見出し画像

【大喜利のお題を選んで小話を書きなぐる4】天使の輪の意外な利用法とは?

天使の輪・・・漫画やイラストなどでよく見る、神様や天使の頭上に常に浮かんでいるきらきら輝く輪っかのことですね(世代でもないのに「ビックリマンチョコ」の図柄が思い浮かんだのは私だけだろうか)。ゲームなどで、主人公が死んでしまった時の暫定対応で付加されることもある。基本的に「この世の存在ではないもの」にしか携行できないものと認識していますが・・・

問われて改めて思うのですが、あれに対して大きな疑問を抱かず、良しとしている状況ってすごくないですか。一体あれはなんなんだ。あの形状で光り輝くものといったら、現世では丸型の蛍光灯しか思い浮かばないけれど(よく似ているのでイメージはしやすい)。日本の漫画的表現ではポピュラーなものだけど、これって世界共通なのだろうか。

記憶を辿ると、美術の教科書に出てくるような有名な宗教画でも、天使といえば頭上に輪っかを携えていたイメージなのですが・・・調べてみるとこれは「光輪」と呼ばれるもので、仏教でも似た表現があるようです。いわゆる「後光」と呼ばれるやつですね。

今では一般的になっている「天使の輪」ですが、最初は頭の上ではなく、後ろから光が射してくる「後光」のような存在だったと思われます。後光という事になると、西洋にある天使だけでなく、東洋の仏像などにもよく使われています。洋の東西を問わず、偉い人(人ではないかもしれませんが)は神々しく輝いて、見るのも眩しいような存在だったという事でしょう。

出典:「天使の輪」を発明したのは誰か?/新美ブログ

では、普通に死んだ人でも天使の輪っかが付与される表現(幽霊や死んだ主人公によくある表現)はどうなのだろう。「後光」ともなると、よほど徳の高い存在でなければ発生しないのでは・・・と思いましたが、「聖★お兄さん」に出てくるブッダは徳のあることを言った途端に屋外照明ばりに光ってたから、天国に行けるくらいの善行を重ねた人ならば、丸型の蛍光灯くらいは光るのかもしれないですね。天使や神様は輪っかだけでなく全身光ってますからね!

幽霊の場合、成仏できていないわけなのでちょっとよく分からないけれど、まだ地獄に落ちたわけではないし、特に悪い幽霊の頭には意外と輪っかは浮かんでいないイメージなので、たぶん合ってる。

そういうわけで、「天使の輪っか」の正体は神の使いとしての「後光」で、一般人の死亡でも丸型の蛍光灯くらいは光るとして。神様レベルなら周辺世帯に電力供給できるくらいのエネルギーは持っていそうですが、ここではあくまで「輪っか」とあるのと、「意外な利用法」とあるので電力供給ではちょっと短絡的ですかね。

コンサートグッズとして

アイドルのコンサートグッズでよくある、ペンライトやブレスレットへの活用はどうでしょう。高校生の頃、年に1回なけなしのお小遣いをはたいて好きなアイドルのコンサートへ行っていましたが、お金が無いから公式グッズは買えず、100均の化学発光タイプのものを使っていました。これでも十分光るのですが、天使の輪っかがあったらぜひサイリウム代わりにしたいですね。

そういう商品、ありそうだけど・・・

飛び道具的な武器として

輪っかの武器といえば「戦輪」ですね。「落第忍者乱太郎」で滝夜叉丸くんが得意とする武器です。指にひっかけて回して、敵に向かって真っすぐ投げる!切れ味抜群!!これを天使の輪っかでやられたら、相当怖いと思うんです。戦輪ってかなりのスピードで飛んできますし、それが天使の輪っかとなれば、当たったら切れるとか血が出るとかではなく、何が起こるか分からない。得体の知れなさがメンタルにけっこうなプレッシャーを与えると思う。

アウトドアグッズとして

これ一つあればIH式のコンロにもなるし、たき火の代わりにもなる。

ただ、これを携行している相手は確実に現世の存在ではないので、キャンプの同行者としては怖いのでオススメしない。いつ消えるか分からない存在とサバイバルしたくないよ・・・それなら最初から1人で行きたい。例えば、4~5人の友人たちと遊園地に遊びに来ている最中に、突然友人たちが全員消えて、自分1人だけ取り残されたとしたら、どう思う?私はそんな怖いこと絶対に想像したくないんだけど、デートや遊びの最中に、ふっとそんなことを考えてしまって1人でゾクッとしてしまうことがよくあるんです・・・ああ、何を言っているんだ私は。


「大喜利のお題」は以下のメーカーで作っています。

https://irotsuku.com/a/ho7ho9om

📅特に深い意味のない記事を毎日更新する試み

マガジン「大喜利のお題を選んで小話を書きなぐる」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?