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母はとことん面倒くさいらしい

つかの間の正月休みを兄弟たちと過ごしながら、いろいろと気づいたり考えたりしています。兄弟たちの反応を見ていると、私自身がごく自然にしていることが、相手にとって嫌だと思うことがあるのだな、とある意味当たり前ですが気づきにくいことに気づくことが多くあります。

特に長男は最近、自分自身の意志も意見もはっきりしていて、「お母さん本当面倒くさい」とはっきり言われることがあります。自分と相手は違うのだ、ということをごく自然に理解し意思表示している長男がすごいと思うので、「違うということは何か」を書いてみようと思いました。


インプットが大好きな私が母になったら

私は小さい頃から変わらず読書、美術館、博物館、などの新たな知識に触れられる場所が大好きです。自分のアンテナに触れたことを探求していくことが、単純に楽しいのです。

数年前、CliftonStrengthという自身の強みを分析する才能診断ツールに出会い診断した結果、Top5は収集心、最上志向、学習欲、達成欲、慎重さ、でした。Topの収集心はInputをさしていて、「より多くの知識を求める知りたがり屋」であるという特性はまさにその通りです。
また、学習欲、達成欲もあり、元々勉強もコツコツとやることが苦にならないところがあります。

そんな特性を持つ私が母親になるとどうなるか。

あれこれアンテナをはり、子供によさそうなコンテンツであったり、知識をどんどん収集し提案する「先まわり提案型」の母親になりがち、だったかもしれないなあと、思います。

集中できることが一つあればいい長男が教えてくれた

一方の長男は、私から見るとあり得ないくらい一つのことに集中しています。長男がどんな強みを持っているのかは、これから大人になっていく長男とじっくり付き合いながら知っていきたいな、と思いますが、知識の量でなく深さが大事なのだなあと思います。

また、自分で考えることが好きなのだということもわかります。
例えば、大好きなマインクラフトの話。
わからないことに直面しているのを見かけると、私としてはつい、Input欲が働きいろいろ調べては教えたくなってしまいます。小学校低学年の頃こそ、私が調べたことに従いがちだった長男ですが、今では調べる力がついてきたので、私の横やりは単純に鬱陶しいようです。

自分で考える、ということは、調べればなんでもわかる時代にとても大事な能力。しかし、ごく自然に自分がしていることや特性が子供と接するときにも癖のようになっていて、知らないうちにさまざまな可能性を奪うことになるかもしれない。

「お母さん面倒くさい」

そう言ってくれてありがとう長男。

当たり前だけど子供と親は特性が違う

なんでわからないんだろう、伝わらないんだろう、ということを子供に接しながらたびたび思ってきました。仮に私が知りたがり屋でたくさんの知識をインプットする勉強が苦にならない、それが当たり前である状態で子供と接していたら、少なくともその特性と全くイコールでない子供たちとは、きっと通じ合えないですね。

ダイバーシティだとかインクルージョンだとか綺麗な言葉が並んだ現代ですが、相手の特性を本当に理解することは、そんなに表面的じゃないなと思います。

長男も次男も全く違うし(ついでに夫もこれまた違うし)、家族みんなが自分らしい形でいられることは難しいかもしれませんが、それができたらすごくいいなあと思う、年明けです。


余談ですが、文中で記載したCliftonStrengthの強みを活かす考え方が好きで、私自身はコーチ資格も取得しています。
診断は書籍(以下)にて取得可能です。


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