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田端大学を利用して製造業従業員から畳職人へ転身するおっさんの話

2019年、35歳のおっさんが製造業という職人気質な業界からITベンチャーへの転職をしました。
2月1日から参加、ここに至る過程には田端大学を利用させてもらったのでここまでの転職についてまとめます。

ちなみに私はどこにでもいる普通のサラリーマンです。
マーケを生業にしてるわけでもなく、製造業として作ったものを営業やマーケに売ってもらってる側、全く表に出ない社員その1です。
そんな普通のサラリーマンが田端大学をどんな形で利用してるか気になってる方。
そして35歳という日本的キャリア感だと転職ギリギリと言われるような歳で今後のキャリアに悩んでる方などに読んでもらえると幸いです。

転職経験

まず転職に関して、私は2回転職しています。
1回目は2017年1月で新卒で入り約10年務めた会社から転職。
2回目が今回の2019年です。
その2回目の転職活動を最初に始めたのが2017年の末ごろからです。
そして2回目の転職活動を2018年の3月ごろに一旦ペース落として10月ごろから再開、11月に決まって2019年2月から新職になりました。

ちなみに田端大学に入塾したのは2018年6月(一期生)です。

あれ?2回目の転職活動開始早くね?と思われた方。
ここ重要です!

職歴

本題に入る前に新職に至るまでの私の簡単な職歴です。

2006年、新卒で日系総合部品メーカーへ入社
液晶用バックライト製品開発部門のPM、構造設計、工程設計を兼務。
英語苦手だったのに中国顧客の開拓と新製品立ち上げに関わりそのストレスでビールが好きになる。

2012年、タイ工場へ赴任して量産立ち上げ担当
行ってみたら量産機種で問題が多く、組織が形骸化、属人化していたのでそこの問題解決や整理整頓を成り行きでやっていたらそれがハマりマネージャー扱いされるようになる。
そこでタイ人と向き合ったことで価値観や文化にもふれタイLOVEへ。

2017年、外資系自動車用部品メーカーへ転職
Industrial Engineerとして量産用設備立ち上げのマネジメント。
インド案件を担当したおかげで懐の深さを得たはず。

転職理由

1社目の転職理由、そしてマネージャー扱いしてもらった経緯についてはこちらにまとめてあるので読んでいただけると嬉しいです。
このタイでやってきたこと、得たことが仕事上も人としても大きな資産になっています。

2社目からの転職理由はズバリ暇すぎるから
入社して数ヶ月で周囲と話して拠点もみた上で理解したのは、全ての仕事が既存システムの中で完結しており意志を込める箇所がほとんど無い=誰でもできる=成長ないじゃん。ということでした。

マネジメント業務をするにも全てはルーティンの中なので、特に考える必要がなく、朝きたらメールのチェック、更新あればDBへ入力、無ければフォローアップで業務終了です。
なので、納期が切迫でもしない限り1日の業務が1時間強で終わってしまいます。

そうなってくると1日の大半を無駄に職場で過ごすしかないので思考が止まり廃人のような感覚へ。
実際、私はほとんどの時間をネットを漠然の眺めて過ごしてました。
緩慢な自殺とはこういうことかと…

またここから、私は決められた業務をこなすのではなく、タイの時のように問題山積みでぐちゃぐちゃな状態を直してく業務が好きなんだな。ということを理解しました。

というわけで本当に思考停止の廃人になる前に転職しようと活動へ。

転職活動初期、製造業脱却決断へ

上述より転職活動をすることになったのですが、活動してて問題が。

そもそもタイでの経歴を活かす場合に、どの職種に応募すればいいかわかりませんでした。
なぜなら組織を整理する都合上そこに関わる全ての職種に触れたものの、あくまで概念とフローの理解のためだったためどれに対しても専門性が無かったのです。
迷子です。迷い道くねくねです。

そうすると職種に関わらず管理職系を受けるしかありません。
すると次の問題が。

工場での組織整理、マネジメント経験が活かせる管理職だと、勤務地が工場必須、しかも数年ごとの転勤を飲まざるを得ない。
これから子供が学校とか通い出す中でコロコロ住む地域を変えたくない。
ましてや自分が望んで行くならまだしも会社からの指示なんて嫌だ。

ということで私は専門性が何も無いからこんなに選択肢が無いんだなぁと思うようになりました。
もともと自己肯定感が低かったこともあったんですけどね。

そんなこんなで製造業から脱却しよう、そのためにはまずは何かしら専門性付けよう。と一旦活動をやめました。

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田端大学への入塾

とはいえ、何をやったらいいのかもわからないまま漠然とプログラミング教室に通い始めたところで、田端大学のことをTwitterで知りました。
初回の案内には3つの学科が用意されており、その中の一つに「ビジネスマネジメント学科」というものがあり経歴的に得られるものあるかも?ということで即入塾しました。

実際の塾の雰囲気などは他の方が書かれてるのでここでは詳細割愛しますw
雰囲気を知る上で代表でつい先日更新された倉持さんのnoteを貼らせて頂きますー。


田端大学の利用

8月の定例会でストレングスファインダーを活用した公開キャリア相談が実施されました。

ちょうど転職軸、キャリアについて悩んでたのでそこでこの公開処刑に名乗りをあげました。
その結果がこちらです。

この時に田端さんから言われたのはこれです。

マネジメントやってきて畳む人ならスタートアップのCOOとかいいじゃん!
CEO1人じゃ想いが広がるばかりで会社もうまく行かなくて、CEOが広げるならそれを畳んで具現化するCOOもいることで会社としてうまく行くんだよ!

「専門性が無い、やばい」なんて思っててCOOなんて頭の中に無かった私にとってこれは衝撃的でした。

転職活動再開

というわけで、これ以降はCOO募集してる企業に話に行くようにしました。

そこで大活躍したのが畳み人という言葉。
大体の方から畳み人って何?と聞かれるのでそこにまつわるストーリーやどのように畳みたいかを話すると関心を持ってもらえます。

ただ、結果的にCOOとしては落ちました。

しかしながら畳み人としてのストーリーには興味を持ってもらえることが多く、もう少し事業が形になりそうになったら声かけさせてほしいなどありがたいお話をいただくことが出てきました。

今回決めた会社に関してもCOOで話聞きに行ったけど「COOとは違うけど今の状況がカオスだからそれを畳む手伝いをしてほしい」とお声がけいただいたのでそりゃ楽しそうと思い参加することにしました。

カオスって楽しいよね!

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転職活動を通して

田端大学、他の方も言われている通り自分で動かないと何も起きません。
ただ、私のようなただのサラリーマンでも一歩動いてみると変わります。

35歳からじゃおっさんだし日本じゃキャリア自体変えるのなんて大変なんじゃね?というのが幻想だというのを自身で証明するべく動いてます。

田端大学に限った話ではないんですが、何かに所属したら活用しないと勿体無いです。

所属させてもらってるんじゃないんです。
そこにいる以上少なからず自分の意志で所属してるんです。

今の会社って目的があって所属してるんですか?
それとも受かったから所属させてもらってるんですか?
そこにいるメリットって何ですか?
そもそも楽しいですか?

今のキャリアに迷ってる方は楽しいかどうかで考えてみるといいと思います。
人生一度きりですし。
ってか何なら迷ってるなら話しましょう。
楽しく畳めますよ、たぶんw

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