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【大喜利のお題を選んで小話を書き殴る60】消しゴムのカスを1キロ集めると何と交換できる?

明日からまた仕事です。連休っていつも本当にあっという間で、最終日には「この2倍休めたらいいのに」って思ってしまいますが、初日にそのような心意気でいられたら良いのかもしれませんね。

さて、本日のテーマは「消しゴムのカス」です。「カス」と名づけられているくらい、一般的には使い道のないこの物体、果たしてどのような等価交換が可能なのでしょうか。

消しゴムのカスの使い道とは

資材がグラム単位で売れるということは、その資材に使い道があることを示します(空き缶、ちり紙交換、献血然り)。今回の等価交換対象である「消しゴムのカス」には、いったいどのような使い道があるというのでしょうか。

1.「ねり消し」を作る

これは、私が小学校低学年の頃に実際に日常的に試みていたことです。

消しゴムのカスをいっぱい集めて、指で練って形を作ろうとするのですが、そうして作られた「ねり消し」は黒くてカチカチで、おもちゃ屋さんで買えるような市販の「ねり消し」のような弾力や粘り気を出すことは全く叶いませんでした。

市販の「ねり消し」はこんな感じ。

正しい「ねり消し」の作り方

調べてみたところ、かなり詳しく書いてくださっている記事がありました。

この記事によると、特定の消しゴムであれば、消しカスを寝るだけで「ねり消し」は作れるそうです。なんと、そうだったのか・・・?私はきっと、使っていた消しゴムが良くなかったのですね。

基本の「ねり消し」以外にも、弾力や伸びの出し方についても解説されています。この場合は、消しゴムのカスだけではなく、糊や水などを混ぜると良いそうです。なるほど・・・皆さんも、今からでも作り直してみませんか?

2.「消しゴム」を作る

色々調べてみたところ、「消しゴムのカス」から「消しゴム」を生み出すというアイデアをいくつか見つけました。もしもこれが実現すれば、「消しゴム」製造の半永久機関が作れてしまうことになります。「消しゴムのカス」を加熱すると「消しゴム」になるのではないか?という仮説からの実験に果敢にチャレンジされている方の動画がありましたので、貼っときますね。

この動画では最後まで「消しカス」から「消しゴム」の謎は解明されないのに、承知の上なのかそれに対して最後までとても冷静なコメントをされているところが印象的でした。

もしも「消しカス」から「消しゴム」が生成できるのであれば、その「消しゴム」は究極のリサイクルグッズと言えそうです。

3.消しカス掃除用のグッズを使うため

いつの時代も「カス」が出るなら「カス入れ」といった「掃除用具」が存在してきました。それは対象が「消しゴムのカス」であったとしても同じこと・・・この世には「消しカスクリーナー」というジャンルの商品が存在するのです。

こうした「消しカスクリーナー」の商品はたいてい、小さな子どもが夢中になってしまうようなギミックが施されていました。

例えばこれ。車を走らせると消しゴムが取れる!小さい頃にめっちゃ欲しかったんですよねー!こういうの!

こういうのもあるようです。

私は在宅勤務でも自分の部屋があるのであまり気に留めていませんが、やはり消しゴムのカスは掃除しておくにこしたことがないのです。特にリビングなどの食事をするスペースに「消しゴムのカス」があるのはいただけません。後のことを考えて、「消しカス」を作ってしまった場所はキレイに掃除しておきましょう。

4.アート作品作りの材料として

「ねり消し」で素晴らしいアート作品を作り上げる猛者たちもいるようです!詳しくはこちらの記事をご覧ください!

なんともはや・・・凝りに凝られた(練に練られたともいう?)作品群は、どれも非常に繊細な仕上がりで、細かい作業にかなりの時間を要したに違いありません(お手製の「ねり消し」はすぐに硬くなってひび割れたりするので、キレイに造形するのは相当な根気が必要と感じます)。

1.でも書いたように、私にも「ねり消し」づくりに夢中になっていた頃があり、その頃は「ねり消し」で創作活動をしてみたいと思ったこともありました。しかし、ある程度の大きさがある、凝ったデザインの作品を残すには、消しカス生産量と、個人の造形スキルの両方が必要です。

造形スキル以前に、材料となる「消しカス」を作品作りに必要な分だけ用意するのは想像以上にしんどいです(めっちゃ頑張って消しカスを増やしても、いざ固形にするとまったく量が出てきません)。こうした作品作りに従事したい人たちにとって、「消しカス」のグラム販売は渡りに船です。きっと重宝されるはず。

さて、想定できる「消しカス」活用法の選択肢は出したので、そろそろ結論に移りたいと思います。

消しゴムのカスを1キロ集めると何と交換できる?

・1キロのねり消し、または消しゴム(等価交換)

・現金(ねり消しによる作品が売れた場合のマージン契約)

1キロの消しゴムで消せるだけの面積を持つ部屋(消しカスを準備するのにこれだけの広さに消しゴムを使ったのだという証)

うーん、この中では3番目がいいですね。

自分の成果を明確に可視化してもらえるという点では、ある意味正当な評価をするための表現方法とも思えます。

しかし、「これだけの広さの汚れを消さないといけないのか?」という圧も感じてしまいそうなので、ドMの人しか向いていなさそうですが・・・。

そもそも約1キロの消しカス集めというタスクが、ドMな人向きなのですよね。やってみたいと思えないもんなあ・・・。


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