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1歳4ヶ月児の「車」の概念

1歳4ヶ月の我が子は、車のおもちゃが大好きで毎日「ぶーぶー」と言いながら走らせて遊んでいる。
そんな我が子が、数字の「8」を見て「ぶーぶー(意訳:車)」と言うので、我が子の「車」の概念はどのようになっているのか、4パターンの絵をスケッチブックに描いて見せてみた。

我が子にスケッチブックに絵を描いて見せると、描かれているモノが〈自分の知っているモノ〉であった場合は、「◯◯(だー)!」とリアクションをしてくれる。
数字は絵本で「1」から「9」までは、目にしたことがある他、数え歌を聞いたことがある。特に「1」「5」については、「これは何?」と聞かれたら、「(い)ちー」「ご」と答えることができる。

見せた絵のパターン

我が子に見せた絵のパターンは下記の4つである。

パターン1:丸を少し離して2つ並べたもの
パターン2:丸をくっつけて2つ並べたもの
パターン3:大きな楕円の下から少しはみ出るように丸を少し離して2つ並べたもの
パターン4:数字の「8」

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(実際にはスケッチブックにクレヨンで描いたものを、円を歪ませたりして微妙な形状を変えて何度も見せた)

予想

見せる前の予想では、全部「ぶーぶー」と言うと予想していた。

結果

実際に我が子に見せた時のリアクションは次の通りである。

パターン1:丸を少し離して2つ並べたもの→「車」ではない
パターン2:丸をくっつけて2つ並べたもの→「車」である
パターン3:大きな楕円の下から少しはみ出るように丸を少し離して2つ並べたもの→「車」である
パターン4:数字の「8」→「車」である

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どうやら、パターン1は「ひとつの絵(塊)」として認識していないようで、片方の丸を指さして「ボール」と言っていた。推論だが、他のパターンの場合、〈タイヤのようなものが2つあり、ひとつの絵として認識できる〉ため、「車」と認識しているのではないかと考えた。

今後も継続して観察していきたい。

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