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Soltilo Angkor FC の試合を見てきた。

昨日、よ~~~やっく、ソルティーロのゲームを見てきました。ところが、これがなかなかタイヘンだったのです。

まず、競技場が変わりました。去年まではシェムリアップの郊外にあって、プノンペン方面に車で30分近くかかりました。それが街の中心部のややはずれ辺りに引っ越して、半分くらいの時間で行かれるようになったのです。

3時半のキックオフなので、グーグルマップをオンにして、私は3時に家を出ました。ところが、至る所工事中で、しかも雨期なのでドロドロ。あっちへ迂回し、こっちに廻って初めての道をウロウロしたのですが、目的地に到着してもそれらしき建物がみつかりません。サッカー場なのだからすぐに目につくはずだと思っていたのですが、標識も何も見つかりません。それで、車を停めて2度聞いてようやく探し出したのですが、まわりが工事中で入り口辺りが通行止めになっていて、妙な位置から回り込まなければならなかったのです。しかも思っていたより随分と小ぶりな競技場でした。

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ところが、ようやくたどり着いたにもかかわらず、駐車場とおぼしき場所のバーが下りていて、中に入れないのです。試合は始まったところのはずなのに、人の姿もまったく見えません。

仕方なく歩いてバーをくぐって中に入って、スタジアムの入り口まで行ったのですが、2人のガードマンに停められました。何やらクメール語で言っているのですが要を得ず、中を覗き込んでみると、確かに選手たちの走り回っている姿が見えました。そのうちに、彼らが covid covid ! と言っているのが聞こえて、トンマな私はようやく理解できたのですが、‶無観客試合“だったのです。そういえば、東京でも無観客試合が始まったなぁと思いながら、あきらめて外に出ました。

でもせっかくだからと、スタジアムの外周を一周してみようと思って、ガタガタ、ドロドロの道に入り込んだら、ありました、特等席が。

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最初は20人くらい、延べ50人くらいでしょうか、熱心にグラウンドを見つめて熱い声援を送るサッカーファンの姿があったのです。

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相変わらずまともにルールもわからず、しかも、子ども達も多かったので、外国人の私は遠慮して一歩下がって観ていたせいで、試合の進捗状況がよくわかりません。最初にガードマンが、ソルティーロが1ゴール入れた、というのは言っていました。つまり2対0で勝っていたのですが、それ以降は、観客たちの声援とため息とで様子を探るしか方法がなくなりました。

ハーフタイムの時に聞いてみると、3対2で、ソルティーロがまだ勝っているというのです。いよいよ今シーズンの初勝利かと私もわくわくしてきました。そうなんです、ソルティーロは今シーズンまだ1度も勝ってないのです。

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競技場のすぐ向かいの家。

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競技場のすぐ隣には、こんな風景が拡がります。

昨日は幸いなことに、ずーっと曇り空でした。晴天だったら、私は30分で確実に熱中症になっていたと思います。しかし、蚊が多いです。カンボジア人には抗体ができているのか、あまり刺されないのですが、外国人は集中攻撃を受けます。マラリア蚊はいないみたいですが、デング熱は怖いです。こんな時期に熱でも出したら大ごとですからね。

これは、あと5分でSoltilo の初勝利が決まるというときです。私はせめて彼らが狂喜する瞬間を撮ってここに貼り付ければ、私の note をみて下さっているサッカーファンのみなさんにも喜んでいただけるだろうと、スマホのカメラをビデオにオンして待ち構えていました。 

ところがこの後、ギリギリ2、3分前というときに、相手のナガワールドが1点を入れて、けっきょくドローになってしまったのです。辺りはシュンと静まり返り、あっという間に小潮がひくように誰もいなくなりました。

サッカーのことは何もわからないけれど、これは何だかよくない雰囲気でした。どんな時でも、まずは選手をねぎらってあげなければいけないはずです。そういえば、以前見た、フラッグを持った応援団の人たちは誰もいませんでした。‶密″になるからと禁止されているのでしょうか?

ああ、ほんとうに早く早く、Covid が終息して、あの真新しいスタンドにみんなで座って声援を送りたい。先回見かけた、自分の身体よりもずっと大きなフラッグを掲げて最後まで立ち続けていたあの少年に会いたい。本田監督、早くカンボジアに来て、選手はもちろんのこと、ファンの心も元気づけてください!

次回シェムリアップでゲームがあるのは8月8日です。私は虫よけスプレー大瓶を持参して、また‶特等席″に応援に出かけます。






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