺麗めな女が強めに問いかけ、男の股間をまさぐりながら「ビー玉みたいになっちゃってんじゃん!!」と大きな声で感想を述べていた。すごいものを見た。

2024/07/10

今日も世界がくるくるする。熱中症なのか二日酔いなのか、判断はつかないけれども、どちらも対処法は水を飲むこと。

夜はかつて同じ部署で仕事をしていた先輩と飲む。水割り燗という、水で割った日本酒のお燗を初めて飲んだ。にごり酒は甘酒の雰囲気が強くなり、ライトで優しくておいしい。

2軒目に怪しい中華系フードコートのようなお店に行く。彼女は年上で、興味のあること、好きなことに対してフットワーク軽く動いている人。今後の人生に飽きてしまいそうだという不安を相談しながら、まぁどうにかなるかと思えてきたのでありがたい限り。

2024/07/11

昨日のメモには「クセの強い食べ物が好きな女は大体クセが強い」と書かれていた。昨晩、わたしたちはスパイスの効いたラム串とピータン豆腐を食べながら、紹興酒のソーダ割りを飲んでいた。わたしたちはクセが強いのだろうか。

朝から体がだるいが、午後からパーソナルトレーニングへ行く。道中のビルの階段にはおじいさんがしゃがみ込んでいて、急いでいたので一度は素通りするも、いや放っておくわけにはいくまいとUターン。

大丈夫ですか?と声をかけたら「大丈夫です」とのこと。どうやら持病の痛みか何かが落ち着くのを待っている雰囲気だったので、それ以上何もせず立ち去る。もっとおせっかいになるべきか、一度声をかけたので良しとすべきか。帰る頃にはいなかったから大丈夫だったことにしたが、「何か困っていますか?」と声をかけるべきだったかもしれない。

トレーニングはいつもよりしんどく、寝そべって起き上がると世界はくるくる。トレーナーからは「貧血っぽいし、エネルギーが足りていない」と指摘される。言われてみればたしかにエネルギーが枯渇している感じがするので、帰りにレバーを買い、レバニラを作る。鉄分が摂れるスタミナ食といえばレバニラ。

そして疲労回復には寝るのが一番。9時半にベッドに入り、おそらく10時頃には寝た。

2024/07/12

悲劇の2時半起床。熱中症の疑いもあるので水を飲み、1時間半くらいうだうだ眠れぬ時間を過ごし、どうにか再び寝るも朝は当然スッキリしない。なんならここ数日で一番体がだるい。

先日、男性更年期を経験した方から「とにかくだるかった」と聞いたが、この感じが毎日続くんだろうか。だとしたら、たしかに仕事にならない。若い頃はだるいくらいで仕事ができないってどういうこと?と思っていたけど、今ならわかる。

予定は全てリスケし、急ぎの仕事もないので最低限のやることをこなし、のんびりデーに切り替える。とはいえ何かをする気力もなく、さてどうしようか考えた末、後回しにし続けてきたポートフォリオ作成に着手する。とはいってもnoteの記事にURLをコピペするだけの簡単ポートフォリオだけど、こんな日にうってつけのナイス単純作業だった。

「共に暮らすぬいぐるみとリラックスして過ごすための提案をchatGPTに聞いた」と妹からLINEが来る。添付のスクショにはぬいぐるみに手作りおやつや新しいおもちゃを与えることが提案されており、「ぬいぐるみでも、こうした刺激が楽しいものです」という一言が添えられていた。無機物に関する無機物からのアドバイス、妙な説得力がある。

2024/07/13

歩きながら引き続きエネルギー不足を感じる。夏バテか、熱中症か、夏風邪か、それとも別の何かか。

3年前に買ったマンションの売却ないし貸出を検討しており、不動産会社に話を聞きに行く。賃貸は面倒くさそう、不動産相場の先行きがわからない、地震が来たらアウト、余計なものを持つのは性格的に合わないといった理由から却下。

じゃあ売却はどうかというと、まさかの購入価格より高く売れそう。わたしより年上のマンション、まだまだ現役。

その足で起業した仕事仲間のイベントへ。アートギャラリーを巡りながら作品およびアーティストの解説をしてくれるガイドツアー。

ギャラリーもギャラリー運営者もアーティストも普段馴染みがない領域で、作品に関する解説を聞くのはシンプルに面白い。

が、やはりわたし自身にエネルギーがたりない。新しいものに触れるには自分に余力が必要なのだと再確認。終わる頃にはへとへとになってしまった。

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