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未来の杜せんだい2023植物まとめ

2023年4月26(水)~6月18日(日)に、仙台市青葉山公園をメイン会場として全国都市緑化フェアが開催されました。

この記事は、フェアの期間内にメイン会場(青葉山公園追廻地区と西公園下町段丘地区)にて観察された植物をメモ程度に書き出します。

今回、200種12万株の植物が使用されたそうです。HPには植物リストが公開されており、その中には130種467品種が含まれました。ただ、このリストに無い植物も多数見受けられ、その植物種はたしかに200種を越えていました。
※1:130種としましたが、同属別種を品種として数えたものもあります。

完璧には分けていませんが、少し項目を分けて見た植物の名前を羅列します。種名のわからなかった植物は飛ばしており、またリストにあってここに名前の無いものもあります。同定精度は、リストを参考にしつつも、同属別種レベルでは間違いがややあるかもしれません。

草本

アカバナカスミソウ
アフリカンマリーゴールド
アマドコロ
イヌハッカ
オオアラセイトウ
オオバナノエンレイソウ
オニゲシ
オレガノ
カノコソウ
カラー
カワラナデシコ
キキョウ
キバナコスモス
キリンソウ
クリスマスローズ
クリンソウ
クレマチス
ゲンノショウコ
サクラマンテマ
シバザクラ
シャガ
ジャノヒゲ
シラン
シロウメソウ
シロタエギク
スカシユリ
スズラン
セイヨウオダマキ
セイヨウオトギリ
セイヨウマツムシソウ
セッコク
ゼニアオイ
ゼラニウム
タイツリソウ
タイム
タチアオイ
ダッチアイリス
チシオシモツケ
チドリソウ
チューリップ
チョウジソウ
チョコレートコスモス
ドクゼリモドキ
ナデシコ
ニチニチソウ
ニッコウキスゲ
ノウゼンハレン
パセリ
ハナショウブ
パンジー
ビオラ
ヒナギク
ヒメシャクナゲ
ヒメツルニチニチソウ
ヒメフウロ
ヒメリュウキンカ
ビロードモウズイカ
ベゴニア
ペラペラヨメナ
マーガレット
マイヅルソウ
マツヨイグサ
マリーゴールド
ミヤコワスレ
ムギセンノウ
モウズイカ
ヤグルマギク
ヤブラン
ヤブレガサ
ユキザサ
ユキノシタ
ラショウモンカズラ
ラベンダー
ラムズイヤー
ワスレナグサ

学名そのまま流通している植物

もしくは和名が一般的でないと思った海外原産の植物を主に属名で。一部手打ちのためスペリングミスあるかもです。

Agapanthus
Agastache
Ajuga reptans
Alchemilla mollis
Allium giganteum
Alyssum
Anchusa
Androsace septentrionalis
Anemone palmata
Antirrhinum
Arctotis
Asphodeline
Astilbe
Astrantia
Calamintha
Camassia
Cerinthe major
Craspedia
Dahlia
Delphinium
Diascia
Dicentra
Digitalis
Eremophila
Eremurus
Erica
Erodium pelargoniflorum
Euphorbia(複数種あった)
Euryops pectinatus
Felicia
Francoa
Gilia
Gillenia trifoliata
Heuchera
Hosta
Impatiens
Isotoma
Lagurus
Lamium maculatum
Leucanthemum
Limnanthes
Lobeila
Lotus hirsutus
Lupinus
Lysimachia atropurpurea
Lysimachia congestiflora
Monarda didyma
Myosotis
Nemesia
Nemophila
Nicotiana langsdorffii
Nigella
Oenothera
Orlaya
Osteospermum
Papaver macrostomum
Penstemon
Petunia
Phlox
Polemonium boreale
Primula vulgaris
Ranunculus
Rhodanthemum
Salvia guaranitica
Salvia microphylla
Salvia nemorosa
Salvia sclarea
Salvia viridis
Scabiosa
Scilla
Silene
Sphaeralcea
Tiarella
Verbena
Veronica gentianoides
Veronica peduncularis

イグネの雑木林にあった草本

杜のリビングガーデンの一角にあった山野草のコーナー。山の土をそのまま持ってきているようで、いくつかの植物は意図的に植えたわけではなさそうです。シダ植物は省略。

アヤメ
イカリソウ
イヌタデ
エビネ
エンレイソウ
オクモミジハグマ
クサノオウ
サクラソウ
サルメンエビネ
ツボスミレ
ツユクサ
ナルコユリ
ヒメシャガ
フキ
ミズバショウ
ミゾソバ

