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遺書No.862 永遠の少年。
※この記事は2004年7月6日から2009年7月5までの5年間毎日記録していた「遺書」の1ページを抜粋して転載したものです。
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2006.11.19
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溢れ出る愛が致死量に届きそうで不安。
たとえどんなに愛していても、
相手にそれが伝わらなければ意味がない。
でも双方向でないと無意味なんて事はない。
幸せと愛の総量は比例しない。
こんばんは、みーくんです。
「子供の方は子供ボタンを押して下さい」
気が付くと俺は、
券売機の前で子供ボタンを押していた。
本来なら戻るはずのないお釣りが戻る。
…やっちまった…。('A`)
今日も仕事で電車に乗る機会があった。
当然俺は券売機の前に立ち切符の購入を試みたのだが、その際、彼(JRの切符の券売機)が変な事を言うから、間違っちまったんだょ!!
だって俺てば、永遠の少年じゃん?
・・・(‘∀`)。
なにかと言い訳するとこが正に子供でしょ?
と、同情を求めたところで事態は変わらなぃ。
どこの世界にこんな毛深い子供がいるだろうか?
いいや、いる訳がない。(反語表現)
そう、反語強調をしたところで、
何らこの状況を打破する武器には成り得ない。
小学生はおろか、
たとぇ高校生といった所で通用しないだろう。
精通が始まったらもう大人だ。
SEXもただピストンするのでなく、
強弱深浅速遅を使えるようになっている。
── でも心は子供なんです! ──
・・・切実に訴えたところで、
そんな戯言が通じる程に世の中は甘くない。
てゆか、
ピーターパンとハッピーターンぐらいの違いがある事実は否めなぃ。
俺は既に、
大人のなんたるかってやつを知っている。
本音と建前を使い分ける社会システムも知っている。
ビールを味付け海苔で味わう方法も知っている。
ヒーローや戦隊もののショーに汗だくのおじさんが欠かせない事も知っているし、
ブラだって寿司を握るように片手で外せる。
おまけにクリスマスのサンタが商業主義の産物だって事も知ってぃるし、
夜、靴下に入っているプレゼントが、
ノルウェーからはるばるトナカイに乗ってやってくるような、
赤い服のじぃさんの仕業じゃない事も知ってぃる。
・・・何か、こういうのって決定的だ。
言っている内に何だか妙に切なくもなる。
もう後戻りは出来ないところまで俺は来ている。
最近は尚更そう再確認する機会が多い。
だって間もなく三十路ですもの。
思考回路も遠回りをしたり古臭くなってる気がするし、体調だって崩れまくりだ。
年明けから色々とツイてない事も多い。
特に今年の俺はというと、
「ツイてない」どころか、
むしろ逆に何かが「憑いてる」
としか思えない程でもある。
その昔・・・
中山美穂の「ついてるねのってるね」というヒット曲があったが、
今の俺なら負ける気がしねぇぜ。
むしろ、
「憑ぃてるね、乗ってるね(肩に)」
って感じだもんな。
うん。なにかにね。
目下、問題は切符である。
あんまり時間がなかったので、
そのまま電車に乗ってしまった。
到着駅で駅員にワケを話し精算しようとしたら、
「たまにいるんだよね」とぼそりと言われた・・・・。
べ、別に誤魔化せるなんて思ってないんだからね!?(‘A`)
思わず涙ぐみ絶叫しそうになったが、
俺も大人だ。
そこはグッとこらえて、
黙ったままクールにお金を支払った。
それにしても、
なんだか年々、俺の妄想は激しくなっていく気がする。
現実を知り、知りたくない真実も知り、
人間のエゴイズムに溺れながらも反比例するように妄想が激化する。
生活の現実味というのが薄れていき、
平坦で、限りなく高級コンドームに近付いていく感覚だ。
最近はお風呂にお湯をためて浸かる事もある。
お湯にどっぷりと浸かっていると、
時々生きてる事すら忘れそうにもなる。
毎日決まった時間に起きて、
同じ仕事をして、
同じ事の繰り返し。
えてして自分までステレオタイプなのだけれど、
俺には特別な才能があるという気持ちは無くならない。
ある意味、
ここらが最も少年な部分なのかも知れない。
しかしこれがまたやっかいだ。
実際は恐ろしく凡人でしかなぃ事から、
無意識に目を背けているのだろうか。
そんな俺を現実に引き戻し、
喜びや切なさや喜怒哀楽に満ちた、
人間らしい毎日を甦らせてくれる、
生きた心地を味あわせてくれるのは、
やはり最愛の人の存在なんだよね・・・。
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2022.12.15
毎日遺書を書き始めた当時862日目の投稿内容。
安心しろ、おまえは2年後にその最愛の人と結婚したぞ。
過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。