【五輪】ギリシャで何してたの?
やほ!
あれだけ好きだったアイセックを、やめる大きなきっかけとなった3年夏のギリシャ渡航。
今回、タイミングもタイミングということで、告知も兼ねて、投稿させていただきます。
自分の学びも、ここで改めて整理させていただけると。
国際オリンピックアカデミーとは?
国際オリンピック委員会の下部組織の1つに、国際オリンピックアカデミーという団体があります。年間を通じて様々なセッションを開催し、参加者はオリンピックに対する知見を深めています。
場所はギリシャのオリンピアにあります。
世界遺産にもなっており、成果の採火式が行われる古代オリンピア遺跡はすぐそばにあります。
そのうち、毎年5月から6月末にかけての期間のうちの2週間、
20歳から35歳を対象としたプログラム「青年セッション(Young Partcipants Session)」が開催されています。私、花本が参加したのは、2年前の第58回。1月末にESを提出し、直ぐに面接を終え、合格発表されました。
もう1人も都内の大学に通う学生が選抜されました。
3月末に事前課題を終了し、飛行機取得なども渡航直前までサポートしていただきました。コンテンツを一通り楽しんで、帰国しました。
具体的には何をやったのか?
その年ごとにメインのトピックと、スペシャルトピックが決まっています。自分が参加した時は、
メイン:ロールモデルとしてのアスリート(The Athlete as a role model)
SP:ロールモデルとして直面する挑戦や課題
(Challenges an Olympic Athletes faces as a role model)
でした。
大きくコンテンツとしては4(+1)つあり、
レクチャー/ディスカッション/ワークショップ/アクティビティ/その他
でした。
1つずつお話します。
レクチャー/Lecture
先ほどのテーマを軸に、12コマの授業を受け、オリンピックに関しての知識を深めていきました。
『古代オリンピックにおけるアスリートへのもてなし』
『オリンピック教育の上でのロールモデル』
『パラリンピアンとしてのロールモデル』など、幅広く取り扱いました。講義後の質問により、予定終了時間を1時間以上超えるほど、白熱したものもありました。
一部のセッションは、上記vimeoのストリーミングでご覧いただけます。
雰囲気等を感じていただけると幸いです。
参加者の中に、元/現役オリンピアンもおり、その方達による経験共有セッションも行われました。
若干余談ですが、宿泊時、2人以上でルームシェアするのですが、
相方がアルゼンチンの7人制ラグビーでリオ五輪代表選手でした。
また、メキシコ五輪の人種差別や、アテネオリンピックのメインスタジアムに関するドキュメンタリー番組の鑑賞、クイズ大会などもありました。
ディスカッション/Discussion
基本的に、レクチャー終了後、そのテーマにまつわる内容に関して、12のチーム(1チーム15,6人くらい)に分かれてディスカッションしました。
また、ただディスカッションするだけでなく、そのアイデアを全体の前で発表する機会も与えられました。
1チームのみ、五輪の公用語であるフランス語でしたが、
それ以外は全チーム英語。ディスカッションももちろん全編英語です。
メンバーも国籍バラバラ、文化も違うので、いい意味で最初の方の議論はかみ合わず、でした笑
ワークショップ/Workshop
任意にはなりますが、ダンス/アート/アクロバット/詩の4つのうちから1つ選んで参加できます。目的は、ディスカッショングループ以外のメンバーとのコミュニケーションの活性化と異文化理解。
超多国籍の中、気持ちを1つにして何か1つの大きな目標を達成する経験ができました。
アクティビティ/Activity
いろんなことしましたw
・スポーツをみんなでやる
("選択必修"。サッカー、バレーボール、バスケなど)
・文化紹介パフォーマンス(Social Evening.日本はなぜか2回やることに。)
・海に行く(プロフのヘッダー画像)
・日の出を丘の上から拝む
