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【サボタ日記 29鉢目】「居る」ことの意味

Facebookのタイムラインを眺めていたら、ある人が「居るのはつらいよ」という本をオススメしていまして。その方とは1度しかお会いしていないのだけれど、その1度というのが心理的安全性が確保された素晴らしい会でご一緒したときで。「自分はいてもいいんだ」と思えるきっかけになった、たぶんこの先何度も思い出すだろうことを確信できる神がかった日で。そんな場でご一緒した方が「居場所」というキーワードでこの本をオススメしていたので、読書不精の僕だけれど、Amazonですぐにポチったのでした。

で、先日読了したのですが。
が。

まず、この本を紹介してくれた方に心から感謝をお伝えしたいです。本当にありがとうございます。途中、涙が止まらなくて、ぼやぼやした視界の中で読み進めることが何度もあったくらいに、心を震わせられました。帯に書いてある「大感動のスペクタクル学術書」という言葉に、偽りなし。すばらしかった。ケアとはなにか。セラピーとどう違うのか。それが「居場所」にどうつながるのか。そして今、(僕だけかもしれないけれど)うすぼんやりと感じている「居心地の悪さ」や「閉塞感」の正体はなんなのか。居場所と市場経済性はどう関係するのか。たくさんのヒントがありました。「コミュニティ」っていう言葉がバズワードになりつつあるけれど、コミュニティを運営(運営っていう概念もおかしいかもしれないけれど)もしくは参加している人は、必ず読んだ方がいい本だと思います。

最近、僕の中で「対話」がキラーワードになっていまして。「ジブン」がなんで今の自分になっているのか。ひとりで内省するわけではなく、(この日記もそうだけれど)話したり表現することで「自分の外に出して認知する」ことを意識していて。そうしておぼろげながら見えてきた、自分の中にある不安だったり恐れだったりズルさだったり弱さだったりが、この本を読んでさらにハッキリと見えてきたというか。

なんでしょうね、僕、「自分はここにいていいんだ」って心の底から思えていなかったみたいで。どこかで「こんな自分なんだから、嫌なことでも我慢しなきゃ」「こんな自分が幸せになろうなんて、ただのわがまま」「この状況がお似合いだよ」って、ずっと自分に言い聞かせてきたみたいで。みたい、と書いたのは、認識できるようになったのが本当にここ2か月くらいで。それまでは全然気がついてなかったんですよ。気がついていなかったけれど、苦しさだけはあって。なんで苦しいのか、何を求めているのか、どうすればいいのか全然わからなくて。その、自分が求めているものが、この本には表現されているような気がしています。うん、文章が拙すぎて、読み返してみて全然伝わっていないけれど(笑)

なんすかね、2月20日に登壇させていただいたポジティブ転職のイベントでこんなスライド入れたんですけど。

これ、自分でつくっておいてなんですけど、ホントその通りだよなって、後から自分にじわじわきていて(笑)そうしたら、心の師匠と仰ぐ方からススメていただいた「アルケミスト」にも、ほぼ同じことが書いてあったことに、正に今日気がつき。

「傷つくのを恐れることは、実際に傷つくよりもつらいものだと、おまえの心に言ってやるがよい。夢を追求している時は、心は決して傷つかない。それは、追求の一瞬一瞬が神との出会いであり、永遠との出会いだからだ」

なんかもう、「対話」から入っていって少しずつつかめてきたことが、今やっと触れられる状態になってきて、この「居るのはつらいよ」でまたさらにハッキリと手触りを感じられたというか。そんな感覚なのです。

そして、自分を許せたことで、ほっとする部分と、腑抜けた部分があり。今、とても不思議な状態で。自分の中の「圧」みたいなものは、急激に下がってきてるのは感じていて。これが穏やかさというものなのか、腑抜けているだけなのかわからないけれども。若干、自分の熱量みたいなものがどこかにいってしまわないか不安ではあるけれども(苦笑)

でもたぶん、眉間に皺を寄せて喧々している必要はないというか。本当に、やりたいようにやればよくて、誠実に仕事して、仕事できなさそうなときにはそこそこにしておいて。でも、変わり続ける勇気は持ち続けたいなと。そう思ってます。

自分は自分だから。

やっとそう思えてきたところです、うん。足りないところを埋めるだけが成長ではないので、自分が好きなことを、大事に伸ばしていきたいなと思ってます。それはきっとわがままではないから。

…と、なんだか訳のわからない独白ですみません(苦笑)今の心境みたいなものを書いてみました。

今週末はプライベートのイベントと仕事のイベントで盛りだくさんなので、自分が大好きなことをして、それが誰かの笑顔につながるように、精いっぱい楽しんできます!

それではまた来週。

ポジティブ転職に使ったスライドはこちら↓

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