観葉植物

アサギリソウ
イトハネガヤ
トクサ
フェンネル
Coleus
Festuca
Hedera
Phormium
Pulmonaria

他にもいろいろあったのですがあまり調べませんでした。

野菜

野菜として家庭菜園らしい場所にあった植物です。キャベツ等はものすごく虫に食べられていました。(先述のものは除いています)

アーティチョーク
アサツキ
エンドウ
オランダイチゴ
キャベツ・ブロッコリー
コムギ
セロリ
ダイコン
チコリ
トマト
ニラ
バジル
ピーマン
レタス
ローズマリー

木本

花の無い木はほぼ無視しているので、他にもいろいろあったと思います。

アオキ
アセビ
イヌツゲ
イロハモミジ
ウメ
エゴノキ
エニシダ
オオデマリ
オリーブ
カシワ
カシワバアジサイ
コナラ
コハウチワカエデ
コバノズイナ
サクラ類
サツキ
サラサウツギ
サンショウ
シモツケ
シャクヤク
シャリンバイ
ジューンベリー
シロダモ
シロヤマブキ
スイカズラ
セイヨウアジサイ
セイヨウシャクナゲ
ソヨゴ
テイカカズラ
ハナカイドウ
バラ
ヒイラギナンテン
ヒメウツギ
ホソバヒイラギナンテン
ミズナラ
ヤツデ
ヤマアジサイ
ヤマブキ
ヤマボウシ
ラズベリー
レンゲツツジ

針葉樹

アカマツ
クロマツ
スギ
ダイオウショウ
ヒノキ
モミ

他にも一般的にコニファーとして売られているような海外の針葉樹がいくつかありました。

柴田農林高等学校の展示にあった木本

鉢植えなどで、説明板と共に並べられていました。

広葉樹
アカシア、アラカシ、ウバメガシ、カリン、シラカシ、シラカバ、スダジイ、タイサンボク、トベラ、ナンテン、マテバシイ、モチノキ、ロウバイ

針葉樹
イヌマキ、カイヅカイブキ、カヤ、トウヒ

以上、ここに書き出せたのは255種

その他

芝はコウライシバなど数種を用いているようでした。雑草とみられるイネ科草本もそれなりに見受けられました。笹はオロシマチク、クマザサ、コグマザサなどがリストにありました。

シダはクサソテツ、クジャクシダ、ゼンマイ、タマシダ、ニシキシダ、ヤブソテツがリストにあり、他にシシガシラやイノデ類が見られました。

コケはスギゴケとスナゴケがリストにありました。もっと種類あったと思います。

シロツメクサ、アメリカフウロ、ノゲシ、セイヨウタンポポなどが雑草として生えていました。

おまけ

今回の会場は、御裏林と呼ばれる仙台城の自然林と、広瀬川に挟まれた、非常に自然豊かな場所です。それゆえ会場には、5月はヒレンジャクやホトトギスの声が届き、6月はオオヨシキリやコムクドリが騒がしくしていました。どこからともなく(園芸植物にとっては害虫の)ハムシや蛾がやってきており、それを食べる狩り蜂やクモがおり、ちょっとした生態系が動いている良い会場でした。

植えられた花を目当てに、いくつかのハナバチが来ていました。ハチは都市化や農薬に敏感に反応するらしく、ハナバチの種類が多かったことは誇れると思います。ハナバチは、会場の全体にいたわけではなく、杜のリビングガーデン、もりと風のガーデンで多く見られ、他の場所はハナアブばかりでハナバチの姿はほとんどありませんでした。
その理由は簡単で、植物の多様性(と環境の多様性)の高い場所にハナバチは来ます。今回、200種以上の植物が植えられ、様々なテーマのデザインにより多様な生物環境が形成されていたのは評価できることでした。

一面のネモフィラやシバザクラ、延々と続く桜や銀杏の並木もきれいですが、多様な植物が織り交ぜられて一体となり緑を形づくるのが、未来に継ぐ杜の都の姿としてふさわしいのではないかと感じました。

見られたハナバチ
コハナバチ科複数種、ヒメハナバチ科、ツツハナバチ属、ハキリバチ属、キマダラハナバチ属、ツヤハナバチ属、クロマルハナバチ、コマルハナバチ、トラマルハナバチ

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