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次男がスイミングを辞めた話

次男が2年ほど続けていたスイミングクラブを辞めました。
初心者級の6段階目まで来ていて、進級まであと一歩というところでした。

なぜ辞めたのか?

それは、本人が限界サインを出していたから。
以前から「今日は休みたい」と何度も言っていましたが、水自体は大好きで、いざレッスンが始まるとわりときちんと参加していたので
「せめてクロールぐらいは泳げるようになって欲しい」
「そのうち楽しくできるのでは」
とずっと辞めるタイミングを先延ばしにしていました。次男が辞めると頑張って通っている長男のやる気も削ぐのでは、との懸念もありました。

かわいそうなことに、その日、プールの縁で厳しめの先生に注意され、泣きながらこちらを見てわーわーと訴えていた次男。いつもと違う様子にこれはもうダメだと感じた私は、まだレッスン時間中でしたが、すぐに出てくるように次男にジェスチャーで伝え、先生と話してすぐ着替え部屋に来させました。

そして、着替えた次男を連れてすぐ受付に走り、色々話した結果、その場で退会を決めました。休会という選択肢もありましたが、休会はもう一度再開する前提とのことだったので、今の次男を見ているとそんなにすぐ気持ちが変わるとも思えなかったからです。月の初めだったので、翌月から辞めるタイミングには間に合いました。あと3回のレッスン費は捨てることになりますが(もちろん月内は会員なのでレッスンに参加してOKですが、この感じだと絶対出ない)もはや、そういうことじゃない。次男の気持ちが大事でした。

先日Voicyで野本響子さんが外国人のご友人と子育てについて話していたとき、そのご友人が「子どもがhappyかどうか」ということを基準に学校を選ばれているという話を聴いて、私の頭にも「これは次男にとってhappyじゃないな」と思い、行動に移すことができました。てか、その放送を聴いていなかったら、とりあえず休会すればなんとかなると思っていたかも知れません。

「子どもは神様からの預かり物」と考えていたつもりでしたが、まだまだ自分の思い通りに子どもを動かしていたことに気づき、自分に凹みもしましたが、スパッと辞めさせることができ、ようやく肩の荷が降りたという気にもなりました。
水泳自体は、私が子どもの頃やっていて良かった習い事のひとつで、大人になってから増水した川で溺れかけたときにも「私泳げるんだった」と冷静に対処できたこともあり(何その思い出)、命を守る確率を上げるためにも泳げた方が良い!との持論がありましたが、嫌なことを無理にやっても身につかないですよね…。

また別の機会、別の場所で楽しくできるかも知れないし、そうではないかも知れないけれど、これ以上考えても仕方ない。次男の人生は彼のもの。

次男は、先日「公文やりたい!」と体験を申し込んだのに、それもいざとなったら気が向かず、キャンセル。
時間作って事前に話聞いて申し込んだ手間を考えると一瞬「まじか」となったのをグッと堪えて「何かやりたいことがあったらママに教えて」と伝えましたが、今はそれを言われるのも嫌だし、考えたくないようで、(心中様々な葛藤を乗り越えて)そっとしておいているところ。虫とロボットが好きなので、それらを見たり、触れたりする機会や、単発でも「これしたい」ということをできる範囲でやらせようと思っています。

…ふだんは「生きてるだけで100点!」と子ども達に言ってるものの、つい何か成果を出して欲しいと欲が出てしまう。「子育てはまじ無償」と赤ん坊育てているとき身に染みてたはずなのに、子どもが成長してきてできることが増えたら若干忘れていました。「自分がしたいから」と行動しないとダメなんだった…。
ということで、私は、「自分が子ども達の成長を見守りたい」から彼らが「やってみたい」ということを叶えようとするのです。忘れそうになったら、今日のこの投稿を見返すようにします!

ちなみに、長男は次男がスイミングを辞めても全く影響なく通っています。仲の良い友達ができて楽しいらしい。親が勝手に心配していることは、実はそんなに心配なことではないときもある…。スイミングを辞めたことで土曜日笑顔が増えた次男よ、本当にごめんね。ママはこの経験を忘れないように、次に活かします。

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