見出し画像

0~10の話

「0」を何もない状態、「10」を物事が完成or完結している状態とすると、そこに携わる人にはおそらく得手不得手があるのではと思いました。

個人的に「多分こういう人がこういう場面で活躍するんだろうなー」という思いつきをつらつら書いてみます。

数値の区切りも自分の感覚です。

0~1の人

よく言われる「0→1の力」という分野。
これができる人は本当に少ないと思います。
ネットで調べてみると、創造することは難しいことではないですよ!みたいな言葉を見ることがありますが、いやいや、鬼ほどむずいって。
想像力や構想力や、その人自身の人生経験の豊かさや感性や、アイデアを出す思考に脳みそがマッチしている人ができる領域なのではないかと。

それゆえに、アイデアマンみたいな人は注目されるしあこがれの対象になるんだろうと思っています。

1~7の人

いかに実現可能性を引き上げるかを考える人たち。
数値的にも一番思考回数が多い分野だと思います。

1まで来たアイデアはどんなコンセプトであるべきか、それはなぜなのか、そのメリットやデメリットは何か、実現するためには何が必要か、誰を巻き込めばいいのか、期間はどれくらいなのか、最終ゴールには何を指標にするのか、それをどこまで達成するのか、そのマイルストーンは、etc…
パッと思いつく限りでも、これくらいは出てきます。

この過程がうまく回らなければ、0~1で出てきたものも無駄になり、実現に向けて動き出すこともできません。責任重大。

この領域の人には、コミュニケーション能力も求められると思います。
上記のような要素を埋めていくには、会社であれば必然的に社内でミーティングが必須になります。
大部分が抽象的な話になるので、自分の考えを伝わる言葉で相手に渡す力が必須なのではと。

抽象的なお題に対しては、広い視野も大切。先見の明的なやつ。
7以降の過程で発生しそうなリスクは、ここで潰しておかないといけないので、とにかく全体を見なきゃいけない気がします。

7~9の人

前段階までで方向性やコンセプトは完全に決まっているので、ここからは具体的なことを詰めていく領域。
イベントをやるんだったら、スペースの予約をしたり決められた集客方法に沿って人を集めたり。

これをやるには圧倒的な実行力と、信頼が必要だと思います。
「この人は仕事が丁寧だから、きっとミスが少ないだろう」みたいな信頼感。
ハードスキル寄りのものが求められるイメージなので、割とここに収まる人は多い気がします。

ただ、7より前の段階である程度内容が詰められているので、そこまで思考を回す感覚は少ないかもしれません。

そしてここに特化したタイプの人間は、前段階の話がわからん状態になりやすい。
プロジェクトの関係者としてミーティングには出席しているけど、自分のタスクが良く分かってないからずっと黙ってるタイプの人とかは、これに当てはまる気がします。

経験などで広い視野を持てるようにはなるかもしれませんが、個人的にはあまり期待してません。

9~10の人

ここは最後に分けたのは、完璧に完成まで持っていくことはかなり馬力がいることだと思ったからです。

世にプロダクトを出すときは出荷承認会議があったり、お客さんへの提出資料には最終レビューをしたりとか、最後に「OK!」とハンコを押す係のイメージ。

最終的にGOのサインを出す旗振りができるパワーは、誰にでもできることではないです。
周りからの信用が厚い人じゃないと務まらないのではと思ってます。


以上。
それぞれの得意分野を生かしながら、プロジェクトなりが進んでいけるようにフォローするのは、リーダーやマネージャーの役割の一つではあると思います。チームメンバーも、自分の得意な領域を己が把握し、それをマネージャーに発信することで、働きやすさは向上するのかなと思いました。
いわゆる自己分析ってやつなんですかねー(^^)/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?