・アテネ市内見学(オリンピア移動前)
・オリンピア遺跡見学
・オリンピックデーラン*
アテネ市内は、博物館や、第1回アテネ五輪メイン競技場のPanathenaic Stadiumにも足を運びました。
毎年6/23が、国際オリンピック委員会の創設を祝う「オリンピックデー」と制定されています。会期中にそれとバッティングしたこともあり、イベントの一環としてオリンピア市の繁華街 約3キロを走りました。
Others/その他
開催期間がもろFIFA W杯ロシア大会とバッティングしていました。
セッションの合間や夕食後はIOAに1つしかないテレビに皆で釘付け。
サマータイムとの兼ね合いもあり、時差も1時間しかなかったため、見られる試合はほぼリアルタイムで観戦していました。
しかも多国籍。
そこらへんのバーに行くのとはわけが違う。
例えば韓国とドイツの女の子、普段は仲よかったのですが、この時は別。
この日ドイツが負けると、前回優勝チームが予選リーグ敗退の決まる、あとがない1試合。しかし韓国がダメ押しの2点目を決めた時は、ドイツの子は泣いて自部屋に戻ってしまいました。
ちなみに、ここで着ている日本代表のユニフォームは、行きのJALの機内販売で急遽購入しました笑
そして皆さん、ここは海外です。
夜は騒がしいです。
みんなで飲みました。ナイトバーにも行きました。
先ほどのサッカーもナイトゲームはみんなで酒を飲みながら、釘付けでした。正直、これを経験できただけでも行った価値はあったかもしれないwww
3つの大きな学び
Break the WALL→常に壁を壊し続ける
92の国と地域、160人と超多国籍の中で、自分のアイデンティティを保ちつつ、いかに相手を受容して行くか。
人種や国籍も関係ない中で、どう1つになるのかを常に考え続けていたなと感じます。
Myself→本当の意味で“自分らしく”
ただ、その中でも、日本にいるときのように「こうでないといけない」などの肩書きを取っ払ったことが精神的にも楽でしたし、新たな自分を見つけることもできました。
相当バカやってました。
日本に帰国して直後、1番嫌だったのは、
「あ〜、また日本の花本夏貴に戻らなきゃいけないのか〜」という感情にも駆られましたね笑
How to communicate
→無意識のうちに与えていたHappy
その無意識にバカやっていたことが、結果的に相手を楽しませる方向につながり、コミュニケーションも積極的にとることができました。
お前がいたから楽しかったよと言われることも多く、1番仲良くしていたメキシコの参加者からは、New Eraのメキシコ代表のキャップをいただきました。
↓こいつです。
実はそれ以外にも…
今回の留学、6月15日に出国し、まずパリでの20時間のトランジット。
コンテンツ終了後、オリンピアからアテネに再移動して、
アテネオリンピックスタジアムも見学。
かつ、帰りのトランジットもロンドンで23時間滞在。
それなりに観光もしました。
このトランジット。
宿泊費が12000円くらいと、まあそんなもんかあと何も考えずに予約したホテルが…
パリ:ハイアット リージェンシー パリ シャルル ド ゴール
ロンドン:ヒルトン ロンドン ヒースロー エアポート ホテル
今思うと、恐ろしい限りです…
っとまあ、学びだったり、
諸々の体験はこんな感じです。
2020年の東京オリンピック、そしてその先へ。
現在、日本オリンピックアカデミーでは、
今年の5月から開催される青年セッションを含め、ギリシャ・オリンピアにある国際オリンピックアカデミー主催の3つのセッションの国内選考の募集を行ってます。
興味を持ってくださった方や、オリンピックに興味のある方は、
ぜひご応募ください。
現状、なかなかこのような体験談がオープンにされていないのですが、
今回のこの記事を通じて、興味を持ってくれたり、
オリンピックへの関わり方の参考になれば幸いです。
締切は、1/29までです!あかん、明日までやん!
はなも(ん)
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