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カタツムリ退治

3日間ほど‶庭仕事″に精を出していました。先月7日以降、ほとんど毎日のように雨が降って庭の雑草がぐんぐん伸びてきたのです。

ほんの30分ほどで雨量も多くないのですが、今年はすでに雨期が始まったようです。例年は4月中旬のクメール正月の頃が1年で最も暑く、40℃を越える日が続くようですが、幸いなことに今年はもうそんなに暑い日は来ないようです。もっともこれも地球規模での気候変動の影響でしょうから、農作物にはよくないのですが、正直いって、私はホッとしています。

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草むしりをしたのはなぜというと、カタツムリ退治のためなんです。引っ越して初めの頃、庭をいじっていると、巻貝の殻がものすごく多くて不思議に思ったものですが、みんなカタツムリの家だったんですね。それが、日本では見ることができないほど巨大で、大きいものだとカラダを伸ばして10センチほど。そのカタツムリが、私が育てた大切な野菜のおいしいところをバリバリ食べるのです。朝起きて畑を見ると、まるでギャングにやられた気分になったものです。

もっとも、私は3日かけてきれいにしましたが、塀の向こう側はイギリス人のカップルが住んでいて、雑草が高々と茂り放題。隣から侵入してくるから、あまり効果はないのかも。

手前のイネ科の植物は、レモングラス。きっとカタツムリも嫌うだろうと、鉢植えにしてあったのを移植しました。

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これまでは乾期でそれほど多くはなかったのですが、湿度が上がるにつれがぜん多くなりました。そろそろローゼルという新しい野菜を蒔くので、その前になんとかしておかないと、新芽がやられそうです。昼間はめったに姿を見せませんが、日が暮れてから深夜にかけて活動が活発になります。

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こうやって子孫を増やされたらたまりません。それでここのところ、夜中に何度か庭に出て、カタツムリ退治をしているのです。

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ところで私はとんでもない間違いをしていて、カタツムリの殻はヤドカリみたいに、借家だと思っていたのです。それで、ころがっているからっぽの殻も、いずれ誰かが住み着くんではないかと、せっせと拾い集めました。で、Wiki で調べてみたら、この殻って自前だったんですねぇ。生まれた時から殻背負ってるみたいですよ。

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最近うれしいことのひとつに、私のお気に入りのアジアジムグリガエルの姿が急に多くなったことです。夜中に懐中電灯を持って庭をウロウロすると、だいたい10匹くらいはいます。以前多かった2種類はあまり見なくなりました。このカエルはあまり動かなくて、3時間、4時間ずっと同じところにいます。しかも毎晩、同じ個体が同じ場所に姿を見せるのです。近づいても、触らない限り逃げません。

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もう一種類、我が家に棲みつきたがっている生き物がいて、それが大家さんの家の犬。最初の頃は遠慮がちに外からのぞき込んでいたのですが、そのうちに自分の専用通路を通って、それでもやや遠慮がちなふるまいだったのですが、徐々に部屋の奥の方(やや涼しい)に入って来るようになって、今は、1日の半分は我が家にいます。大家さんがどう思っているかわからないし、なつめがやって来るので、ごはんはあげないようにしているのですが、それでもあれだけ頻繁にやってくるのは、たぶんセイハーがこっそり何かあげているからに違いありません。

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