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日本茶を知らない日本人だった私のこと


日本人として日本で生まれ育って31年。
それなのに、私は日本茶の本当のおいしさをまだ知らないのでは…?



そんな風に感じるようになったのは、たまたま日本茶好きの知り合いが増えたからかもしれません。


日本茶おいしい!
日本茶にハマった…
こんな風に飲んだらおいしかった!
内臓が日本茶を求めている



といった投稿をTwitterでちらほら目にするようになり、


「あれ、日本茶ってそんなにおいしかったっけ…??」
「みんなのこの日本茶への熱量はいったい……???」

と、なんだかものすごく豊かな世界がこの先に広がっているような気配を感じ、日本茶のお店をいくつか巡ってみることにしたのです。




それはもう、目からウロコの連続で。



このままどうぞと抹茶の茶葉を出していただいたり。
そういえば、茶畑からいったいどうやってこの茶葉の状態になるのか、考えたことがなかったな…!

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お一つお選びください、とビギナーの私にはあまりに多すぎる選択肢が目の前に並んだり。
いくつかお気に入りを見つけておいて、今日はさっぱりしたい気分だからこれで、なんて家でも選べるようになると良さそう…!!

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季節のメニューということで、日向夏が入った日本茶がでてきたり。
紅茶にレモンを浮かべるのだもの、日本茶に果物を入れたっていいんだ…!!!

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そして一番印象に残ったのは、ゆっくり落ちていくしずくを見送るひととき。



静かな店内で「ぽつ……ぽつ………」とお湯のみに向かう一滴一滴をじっと眺めているうち、これはもしかすると座禅や瞑想に近い感覚なのかもしれないと思うほどに、ざわめいていた心が穏やかになっていったのでした。

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日本茶は最後の一滴にうまみが凝縮されている、とは聞いたことがあったのですが、家で日本茶を淹れる時は「お茶を飲む」ために動いていて、「お茶を淹れる」ことも含めて楽しもうとは考えていなかったように思います。


日本茶は、その味のおいしさはもちろん、お茶を淹れるプロセスも含めて楽しめるもの。



そんな風に感じられるようになってから、家で日本茶を楽しむ時間は、今までの何倍も豊かなものになりました。




さて、めくるめく日本茶の世界に足を踏み入れた私の目下の目標は、

・これまでワクワクしながら待ったことがなかった「新茶の季節」を楽しむ!

・お茶の水出しや炭酸出し(!)サイダー割(!!)など、知り合いから教わった夏にぴったりの飲み方を全力で楽しむ!

・焼酎の緑茶割り、ほうじ茶ウイスキーなど、お酒との組み合わせも全力で楽しむ!

・推しの日本茶を作る!

など。


お家でいろんな楽しみ方を広げながら、いつか茶畑にも行ってみたいなと思っています。


Twitterもよろしければぜひ。 https://twitter.com/natsumi_tbs