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息子が生まれてからの趣味について考えた

先日マッサージを受けに行ったら、最初に書くカルテに「趣味」の欄があって何を書くかとても迷った。

趣味、趣味ってなんだろう。今、私に趣味と言えることがあるだろうか?
振り返れば、胸を張って「これが趣味です!」と言える趣味はこれまでもなかったかもしれない。旅行とかカフェ巡りとかが趣味だったらライトな感覚で書けるけれど、読書や音楽鑑賞、映画鑑賞あたりは、「まあ映画観るの好きだな」くらいで書くと「月何本くらい観るんですか?」みたいな問いがやって来て、「月…? 月だと1本観たり観なかったり…」ともごもご答えるはめになる。気がする。

別に先方もそこまで興味を持って聞いているわけでないなと思うと適当に「読書ですかね~」と答えるけれど、大学卒業後どんどん読書量は減っていて、産後は漫画ですら一桁、本だと読みかけが数冊あるだけで読了したものはない。果たしてこれを趣味と言えるのか?

息子の誕生日あたりでは刺繍を頑張ってやっていて、今もすごーくやりたい気持ちはあるのだけど、誕生日にこれを作る! というような目標がないとなかなか踏み出せずにいる。まもなく保育園が決まるだろうから、そうしたらちくちく刺繍をしようかな。

結局マッサージ店のカルテには読書と書いておいて、特に話題にもされなかったのだけど、せっかくだから私の真の趣味は何だろうかと考えてみた。すると割とすぐに答えは出て、それは「息子推し活」に違いないのだった。
暇さえあれば息子関連のあれやこれやをしている。ネットで洋服や小物を探したり、発達や遊びについて調べたり、今度行きたい遊び場を探したり。多岐に渡るからぜんぜん尽きない。一応目的を果たした後は息抜きにスマホに保存された息子の写真を眺める。そりゃあもう新生児まで振り返ったりもする。
たまには自分の服でも買おうかなと思っても、これだったらリンクコーデ風になるかなとか公園に行くときにこれがいいかなとか結局息子との兼ね合いで選んでいる。
そしてそれらは私にとって全く苦じゃないどころか楽しくて仕方ない。

私はもともとオタクで、声優やらアニメやらにのめりこみ、グッズを買い漁り、イメージカラーやモチーフのものを身に着けたりしてプライベートにも公にも推しを感じる生活を送っていた。だからその対象が息子になっただけで、もうものすごく楽しいのだ。

息子に嫌がられない程度に活動しなくてはいけないのと、まあ絶対マッサージ店のカルテには書けないので、ここには思いのたけを書いておこうと思う。息子! 毎日かわいいを更新して、私の人生を豊かにしてくれて本当にありがとう! 今日も推しが尊いよ!!

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