ひとりの手
「一人の手」という古い楽曲がある。
本田路津子さんというシンガーの歌うカレッジフォークで、リリースは1971年。わたしの生まれる前の曲だ。
幼い頃、この曲を含むレコードが家庭でよく流れていた。音楽原体験の一部分と言っていいだろう。
ひとりの手はとても小さく、何も出来ないように見える。
だがそれは、ひとりきりだからこそ。
たくさんの手が集まり、合わされば、何かが出来る。何かが動く。
SNSは使い方ひとつで毒にも薬にもなる。
今日Twitterから上がった正しい声が、たくさんの小さな手で広められ、届き、ひとつの良い結果を生み出した。
https://www.asahi.com/corporate/info/12878786
(リンク先から飛べるのはPDFです)
正しくツイートする人、それを正しく拡散する人、そして受け取って正しく判断した人。
またそこから始まる、たくさんの小さな手によるリレー。
出来ることは、きっとある。
いつでも、どこでも、何度でも。
なつめ がんサバイバー。2018年に手術。 複数の病を持つ患者の家族でもあり いわば「兼業患者」