ちょっとやりすぎた?私のストレス発散方法
今回は「#買ったわけ」という面白そうなイベントをやっていたので、こちらに合わせて記事を書いてみました。
私が紹介する買ったものは…「サンドバッグ」です🥊
サンドバッグが急に欲しくなった理由
買ったのは2022年末で、私がUXデザイナーになってしばらく経った時でした。買った理由は「ミーティングの後、すぐにストレス発散したくなったから」です。
UXデザイナーになって苦労したこと
UXデザイナーとして案件を対応し始め、技術面(カスタマージャーニーマップ作成など)以外で苦労したことが、ステークホルダーとのやりとりでした。
グラフィック・UIデザイナーだった時は「上から決定事項が降りてくる」という状況が多く、私はただ手を動かすだけということが多かったです。
しかし、UXデザイナーになってから「企画の目的は?」などの上流部分から携わるようになり、また企画検討のブレスト会、KPIツリー作成のファシリテーションなども任せていただけるようになりました。
新しくやることが増えて嬉しかったのですが、同時に「会話する・認識合わせをする」という場が増えた結果、慣れていなかったせいか徐々にストレスが溜まり始めました…
「私とはどうしても合わない人」が見え始めた
一緒に働いている方々は全員良い人なのですが、やはり考え方・伝え方などは人それぞれで、UXデザイナーとして案件を進めていくうちに「あぁ、私にはどうしても合わない」と感じる人が何名か見えてきました。
そういった人たちとミーティングをすると、どうしてもイライラしてしまったりショックを受けてしまい、「この負の感情を、次の全く関係ないミーティングに引きずってしまいそう…」とある時から不安になりました。
そこで、"作業部屋に引きこもりのテレワーク環境で、一瞬でストレス発散できる方法"を考えた結果、「物理的に何かを思いっきり殴ればいいのでは?」となり、衝動のままサンドバッグを購入しました(笑)
サンドバッグを買ってみて
買ったばかりの頃は、ミーティングが終わった瞬間に席を立ち、すぐ後ろにあるサンドバッグを頻繁に殴り倒してましたw
そのおかげで程よく疲れて汗をかき、2~3分したら「よし、次いこう」と切り替えもできていました。頭の中と感情を切り替えるキッカケにもなっていたのだと思います。
ただ、しばらく経って「サンドバッグに頼りっぱなしという状態も、それはそれで良くないかもしれない」と考え始めるようにもなりました。
そして、根本的な解決として「私に合わない人と、どうコミュニケーションを取るか」という対策も考え始めました。
合わない人とのコミュニケーション対策
1.ソーシャルスタイルをインプット・意識した
私の会社では、入社したら必ず全員「ソーシャルスタイル」を研修で診断します。
この診断・研修を受けた頃は「ほ〜ん、そんな診断があるのね」ぐらいにしか思っていなかったのですが、「今こそ、この診断が役に立つのでは!?」と気付き、自分と周りの人たちのソーシャルタイプを照らし合わせました。
その結果、私が「合わないなぁ」と感じていた人たちは全員「ドライビング」と分かったのです。(ちなみに私はアナリティカルです)
ドライビングの特徴はいくつかありますが、「私が合わないと感じる部分はここだ!」と気づいたのは主に2つです。
思ったことはハッキリと言う、自己主張が強い
決断が早い、せっかち
これをふまえて過去のミーティングを振り返ると「言っていることは分かるけど、なんでこんなに酷い・冷たい言い方をするのだ」と私は考えていたなと思い、そして結果「自分を否定された」「私に不満があって怒っている or 私と進める案件はどうでもいいと感じているのではないか」という不安を私は感じているのだと気付きました。
2.ステークホルダーと1on1をした
ソーシャルスタイルでなんとなく課題は分かったものの、私の勝手な判断・想像でコミュニケーションを取るのは危険かも…と思い、ちゃんとお互いを理解するため、当時のプロジェクトメンバー数名と1on1を実施しました。
私から話したのは主に下記3点です。
私は「こういう風にこのプロジェクトを進めたい」と考えているが、あなたはどう考えているか
私の進め方や発言などで気になる部分や、不安・不満はあるか
私はあなたに「こういう印象」を持っているのだけど、実際はどうなのか
その結果、私が「合わないな」と感じていた人達からはこういった発言・考えを聞くことができました。
特に何も考えずに行動・発言していた
プロジェクトの進め方などに課題があるとは感じているが、私(荒木)やプロジェクトに不満があるわけではない
思ったことをそのまま口に出してしまう自覚はある
これらを聞いた時、正直「なんて無神経な人たちなんだ…」と思いました(笑) ただ、それと同時に「私が気にしすぎたり、考えすぎていただけだったんだな」という自分自身の悪い癖にも気付けたので、1on1を実施して良かったなと思います。
最後に
コミュニケーション対策をした結果、お互いの特徴・考えを理解できるようになり、そこからはコミュニケーションがスムーズになったと感じています。
ちょっとイラッとしても「まぁこれはこの人の個性だもんな」と受け止めることができるようになったことで、サンドバックの登場頻度も徐々に減っていきました。
UXデザイナーに限らず、会社で仕事をする上で様々な人とのコミュニケーションは必須で、どうしても相性みたいなものは関係してくるのかなと思います。そのため「相手の個性」を理解した上で
相手に合わせた伝え方・話し方
相手と衝突した後にどう解決するか
自分自身の受け止め方・捉え方
の3つは、継続的に鍛えていきたいなと感じています。
そして、この3つをもってしても限界を感じた時には「4.ストレス発散」として、またサンドバッグを殴ろうかなと思います(笑)
今回は仕事・UIUXの知見ではありませんでしたが、最後まで読んでくださってありがとうございました^^
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