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なぜ人は住環境で変わるのか

前回の記事で、痩せたのは住環境が変わったせい!?と気がついたというお話をしましたが、私にそこまで大きなインパクトをもたらしたのは、はじめての一人暮らしでした。

前回記事
私とおうち〜「食」の仕事に「住」を加えた3つの理由〜

20平米もないような小さなワンルーム。玄関入ってすぐにキッチンがある、あの感じです。
 
買った家具は、ソファベッドと、こちらのテーブル

1万円もしなかったこちら。安定感がないので子供がいる家には…と思いつつ、手放せません

「こんな暮らしをしたいなぁ」とイメージしながら家具を買って、憧れていたキャンドルがきれいに反射するガラスのテーブルを買ったのはいいけれど…お皿を一つ載せたら、はい、もう終わり…な小さいサイズ。

必然的に、「量で満足する食べ方」から「視覚で満足する食べ方」になりました。

環境設定が変わったことで、「イライラするといっぱい食べちゃう」を卒業して「心が満たされる食べ方」を自然と習得したのです。

ランニングをはじめるのに、まずはかっこいいウェアを買うことで自分をその気にさせる…なんていうふうに。理想の住まいを思い描いて住環境を整えると、理想とする自分に近づけるのかもしれません。

これ、けっして、私だけではありません。

「住」の仕事を始めてから、お客様が「もうこのテーブル、ボロボロになっちゃったから買い換えようかな」ということがありました。でも、予算の中で買い替えたいものは他にも色々あります。

そこで、それならば!と提案したのは、今使っているテーブルに防水の大理石シートをはること。というのも、猫ちゃんを飼っていたり、小学生のお子さんがいらしたので、今は「良いものに買い換え」のタイミングではないかな、と思ったのです。

張替え後、「なんかいい女になった気がするのー!!!」というお客様のお声にふふふ、と嬉しくなる私。

こんなふうにセルフイメージが上がると、日常における選択の仕方もこれまでとは変わってきます。

(しかも、テーブルを買い替えたら数万から数十万かかっていたはずのものが、シートひとつ数千円で済むのですから!)

「素敵な暮らしには憧れるけど、こどもがいるから無理…」
「今の家だと理想の家とは程遠すぎる。もっと広い家に引っ越さないと…」
という声を聞くことも少なくないのですが、ミニチュア版でたくさん練習するからこそ、腕も磨かれるというもの。

住環境を整えるというと、「何か買わないといけない」「お金がかかりそう」と思われがちですが、こんなふうにお持ちのものを最大限に使うこと、「買う」以外の選択肢をご提案していきたいな、と思います。

ゲストに気を遣わせないおもてなしが理想

我が家のラグはニトリやH&Mのもの。こどもたちが集まるとハプニングはつきもの。(お酒を飲む大人たちもね。笑)。そんなとき、心の底から「気にしないでー!」と言えるインテリアであることも、今の我が家にとっては大事なポイントです。

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