圭ちゃんが死んだのは、わたしのせいもあるなと、ずっと苦しかった。

けど、今、起きて、それはやっぱり違うとハッキリ思った。今起きたばかりだからまた気が変わるかもしれないけど、ここ一年ではいちばんマトモにそう思える朝だ。

本当はこんなことは本物のノートに書いて誰にも見せるべきではないんだろうけど、さいきんはペンを持って紙に向き合うのもすぐに疲れてしまって、挙句には『書く』ということに囚われすぎて立ち止まってしまう感覚があるので、どうせ誰にも読まれることはないだろうこの場所に投げ込むことにする。

ガンの治療をしているとき、もっと積極的に手伝えばよかった、もっとやさしくすればよかった、もっと抱き締めればよかった…
そんな後悔ばかりしていて、とても苦しかった、いやまだ苦しい。
でもこれは、ぜんぶじぶんの為の思考なんじゃないかと思った。
後悔っていうのは、相手のことを想って思考を巡らせているかのように見えるが、実は違うんじゃないか?
とても利己的なことなんじゃないかと、ストンと胸に落ちた。

だから圭ちゃんは死ぬひと月ほど前に

『後悔なんて意味ないんだよ』

と言ったのかな。
いや、あれはそういう意味じゃないか…笑


とにかく、ここに書いて頭の中のモヤモヤをハッキリさせよう。

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