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初の書籍『I型(内向型)さんのための100のスキル』を出版したときの3つの壁

私ごとで恐縮ですが、初めての書籍を出版することになりました!
Amazonで予約が開始となり、4月24日に発売となります。

I型さん(内向型)のための100のスキルというタイトルになります。

発売直前となり、不安でいっぱいではありますが、今の気持ちをnoteに書き留めておこうと思います。

「本を出版する」というのを客観的に見ると、何かキラキラしてそうな気もするのですが、実態はそんなことはなく。

主に、3つの壁(メンタルブロック)がありました。


1つ目の壁「私に書けることなんて、あるのだろうか?」

思い起こせば、数年前くらいから本の企画は考えていました。

そのときは、私たちがやっている「母親アップデート」という活動に直結するような、「母親が自分の人生を生きる」ことに繋がるテーマで企画を考えていました。

なぜ、「本」なのか?

というと、たしかにnoteや動画やSNSや音声メディアなど、色々と伝えられる手段はあると思うのですが、個人的には「本」にたくさん救われてきたので。「本」だからこそ伝えられること、伝えられる人がいるかと思ったからです。

ただ、そう簡単に出版の道にはつながらず、いろいろな出版社さんや編集者さんにご提案してみましたが、何度も何度も撃沈しました。

今振り返ってみると、独りよがりの企画だったと思います。読者目線を本当に考えられているか?というと、考えられてなかったとも思います。

そのタイミングで、目に入ったのがNewsPicksさんがやっている出版ゼミ(講座)の募集です。

思い切って、説明会に参加してみるものの、

撃沈が続いている状況だったので、「私に書けることなんて、あるのだろうか?」という壁を超えることはできず、参加を断念しました。。

その後も企画を磨き込みたいと思い、出版コミュニティ的なものに参加したりして、もがいていました。

そして、2年後。

またNewsPicksさんの出版ゼミ(講座)2期の募集が目に入ったのです。

「今回こそは!」と思いつつ、説明会に参加するも、やっぱり勇気がでない。

できない言い訳を探してしまう。。

説明会でお話されていた1期生の体験談に背中を押していただき、かつ講師の干場さん(ディスカヴァー・トゥエンティワン共同創業者)の熱い想いに心を打たれて、思い切って飛び込むことにしました。

2週間に1回の課題がハードだったのと、参加者全員の前で愛あるフィードバックをいただくのがしんどくって、なかなかチャレンジングでした。

その時のことは、こちらのnoteにも書いてます。

2つ目の壁「私が書く意味ってあるのだろうか?」

出版講座のなかで最終日に卒業プレゼンがありました。
プレゼンの評価が良ければ、「面談に進める権」が得られるとのこと。(ただし、出版の確約が得られる訳ではない)

それまでのフィードバックで、全く芽がでる可能性を感じられなかったので、毎回落ち込んでいたのですが、「もしかしたら一気に挽回できるかも?」と思いました。

本にも書いているのですが、プレゼンをめっちゃ練習しました。100回以上、本番を想定してzoomで録画して、自分でレビューして、軌道修正してを繰り返し。1週間は根詰めて、プレゼンの練習に時間をあてました。

そして、臨んだ本番。

練習した通りにプレゼンがうまくいった感はあったのですが、

講師の干場さんの第一声は、

「プレゼン良かったけど、全然"内向型"っぽくないプレゼンでしたね」

なんと、まさかの練習が逆効果!?

「やっちまったー」感があったのですが、

参加者のみなさんの優しさにも助けられ、なんとか「面談に進める権」は、滑り込みでいただくことができました。

前置きが長くなりましたが、そこで訪れたのが2つ目の壁、

「私が書く意味ってあるのだろうか?」

だって、世の中には既に有り余るほど名著があるじゃないですか?

