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次男がアップデート中の話

最近は、そこまで肩に乗って来なくなった次男。(料理中ずっと肩にひっついてくるのがなくなったぐらいで、今も隙あらば乗ってはくる)赤ちゃんと”おにいさん”が同居するイヤイヤ期真っ最中の3歳である。

4月に入って長男の小学校が始まり、ついそちらに気を取られ、次男の保育園のことをおざなりにしがちになる私。やはり新しいことって新鮮で興味も持てるし、間違わないようにしなきゃと緊張感もあって楽しいんだよね〜……ってそんなある日。

長男の学童のお迎えに次男連れで行くと、すぐさま土足で学童にずんずん入ろうとする次男。「靴は脱がないとダメだよ〜」とスタッフさんに注意されると、いつのまに靴を脱いで再度中に突撃したところを優しく諌められ、外へ。私が出てくるに目を向けた隙に、今度は学童の外に置いてあった自転車の空気入れを触り始める次男。注意しようとしゃがんだ瞬間、彼はすかさず私の後ろに回り込み、おんぶしてこようと首の後ろから服を強く引っ張った。イラッときた私は反射的にヘルメットの上から次男の頭を叩いてしまった。

「ママがわるいよ〜‼︎」と言いながら大泣きの次男。なんとか自転車に乗せ、長男が楽しげに学校や学童の話をしてくるも、こちらも次男を泣かせて(まだ泣いてる)後味悪く、2人の声が重なって私に向かってくるのもうるさく感じ、一気に疲労を感じながら無言で自転車を押す私。

少し時間が経ち気持ちが落ち着いてきたので、一応なんで怒ったか説明しながら謝る。うんうん頷きながらも「ママはおこってばっかり!」「ママがわるいよ」と主張する次男。次男てこんな感じだったっけ?  なんか最近泣いてばかりだ。……この感じなんだったっけ?

ふと、赤ちゃん時代にもう何をやっても泣き止まない日が2人にあったときTwitterで「そういうときは赤ちゃんがアップデートしているとき」と読んで、気が楽になったことを思い出した。専門的なことは分からないが、赤ちゃんが成長していく中で自分の脳の発達に戸惑いぐずり泣きするらしい。

今、次男は言葉が著しく発達していて、長男と対等に話そうと毎日一生懸命言葉を繋いでいる。脳みそがフル回転する音が聞こえそうなくらいに。これは、次男の脳がアップデートしている最中なのかも知れない。

そう思えて夫にもその話をし、2人で「ああ、あれね」と納得もしたが、保育園登園を嫌がる次男をやっと車に乗せた夫が、「ここからが長いんだよな〜」と呟きながら出て行ったとき、

理解はできるし、数年後「そんなこともあったね」って思えたりするけど、育児が辛いのってこの”最中”なんだよな〜

とつくづく思うのであった……。

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