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20代最後の年に北海道での起業を決めた理由

こんにちは。株式会社プレスリーの代表 渕上菜摘(ふちがみなつみ)です。2本目の投稿では、起業という選択肢を選んだ理由をまとめていきます。


社会人になって丸7年経過、30歳目前で、退職を決意。
どうするか悩み、選んだ道は「北海道で起業」でした。



1.  私はどうして退職したのか


2022年3月まで勤めていた会社は
・出社義務がなく在宅勤務で勤務時間の縛りもない
・月に数回の出張(旅行好きにはたまらない)
・営業目標以上の成果には評価(インセンティブ)あり
の自分にとって好条件でした。

創業メンバー3名のいわゆるベンチャー企業で、創業2年目に入社した私は一人目の社員。
コロナでいまは当たり前になったリモートワークを2019年から積極的に実施していた会社に勤め、働きやすく、営業成果も見てもらえる最高の会社です。

では、なぜ好条件の会社を退職したのか

一言で言うと「自分に何ができるのか自信がなくなった」から。

観光コンサルティングという業務なので、常に業界の成功事例のインプットと課題に沿った提案&実践が求められ、かつ、相談を受ける相手が社長もしくは経営者がほとんどです。

代表や役員の側で業務をする上では「脳」となる決断は自分ではなく上司であり、実際の作業や、決断の補佐はしてきましたが、実際に自分が責任を持って成果を残す提案ができるのか。
4年間勤めても自信を持ってYESとは言えない状況がありました。

会社にとって、クライアントにとって、自分がもたらすメリットはあるのだろうか。

私は社会経験もまだ8年、提案相手は会社を経営する社長や役員。
提案できることは、代表や役員と共に進めてきた経験のある範囲内。

現状のフィールドのままでは活躍できないと強く感じ、退職を決めました。



2.  次のキャリアの候補としてあったもの


自分は何をすれば活躍できるのか。
次の道の候補は4つありました。


候補1
対社長、経営者に対するコンサルティングの中で力不足を感じていたことから、そもそもの知識を入れようという「大学院でMBAの取得」

候補2
就活時期から東京への憧れがあり、大学同期の大多数が東京で就職しその様子姿をSNSを通じて見ていたことから、頭の片隅にあった「東京で再就職」

候補3
今とは生活を変えず、全く新しい業界へのチャレンジ「札幌で再就職」

候補4
個人事業主のボリュームを厚くし、観光コンサルティングを続け経験を積む




3月末に退職を決め、2月に有休消化を予定していた私は、大学院の資料を請求しシラバスの内容を見て、東京で企業と繋いでくださる方にお会いして面談を進め、ミイダスに登録してESを書いて北海道の数社とオンライン面談を進め、もともとの個人事業主としてのクライアントとの業務を増やし、全力で模索しました。笑

その時期に出会ったのが、運命を変えることとなったVCさんです。
(この頃は恥ずかしながらVCというキーワードに初めて出会い、こっそり意味を調べたぐらい)

長いこと課題解決型の営業を通し、多くのホテル旅館観光協会もしくは団体に出入りしていた経験から、現場の方々からヒアリングする運営の課題や観光業界全体に対して感じている課題がありました。
この話をVCさんにすることで全く想定していなかった、新候補5「起業」があがってきました。

壁打ちを数回繰り返し、「自分は観光業界ではまだまだ力不足」から、「今感じている課題に対して、今の経験からできることがある」と気がつき、強烈にワクワクした記憶が強く残っています。

VCさんより「共同創業」という形での起業をご提案いただき、挑戦を決めました。



3.  「これから」


少し欲張りですが、選んだ道は
・インプットをするための大学院受験
・個人事業主での観光コンサルティングは継続(最前線の観光現場に触れる)
・北海道での起業へのチャレンジ(=東京に対して持っていた憧れの実現)
です。

何をやりたいのか、目標は何か
それが定まらず一歩を踏み出せない私に

やりたいこと、興味があること、楽しいこと
全てに挑戦してから、問題が出てきたらその時に目標を設定し直すでもいいのでは?と模索時期に、ある方に助言をいただきました。
(VCさんとの出会いの場を設けてくださったのもこの方)

この言葉をきっかけに、経験すればそれはどこかで必ず自分の糧になると信じ、まずは今できることを毎日全力で取り組んでみようと決めました。
もうすぐで30歳です。新しいスタート、ここから10年はどうなるのかワクワクします。


私が北海道で起業を決めた理由は

・今までの経験を活かした仕事を自ら作り出す可能性があることを知った
・今まで生まれ育ち、家族のいる北海道で挑戦できる
・東京への憧れの理由「規模の大きさ」「キラキラ感」を北海道でも感じながら働ける可能性がある

これらを叶える「共同創業」のチャンスをいただいたから
、それが答えです。


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