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驚異のモリンガ!!

こちらに戻って以来、ほんとうに毎日雨が降ります。ザァーッ!とやって来る陽性のスコールではなく、半日とか時には1日中降り続くのです。私の短い経験からいっても、7月8月にはこんな降り方はせず、一気にスコールが来て、雨が上がればカンカン照りといった日々が多かったと記憶するのですが、こんなでは外出ができません。

Khmer Times より、シェムリアップではありません。

トンレサップ湖の水も満タン状態で、この先も降り続けばあちこちで洪水が発生すること必定です。シェムリアップ市内はまだまだそんな気配はありませんが、万万が一の場合は、車をどこに避難させようかと考え始めているくらいです。

それで最近はもっぱら庭の草むしり(これがなかなか難儀で、蚊との闘い)や、植物たちの世話をしています。

ウチに一番たくさんあるのはアロエベラです。これは1年半前に引っ越した時、前の大家さんが捨てていたものを拾って育て始めたのですが、どんどん増えて今や大小50鉢くらいになってしまいました。今は雨季で外に置っぱなしにできないので、玄関先を占領しています。私はこれで化粧水を作ったり、ウォッカに浸け込んだり、生でヨーグルトに入れて食べたりしていますが、1か月半空けている間にじゃんじゃん子株が大きくなって、増えて増えて困っているところです。またまた新しいプランターを20個ほど買わなければなりません。

そして、今一番大事にしてるのがモリンガ。上の写真は、私が日本に帰る前、5月18日に撮ったものです。

そしてこれが、こちらに戻った7月22日に撮ったものです。つまり、わずか2か月でこんなに大きくなったのです!

モリンガは、草本ではなく木本、つまり樹木です。成長が速いとは聞いていたけれど、まさかこんなになっているとは、ビックリしました。ダメになってしまったものも2本ほどありましたが、現在15本ほどが元気に育っています。

あまり背が高くなっても収穫がしづらくなるし、放っておけば10m以上になるらしいので、3本ほど切り詰めて、切った方の葉っぱはスープにし、その後の枝は挿し木にすることにしました。

そして、22日に撮った写真の中の、角型のプランターに植わっていたものがもうぎゅうぎゅうなので、地面に植え替えることとしてセイハーに頼んだのですが、プランターの底からものすごい勢いで根っこが伸び出していました。私はプラ製のプランターの方を壊して、根っこを残して植え替えをして欲しかったのですが、もう私が一言いう間もなく、セイハーが一気にブチッと引きちぎってしまい(バカ者!)、その残骸が上の写真です。これはすでに3日間ほど乾燥させているので、本来はもう少し大きかったです。

しかし、たった2ヶ月でこれほど根が伸びるとは、これまたビックリ仰天!ワサビノキ科の木なので、この根っこもまるまるワサビの匂いがして、やっぱりすりおろして調味料として使うのだそうですが、まるで朝鮮人参のようではありませんか!

で、私は、スープは止めにして、この根っこと葉っぱを例によってウォッカに浸け込むこととしました。今度庭でヘビを見つけたら、それも放りこんでみようかと思います(これは冗談!)。

食品の栄養素を逃がさない有効な保存法のひとつとして、私はもっぱらこの方法をとっていて、部屋の棚には、ローゼル、バタフライピー、アロエ、レモングラス、レモンバーム、どくだみ……と、20本ほどの酒瓶が並んでいます。それを毎晩チビチビやるのが、限られた(かつ過酷な)条件下での私の健康法で、少なくとも免疫力抜群なのは間違いないです。

カットして5日目の写真です。まさに驚異的な生命力といわざるを得ません。こんな木は初めて見ました。世界最強のスーパーフードといわれるのもうなづけます。葉っぱもワサビっぽい香りがして、このモリンガ酒がどんな味に出来上がるか、そうですね、2か月間は待ちましょう、今からワクワク楽しみです。

おまけ:一昨夜天井裏のネズミが私の部屋にやってきて、ベッドの下に潜り込みましたが、今朝捕獲されました。黄土高原で暮らしていた頃は、床も壁も天井も、すべて天然の土製(つまり洞窟)だったので、とんでもない所からネズミが顔を出したものですが、カンボジアのネズミはオーソドックスで、わりと簡単に罠にかかります。


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