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1日に1回、自分を褒めてみよう

こんばんは。ナツミです。

最近、「自己評価」についてよく考えます。
他人のことは正しく評価できるのに、自分のことは過小評価してしまう、という人も多いと思います。

自分を過小評価していると、そのイメージが自分に刷り込まれてしまいます。
だから、過大評価する必要はないけれど、正しく自分を評価するだと思うのです。

自分を過小評価するのは、自信過剰だと思われたくないから

会社で年に1〜2度、翌年度の給与や賞与を決めるために、評価されるタイミングがありました。前職では、上半期の終わり頃と、下半期の終わり頃の2回でした。
まず自己評価をして、上司の評価を受けて、最終評価が決まるという流れです。

当時のわたしは、自分を厳しく評価しがちだったので、ありがたいことにたいていの場合は上司から良い方に修正していただいていました。
また、周りの人の話を聞いても、自身を過小評価して、上方修正してもらう人が多かったのを記憶しています。

こんなふうに、誰かに自己評価を伝えるときに、自分を過小評価して表現してしまう人は多いのではないでしょうか。

そういうときは以下のような状態に当てはまることが多いのではないでしょうか。

・自分を褒めることに慣れていなくて後ろめたさを感じてしまう
・自分の評価が下方修正されたら自信過剰な人みたいで恥ずかしいから低めに評価する
・本当に自分はダメな人間なんだと思い込んでいる


他人を褒められるのに、自分は褒められないのはなぜか

過小評価するということは、自分の良く評価すべきところがわからないか、わかっているけれど正しく評価できていないということです。

でも不思議なことに、自分のことを過小評価しがちな人は、人のことを褒めるのが上手だったりします。(もちろん全員が全員、人を褒めることが上手なわけではないですが)

評価するための基本的なステップは以下のような感じだと思います。

・良いところも悪いところも、まずは認識する
・それらを、過大も過小もせずに、素直に受け止める
・過去と比べたり、他者と比べたりして、評価する

一方で、自分を過小評価する人のステップは・・・

・良いところが見えない、あるいは良いところはできて当たり前と考え、悪いところばかりを認識してしまう → 認識が偏っている
・良いところは小さく、悪いところを大きく受け止めてしまう → 受け止め方が偏っている
・過去ではなく、他者と比べることのほうが多い → 評価の基準が偏っている

過去のわたしもそうだったのですが、どのステップにも偏りがあります。

特に、悪いところばかり目についてしまうことや、過去の自分ではなく他者と比べてしまうことが多いのではないでしょうか。
つまり、「自分を客観視する」視点が足りていなかったり、ついつい「判断基準を厳しく設定してしまう」ことが多いのではないかと思うのです。

他人のことなら上手に褒められるのに、自分のことになると褒められなくなるのも、客観的に自分を見られていないからです。

また、比較対象をどこに設定するかによって、当たり前ですが評価は変わってきます。自分よりできる人と比べたら自分はできないし、自分よりできない人と比べたら自分はできる人です。
でも、過去の自分と比べると、きっと今の自分のほうができる人ですよね。

他人のことなら上手に褒められるのに、自分のことになると褒められなくなるのは、こんなふうに、自分に対しては比較する基準を高めに設定してしまうからということも考えられます。

自己評価が低いと、信頼されない時代になってきたかもしれない

最近は、自分を上手にアピールできる人が本当に増えたと思います。
ブログやSNSで、自分の強みを武器に、自分を表現する舞台が増えているからだと思います。

過去には、自己評価が低いことが、謙虚だとか、自信過剰じゃないとか、周りから良い評価を受けることが多かったような気がします。それが美徳だと思われていたからです。

でもこれからは、自分を正しく評価して、良いところをうまく表現したり、強みとして活かしていくことが大切になる時代です。

だから、自己評価が低いなんて、とてももったいないと思うのです。


偏りをなくすために、良いところをちゃんと見つける練習をしよう

自己評価が低い原因は「認識の偏り」「受け取め方の偏り」「評価基準の偏り」にあると書きました。

自分を過小評価している人が、正しい自己評価ができるようになるには、少し時間が必要だと思います。

自分の良いところを見つけて、素直に評価するのに抵抗感を感じるだろうと思うからです。

抵抗感をなくすには、何度も練習あるのみ。
ということで、自己評価が低い方には、「1日1回、自分の良いところを見つけて褒めてみる」ということをオススメします。

「今日、エレベーターじゃなくて階段を使ったな。健康のことちゃんと考えて、実践できて、自分えらいじゃん」
「同僚がテンパってたから声をかけた。ちゃんと周りを見れる視野を持ててるな」
みたいな感じで、頭の中で考えてみるのです。

最初はなかなか難しいと思いますが、ヒントとしては、

・人からありがとうと言われたこと
・人ができていないことで自分ができること
・誰かを笑顔にしたこと
・誰かに褒められたこと
・自分ががんばったこと

などから広げていけると思います。

また考えるタイミングとしては、予定と予定の間のふと息をつくタイミングで前の予定を振り返ったり、帰宅するとき・お風呂に入っているとき・寝る前などのちょっとした時間に、1日を振り返りながら考えてみるのがオススメです。

良いところ・褒めることを探すことに慣れてくると、自然と「お、今よかったじゃん」と考えられるようになってきます。

1日1回、褒めポイントを探すということは、良いところに意識を向けるということです。

わたしも昔は自分の良いところをちゃんと認めてあげることが苦手でしたが、きちんと意識を向けることを繰り返すことで、自分の良いところを認めて言葉にすることに抵抗感がなくなりました。(ちょっと照れはしますが) 

自分で自分のことをちゃんと褒められるようになると、当然ですが自信につながります。
自信が増えると、笑顔も増えるし、気持ちも前向きになります。
何より、自分の良いところをちゃんとわかっていると、人から叱られたり、ケンカしたり、落ち込むようなことがあっても、すぐに持ち直すことができるようになります。
自分の悪いところを目の当たりにしても、すぐに良いところもあることを思い出せるようになるからです。

自分のことをちゃんと褒められるようになる、ということは、自分のことを過大評価することとは違います。
悪いところだけを認識するのではなくて、同じくらいのバランスで良いところをちゃんと認識してあげるということです。

もし、自分のことを過小評価してしまう、そして過小評価はもうやめたいと思っている人がいたら、「1日1回、自分を褒める」ことを、是非やってみてほしいです。


#ナツミnote 【Day182】
自分の声に耳を傾けることで、自分を大切にしよう。そんなnoteを、ほぼ毎日書いています。書いたのにアップし忘れて、noteが数えてくれる連続更新記録のカウントが途切れたので、「ほぼ毎日」。たまにエッセイ。

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