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dawgss,FLYME tour final

 日曜日の2本目はハロウィン厳戒態勢の渋谷へ。WWWで、dawgssのツアー「FLYME」ファイナル。

 ドラムの上原さんはKan Sanoさんや藤井風さんのライブで何度も演奏を聴いているけれど、dawgssでは初めて。

 1曲目から、静かだけど沸々と熱いところにぶちかますサックスがいきなり格好いい。とにかく各パートのソロが、尺としては長くなくても素晴らしかった。ソロプレイの熱が他のプレイヤーに波及して、全体が心地良く高みへと上っていく。
 言葉を大切に、丁寧に表現しているのが伝わってくる森光さんのボーカル。流石リズム隊バンドといったグルーヴ。

 ゲストにはAile The Shotaさん。生で聴きたかったのがここで叶って、何ともラッキー。
 上手いのは勿論、立ち姿にも歌にも華がある。スターだなあと思った。目を惹きつける力が最早ダイソン並み。
 コラボ曲「ランデヴー」と「FANCITY」の2曲で場を魅了していった。

 立て続けに繰り広げられる良セトリ。演奏はバキバキに仕上がっていながら、森光さんのMCはどこか初々しくてキュート。言葉を選びながら気持ちを率直に伝えようとするさまに、ほっこりした空気が流れる。
 対する上原さん、MCでは全然喋らないのに物販紹介が上手いこと。喋り上手いじゃないの!

 駆け抜けた全17曲。想定外のWアンコールに感謝を伝えながら「もう曲がありません」とぺこり。本来ならば一回アンコールをしたから退場アナウンスで締めてもよい状況だ。
 それなのに、ふたりで出てきて挨拶と深いお辞儀をした真摯なところ、聴き手に誠実なさまがあまりにも美しかった。

 この日披露された「BLACK RAIN」、そして偶然の出会いから生まれた「聴かせて」はタイプのまったく異なる新曲。いずれも大変素敵だったので、音源のリリースが今から待ち遠しい。
 とにかく全部よすぎた、今年は早くもライブ納めとのことで、いずれまた!

Seriaでよく似た商品があることについて
「買いに行きます」には笑った

set list

FLYME
MOON WALK
MAJIC
Tenderness
Funny Girl
夢中
BLACK RAIN
あいこ
祈り
ランデヴー feat. Aile The Shota
FANCITY feat. Aile The Shota
KICK OUT
Gloss
ORANGE
enemy

[encore]
FINALE
聴かせて

なつめ がんサバイバー。2018年に手術。 複数の病を持つ患者の家族でもあり いわば「兼業患者」