遺書No.243 パブロフの犬。
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2005.3.6
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やたら疲れが溜まっているのは、
一昨日のオフ会の影響が大きいのだろぅか?
しかし、むしろあれで元気が出た気もする。
そんな今朝は、起きて意識も定かでないまま、
条件反射的に靴下を履いたのだが、なんと2枚重ねに履いてしまった事に気付いた。
昨夜、あまりにつま先が冷えてたので、靴下を履いて寝たのを忘れていたのだ。
『条件反射』といえば思い出されるのは、『パブロフの犬』である。
当然誰もが聞いた事のある言葉だろう。
しかし、何気に言葉は知ってるけれど、具体的に何の事かは知らない、或いは忘れてる、なんて人も結構いるのではないだろぅか。
特に、若者には。
まぁ『パブロフの犬』ってのは一般的に、
という、条件反射の話として知られているものなんですけど。
実はこれ、相当ユニークなアプローチだと思う。
ある言葉が条件反射のメカニズムによって機能する事を記述し、それが一般意味論の客観的な土台となる事をも説明してるからなんだけど・・・。
・・・待て待て待て!
何か難しい方向に行ってしまう!!
話題をちと変えよう。
んで、ぇ~と、ん?
ちと・・・・待て待て待て待てっ!!!!
と、俺の中でまた『脳内レジャー』の虫が暴れだす。
つまり、一般的にパブロフの犬といえば、上で書いたように、『パブロフ博士が犬が餌を食べる時に必ずベルを鳴らすようにしたところ、ベルを鳴らすと餌がなくても犬がよだれを垂らした。』て話しなんだけども、本当にそうなのか?
落ち着きのない俺の脳内レジャーが展開される。
いや、嘘だと言いたいのではなく、その現象の説明文として事実なのかって話だ。
残念ながらパブロフ博士と一緒にいた人間など知り合いにはいない。確かめる手段がなぃ。
だが、思うのだ!
本当の「パブロフの犬」とはどんな話?
本当に一般に知られている通りなのか!?
もしかしたら、一般的に知られているのは、全く事実とは見当違いな解釈かも知れんではないか!?現に世の中そんな事だらけではないか!
もしかしたら『パブロフの犬』の本当の解釈は次のようなものかも知れないじゃないか?
【妄想のパブロフ説①『みーくんのパブロフ』】
パブロフ博士には、有能な助手みーくんがいた。
みーくんは条件反射の存在に気がつき、それを立証する為に、師であるパブロフ博士が飼い犬に餌を与える時にベルを鳴らし続けたところ、餌をやる時間ではないのに、ベルを鳴らすとパブロフ博士が犬に餌をやるようになった。
【妄想のパブロフ説②『ベルの犬』】
パブロフ博士が条件反射存在を立証する為、犬が餌を食べる時にベルを鳴らし続けたが、条件反射の立証までは至らなかった。
しかしその後、餌を食べる時にベルが鳴らなくなったので、餌を食べた気にならないといって、犬がパブロフ博士にベルを鳴らしてくれとせがむようになった。
【妄想のパブロフ説③『犬のパブロフ』】
条件反射の立証の為、犬が餌を食べる時にベルを鳴らすようにしていたパブロフ博士だが、続けるうちにパブロフ博士が犬を見るとベルを鳴らすようになった。
・・・ないか?
いや、誰が無いと言い切れる?
全く有り得ないとは、言い切れなくない?w
長々とアホな話をしちまった。
ちなみに『パブロフの犬』について、
ちとこの機会に知って置きたいなと思った人の為に、簡単に細くしておこう。
【パブロフ】
まずパブロフにつぃて。
彼は1849~1936年を生きたソ連の生理学者で、1904年に消化の生理学の研究でノーベル賞を受けている偉大な人。
でもって、彼を一般に有名ならしめた『条件反射』とは次のようなもの。
分かり易い例は当然ながら、『パブロフの犬』の話だ。
ここでAのプロセスを「条件付け」と呼び、
そのようなプロセスを経験した犬を「条件付けられた犬」、厳密には「食物と唾液分泌に関して、ベルの音で条件付けられた犬」と呼ぶ。
この実験のきっかけとなった世話係の足音は、ベルの音と同様な役割をしていた事になる。
この例では条件付けの道具はたまたま音だったが、それは被験者が感知し得る刺激であれば、一般的にはどんな刺激でも条件反射は成立可能である。
以上がパブロフと条件反射の説明だが、それと言葉の関係は結論から先に言えば、言葉は条件反射のメカニズムによって成立し、そのメカニズム無しには成立し得ないという事である。
過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。