名著を読めば読むほど、その完成度をまざまざと見せつけられているような気がして。落ち込みました。

そりゃそうですよね。喩えるなら、私はまだ食材の調達さえできてないときに、フレンチのフルコースを見せつけられるような、そんな感じです。

面談で何度も企画を磨き込みながら、「私が書く意味」を自問自答してました。

キッカケになったのは、友人が私と同じように悩んでいたこと。

仕事はきっちりやっているんだけど、内向型ゆえに、自己アピールできない。周りの外向型の人は評価されているんだけど、自分はなかなか評価されない。

彼女のお悩みをズバリ解決してあげられなかったのが、歯がゆかったです。
あと、内向型の本を薦めてみるものの、もっと具体的なノウハウが詰め込まれた本があったらいいんじゃないか、とも思いました。

私自身は、心理学や脳科学の専門家ではありません。

どうしても、「できないこと」「持ってないこと」に目が向きがちですが、私自身が試行錯誤してきたこと、実践的なノウハウであれば書く意味があるかも、と気づいたんです。

さっきのフレンチのフルコースの喩えで言うと、ひと口で食べられるようなピンチョスをいっぱい作る的な感じです。

そして、本の企画を磨きこむプロセスのなかで、自分のミッションも明確になりました。

「ひとりひとりの可能性を解放するキッカケをつくる」

本だからこそできることがあるんじゃないか、と思っています。

3つ目の壁「世の中に出していくことへの不安」

ここまで本をつくるプロセスの話を書いてきたのですが、3つ目の壁がそびえたっていました。

「世の中に出していくことへの不安」です。

これは内向型の特性が多いにあると思います。

「どう思われるんだろう?」とか、自分で「買ってください」とか言うのはハードル高すぎじゃないかとか、ぐちゃぐちゃ頭の中を巡っていました。

でも、本は自動的には売れません。

つまり、自らが本を書く以上のエネルギーを注いでこそ、届けたい人に届けることができる。

そう気づいたことで、覚悟が決まりました。

ひとりでも多くの人に届くように、全力でプロモーションしていきます。

自分の中でも迷ったりしそうなので、ここでも書き留めておこうと思います。

①届けたい人に、届けるため。

②「出版」という1つのアウトプットの機会を、もっと多くの方に広げていきたいから。

今回の一連のプロセスで、「出版」という1つのアウトプットの形は尊いなと改めて感じています。
この内容を全部ひとりで語るには何十時間かかってしまいそうなところを、1冊の形でお届けできる、好きなところをピックアップしてもらえるって、すてきじゃないですか。

私がやっているのを見て、「じゃあ私もやってみよう」と思ってくれる人が出てくるんじゃないか、そんな期待もあります。

③機会をいただいた干場さんや、お世話になっているみなさんに恩返し(恩送り)していきたいから。

「新人著者発掘」って、リスクもあるし、工数もかかるし、普通に考えたらやらない方がいいんじゃないかと思うんです。ベストセラーの著者や、著名人の本を出した方が売れる確率が高いじゃないですか。

でも、それでも「新人著者発掘」に想いを持ってエネルギーを注いでくださっていること、このような機会をいただいたことは、ほんとにありがたいと思っています。

そして、専門家でもない私がこの本を作れたのは、ここまで出会ってくれた方々から沢山のことを学ばせてもらったからです。
運営している母親アップデートコミュニティで出会ったみなさん、応援してくださってるみなさんをはじめ、挙げればきりがないのですが、1つ1つ恩返ししていきたいです。

いや、直接恩返しできない気もするので、「恩送り」と表現を改めます。

さいごにお願いです。

全力でエネルギーを注いでいきますが、ひとりでできることは限られています。ぜひみなさんのお力を貸していただけますとうれしいです!

「#I型さんのための100のスキル」 でSNS投稿してみたり、

「本屋さんで見かけたよー」という投稿もうれしいですし、

Amazonレビューや、noteなどに感想を書いていただくのでもうれしいです!

いつもお世話になっているみなさんに感謝とリスペクトを込めて。ここまで、長文を読んでくださって、ありがとうございました!



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