私が売り専やサポ活に挑んだ時の話

今から半年ほど前、バイトを辞めてお金が底をつき、マイナスになりかけていた。
私は、売り専やパパ活をすれば効率良く気楽に稼ぐ事ができるだろうという甘い考えの元、2丁目の人の紹介で売り専の面接を受けに東京まで足を運んだ。
面接をして、簡単な写真を撮られ、別日に宣材写真を撮ることになった。
しかし、宣材写真を撮ったその日に辞めたので、誰かと寝ることもなく、裏側を少し覗いただけで「売り専」の肩書は終わりを迎えた。
一瞬入った売り専の事務所は、外に監視カメラが設置されていて、どの様なお客さんが来たのか分かるようになっていた。
そして、客層やキャストの売れ具合がなんとなくわかり、私は大して稼げないだろうことを悟った。
もちろん学んだこともあった。
一つは研修を受けたので、どのような流れからそういうことを始めるのか段取りを知れた。
次に、相場がわかった。お客さんの払う金額と、個人にいくらバックされるのか大体把握することができた。
最後に、私はブスだという事を思い知った…笑

それから私は、地元でサポ活を始めた。
手始めに、掲示板にサポしてくれる人を募った。
それから、メールやカカオ、LINEで雑談をして、大体の金額や内容を決め、実際に会っていく。
1人目は最悪だった。
独特な趣味をお持ちで、虚言も多く、お金も次の給料日に払うと言われ少額しか受け取れなかった。そして逃げられた。
2人目は最初の人と比べて神様かと思った。
コレをしたら1万円、コレをしたら2万円ときちんと提示してくれて、ちゃんと支払ってくれた。
3人目は疑似恋愛をしている感覚だった。
予め段取りを決めていたので適正価格だったし、若かったし、ご飯へ行ったりゲームをしたり、一緒に楽しい時間を過ごす事ができた。
4人目はいい人だったけど、合わなかった。
私はネコなのだが、彼は開発されるのに興味を示していた。つまり彼もネコの予兆があったのだ。
5人目は、私にとって1番楽だった。
飲みに行っただけだったからだ。しかし、次には繋がらなかった。
会ったのは5人だけだが、他にも色んな人とやり取りをしてみた結果、足元を見ている人が多い印象を受けた。
そして、それ以降は誰とも会っていない。
会った人達から次はいつ会えるのか聞かれることもあったが、色々な理由をつけて断った。
途中からバイトを始めたし、身体や心を売ってまでお金を得る必要がなくなったのだ。
しかし、私は同じことを繰り返そうとしている。今のバイトを辞める可能性が出てきたのだ。
大学生活は残り1年しかない。バイトで雇ってくれるところなんて限られているだろう。
もし、また売り専やサポ活等をするとしたら、もっと小賢しく、戦略的にやろうと目論んでいる。

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