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社会人15年経験した今だから思う、やってよかった仕事への臨み方・3つ

大卒で社会人になって、15年が経ちます。

当時は15年の道のりも38歳の自分も全く想像もつかなかった。
ぼんやりと、38歳はとても大人で、なんでもうまくこなせてると信じてた。
振り返ってみれば あっという間だったし、自分という根本的な
「キャラ」は15年前と大して変わっていない気がする。

要は「大人」なんて存在せず、
大きな「子供」がいるだけな気がしているのだ。
(世の中には、ちゃんとした大人の方がたくさんいます)

とはいえ15年経てば、赤ちゃんが高校生になる。
わたしも社会人としては高校生くらいにはなれたと信じている。

この15年間で、そんなわたしが「やってよかったと思うこと」を
まとめておきます。

ちょっと上から目線な内容かも知れませんが、今後の自分に向けて、おごらず忘れるなよ、という意味で。

かった【1】 とにかく何でもたくさん挑戦する

自分にできるか、身の丈に合うか、他の人にどう思われるか、
そんなの関係ない。
頭で考える前に、とにかくどんどん挑戦する。


大事なのは、自分は何でもできると信じること。
実際は全然、全く何もできない。嫌になるくらい。
でも嘘でもいいから信じないとスタートラインに立てない。
大丈夫、やってみて、いよいよダメだったら周りが見兼ねて助けてくれる。
会社や職場だって、その仕事をうまく回さないとやっていけないんだから。

あとは、周りのことは気にしないこと。
あなたの挑戦をバカにする人、嫉妬する人(自分もやればいいのに)、中傷する人、邪魔する人(ホントにたまにいる)、いろんな人がいる。
そう言う人たちの存在は無視すればいい。
あなたの人生にとっては不要な人たちだから。
周りのネガティブな意見に惑わされて、成長するチャンスを逃さないで。

ただし、言ってることには聞き耳を立てておいて、
反省材料になりそうなところだけメモしておこう。
今後の自分の役に立つ。(メモしたら即刻忘れていい。)

逆に、応援してくれる人、面白がる人(いい意味で)、話を聞いて励ましてくれる人、つまり友人になれそうな人たちは大切に。
中でも、厳しいけどありがたいことを言ってくれる人は特に大切に。
頼れば助けてくれるしアイデアをもたらしてくれる可能性、大。

成長すること=上のステージへ登ること、と仮定するとしたら、
コツコツ自分で実力をつけながらよじ登るか、
実力もないのに突然そのステージへ自分をぶっ込むかしかない。
(上司などの外からの力で否応無くぶっ込まれる場合もある)

コツコツ自分で実力をつける方法は、時間もかかるし、
何より世間が思っているほど全員にできることではない。

だから、無理やりステージ(環境)を変える、
ぶっ込むほうをオススメする。


よかっ【2】 新しいものに誰より早く飛びつく

現代社会は刻一刻と進化している。
新しい価値観、技術、フレームワーク、アイデア、人、ツール、流行り、
毎日のように生まれている。
古いものに固執する人は、置いていかれる。

会社の中でも同じ。
たとえばメーカーに勤めていて、主力商品が刷新されて、
新しい商品が販売されるとする。

そうしたら、その商品に一番詳しい人に、最速でなること。
商品の使用方法、使い勝手、注意点、こんなことに使える、
何でもいいから研究する。

以前の商品に詳しい人はたくさんいた。経験から古参の人が有利だった。
でも新しい商品が出たら古参も新参もスタートラインは同じ。
むしろ今までと違う目線を持つ新参が有利なケースもある。
新参が古参に教えることだって出てくる。

何かが変わるときは先行有利、チャンスだ。

そして、出し惜しみせずどんどん共有すること。
たとえ、3ヶ月後に全員があなたと同じレベルになっていたとしても、
優位性がなくなったと嘆かなくて大丈夫。
あなたの印象は変わっているから。
「できる人」「知識ある人」「頼れる人」「リーダーシップがある人」に。

それを何度か繰り返すと、いつの間にか本当に
「できる人」「知識ある人」「頼れる人」「リーダーシップがある人」に
あなたはなっているのだ。

よかった【3】 盗み、考えること

教えてもらうよりも盗むこと。
盗んだものを、盗んだままではなく、考えて自分のものにすること。

(1)教えてもらった通りにも出来ない人
(2)教えてもらった通りに出来る人
(3)教えてもらったことの一歩上を行ける人
(4)教えてもらわなくても一歩上を行ける人

(1)は論外。がんばろう。
(2)は作業。アルバイトならいいかも。
(3)新社会人としてなら、ここが基本。
   でも教えもらうと言うことは1つの仕事に人件費が2倍かかってる。
   だからいつまでも(3)じゃ、お荷物になってしまう。
(4)社会人としての基本。教えてもらわなくても、できる人を見て盗み、
   自分で考えて動く。
   「あれ?教えてないのにできてる」▶︎「仕事できるな、あいつ」

(4)を繰り返すことで、人を観察して判断する力がつき、
結果的に空気を読んで考える力がつく。
空気を読んで考える力がつくと、自分で仕事を創り出せる。

上司でも部下でも取引先でも、相手が何を求めているか、
相手が今求めていなくてもこれから相手に必要になることは何かを
考えながら動くと、必要とされる「人財」になれる。
これは多分、これからの時代も変わらない。

他人から盗んで、アイデアのエッセンスを得たとしよう。
それを自分の頭で考えて、自分のエッセンスを混ぜてしまえば、
それはもうあなたのアイデアだし、あなたのスキルだ。
自信を持っていい。



ある程度 仕事に慣れてきて、ある程度 結果が出て、
ポジションも上がってきたりなんかすると、
余裕というか「おごり」が生まれてくる。
そんなにチャレンジしなくても、今くらいでいいや、と。
失うものも出てくるだろうし、守りにも入りたくなる。
そうすると、上記3つのどれも、無意識にあんまりやらなくなる。

人生100年時代。しかも今後は激変の時代になるだろう。
もし100歳生きられるならば、50歳でようやく折り返しだ。
40歳でもまだ60年もある。
その残りの人生では、今までになく次々と新しいことが生まれては消える。
死ぬまで勉強し続ける人生になるだろうし、そう望んでいる。

ありがたいことに、私たちは退屈な人生は過ごせそうにない。

サポートしてくれたら泣いて喜びます。