ミニマムムーン
本日の満月。1月の満月はウルフムーンというらしい。今年一番小さい満月であることから、ミニマムムーンとも。
Twitterではタイムラインがザワザワとしていた。
満月には狼、というわけでは勿論なくて、様々な記事の影響だったりまん延防止措置がまもなく発令される影響であったり。
生きていると思うようにいかないことは多い。色々なものが放たれて、それに様々な反応が起きる。社会にも、自分にも。
それは雨がもたらす波紋のようなもの。
想像力と留める力でほんの少しやさしくあれたらいい、言葉も気持ちも。
波紋じゃなく光に対する反応だとしたら、そこには影も反射もあるだろうしその在り方も人それぞれなのではないだろうか。
でも人は理想を追いかけたくなる生き物だから、どうしたって相容れないナニカに引きずられてしまう。特に、強い光のもとでは。
──独り善がりの正義で槍や剣を振りかざすのでも、自由に耽溺するのでもなく、まずは「向こう側にいるのも同じ人間」でいいんじゃないかな。
わたしのことを「相容れない」と思いながら見つめる目もあるだろう。わかっている、それは気付こうと気付くまいと事実だ。
月の光を優しいと言うのも、lunatic-狂気にたとえるのも、同じ人間なのだから。せめて、わたしは。このとてもささやかな場所で、わたしから放つものくらいは。
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なつめ
がんサバイバー。2018年に手術。
複数の病を持つ患者の家族でもあり
いわば「兼業患者」